(モバイルでは端末を横長にしてご覧ください)
(iPhoneなどで端末を横長にして画面の左側にブックマークなどの表示が出る場合は
画面最上部のアドレスバーの左側の青くなっているブック(本)のマークのアイコンをクリックすると消えます)
イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
はじめに
あなたは「ヴァイオリンをもっと美しく奏でたい」「豊かな表現力を身につけたい」
その望みを叶える鍵は、弓を操る右手にあります。右手、つまり運弓(ボーイング)
は単に弓を動かすだけでなく、音楽に命を吹き込むいわば魔法の杖のようなもの。
名ヴァイオリニストのパガニーニの運弓や、かつて私が指導を仰いだ際の名奏者
シェリング先生の言葉には「右手の奥義」ともいうべき重要なヒントが隠されて
います。
正しい運弓は、楽器を存分に響かせ、楽器から多彩な音色を引き出し、表現豊かな
演奏を可能にしてくれます。また、さまざまな運弓テクニックを習得することで、
音楽表現の幅も大きく広がります。運弓をマスターすれば、美しい音色を奏でる喜び
「右手の奥義」とは、単にテクニックを学ぶことではありません。技術習得の域を
超えて、楽器との対話を深め、音楽と一体になるための理解を深めることです。
単なる動作としての運弓に留まらず、その先にある音楽表現の核を目指すことです。
ここに、名手による「右手の奥義」を紹介します。
右手の奥義:「ステッキの頭に結ばれたハンカチーフ」
名ヴァイオリニスト、パガニーニの運弓について後世の評論家は、「ステッキの頭に
結ばれたハンカチーフのような運弓」がなければ彼の作品は演奏できなかっただろう
と評しています。
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの名手シェリング先生には
私も直接教えを請いましたが、運弓について「弓が弦の上を動いていて、それでは
ギリシャのヴァイオリン教師デュニースは、運弓技術を一覧表として体系化し、
デタシェを基点に奏法を段階的に示しています。
基礎技術を学ぶことと、各技術の相互関係を理解することで、豊かな響きを生み出す
運弓が身につくのです。
The Artist's Technique of Violin Playing Op.12
by DEMETRIUS CONSTANTINE DOUNIS
上記のパガニーニ、シェリング先生、デュニースの教えには共通点があるのですが、
何かお分かりになりましたでしょうか?
パガニーニの「ハンカチーフのような運弓」は、弦の自然な振動を引き出し、
シェリング先生の「弓に手を添える感覚」は、弦の自由な振動を促すことで、
デュニースの体系的な技術分類は、デタシェを基点にリズムの律動を深め、
名手たちのアプローチは、音色を追求するためには「豊かに響かせる」ことが
いかに大切かを私たちに示してくれています。
「右手の奥義」を学ぶその前に
ヴァイオリンを豊かに響かせる「右手の奥義」を追求する前に、ぜひ知ってほしい
ことがあります。
ヴァイオリンは、もとより、音の響きの中にある微妙な凹凸による響きの違いを
聴き分けることで、正確な音程と美しい音色が出せるように作られている楽器です。
響きの豊かさは、それだけ正確な音程と美しい音色へとつながります。そして、
弦の振動は音の響きに直結するため、豊かな響きのためには、いかに弦を振動させ
られるかが鍵となります。
「右手の奥義」を学ぶ前に、まず、ヴァイオリンという楽器の成り立ちや構造を
理解することで、楽器が発する音の響きにいっそう意識が向き、その先にはより深く
おわりに
ヴァイオリンを美しい音で表現豊かに演奏するためには、音を豊かに響かせる
「右手の奥義」が欠かせません。
当教室では、パガニーニへの評論やシェリング先生から直接学んだ言葉を大切にし、
演奏技術のみならず、ヴァイオリンという楽器そのものへの卓越した知識を備えた
指導者が、豊かに響くヴァイオリンの音作りを丁寧に指導しています。
「響きへの探究」を通して、ヴァイオリン本来の奏法に基づく正しい音程の美しい
音を朗々と響かせ、技術習得の域を超えた豊かな音楽を奏でたい方、また、
音の響かせ方がわからない方、音程や音色に不安のある方、なかなか上達が感じられ
ない方、確実な成果を求める方は、今すぐ当教室で学んでみませんか?
レッスンのお申込みはこちらから
(下掲のボックスでブログ(サイト)内の検索ができます)
このブログの文章・画像・その他のコンテンツを含む一切の転載をお断りいたします
カテゴリ: 究極のヴァイオリン奏法