驚異!あなたは本当にヴァイオリンの音程を正確に取れていますか?

「あなたは本当ヴァイオリン音程正確に取れていますか?」

 と問われたら、あなたはどんな答えを返しますか?

本当に上達したい方のためのヴァイオリン教室です ヴァイオリン教室 バイオリンレッスン

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

 

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

 

もしも

 「あなたは本当ヴァイオリン音程正確に取れていますか?」と問われたら、

 あなたはどんな答えを返しますか?

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

実は

 この問いは、初心者だけでなく、むしろ上級者や専門家にこそ、

 投げかけたいものなのです

そして

 その問いに対する答えは、感覚的な音の高低などによるものではなく

 計算式を用いて論理的にも説明することができるのです

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

是非とも

 この記事を最後までお読みいただき、その後でもう一度、自らに

 「あなたは本当ヴァイオリン音程正確に取れていますか?」と

 問いかけてみてください。

この記事が

 あなた自身のヴァイオリン演奏を見つめ直すきっかけや

 現在のヴァイオリンレッスンについて一考の機会となれば幸いです


 

ということ

 「あなたは本当ヴァイオリン音程正確に取れていますか?」という問いは

 何となく感覚的にこれくらい…といった曖昧なものではなく

 ヴァイオリン音程には

 【定まる音程と言えるものと

 定める音程と言えるものがあることを2つの譜例から説明したいと思います

 

最初に、下掲は

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 モーツァルト/ヴァイオリン協奏第5番『トルコ風』第一楽章のソロ冒頭です

 この冒頭の音を構成する

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の3つの音における音程


ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

として同一の青い矢印で示したように


 この3つの音の音程の幅は短3度と長3度で異なるものの

 その間の音は音程比率の間隔としては中間に位置すること

 計算上でも確認できます。

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

(上掲の計算では

 完全5度 の音程比率が 2:3

 完全8度 の音程比率が 1:2

 短 3度 の音程比率が 5:6

 長 3度 の音程比率が 4:5 であることを用いています

このように

 下の音である

 

 

 上の音である

 

 

 

 間の音である

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からも

 

 

 

からも

 

  

音程比率の間隔では

中間に位置することから


 [定まる音程とも言うことができ

 それはまるで「ニュートンのゆりかご」において間に挟まれた金属球が

 定められた位置に収まっている光景を連想させられます。

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次に、下掲は

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 マスネ/タイスの瞑想の冒頭です

 この冒頭の音を構成する

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

の3つの音における音程について


 既出の

 モーツァルト/ヴァイオリン協奏第5番『トルコ風』第一楽章のソロ冒頭との

 比較のために


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の音を

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として1オクターブ上げて


 3度の音程の配列になるように下の音から順番に並べ直してみると

 ということ


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となり

この3つの音における音程



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として同一の青い矢印で示したように


 この3つの音の音程の幅は短3度と長3度で異なるものの

 その間の音は音程比率の間隔としては中間に位置すること

 計算上でも確認できます。

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

(上掲の計算でも

 完全5度 の音程比率が 2:3

 完全8度 の音程比率が 1:2

 短 3度 の音程比率が 5:6

 長 3度 の音程比率が 4:5 であることを用いています

しかし

 ここでは、はたしてそのような音程の取り方でよいものでしょうか?

というのは

 上掲の計算式で示した譜例における

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の音は

 

 

の音を

 

  

すなわち

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の音から興していることから

 

 

 

 

 

として


 開放弦のレの音と重音で弾いた時には当然調和しますが

 メロディーとしては明らかに低く、調子外れに聴こえてしまいます

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の音を

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というように


 (音符の位置を上下させてイメージを表現しています

 メロディーとしてのファ♯は少し高い音程取る必要があり

 その場合の計算式は以下のようになります。

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(上掲の計算では

 完全5度 の音程比率が 2:3

 完全4度 の音程比率が 3:4 であることを用いています

一方

 当初求めたレの音から興したファ♯の音程計算式は以下になります。

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(上掲の計算では

 完全5度 の音程比率が 2:3

 完全8度 の音程比率が 1:2

 長 3度 の音程比率が 4:5 であることを用いています

このことから

 ファ♯には2種類の音程があることがわかります。

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

(上掲の計算では

 完全5度 の音程比率が 2:3

 完全8度 の音程比率が 1:2

 長 3度 の音程比率が 4:5

 完全4度 の音程比率が 3:4 であることを用いています

そして

 メロディーとしてのファ♯は少し高い音程取ることにより自然に聴こえますが

 以下の赤い矢印示すようにこの場合は間の音は音程比率の間隔としては

 中間でなくなります。

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このように

 下の音である

 

 

 上の音である

  

 

 間の音である

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からも

 

 

からも

  

 

 

音程比率の間隔では

中間から少し高く位置することから


 定める音程とも言うことができ

 それはまるで「ニュートンのゆりかご」において端にある金属球が

 定められた位置から少し外側に弾き出されている光景を連想させられます。

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ここで

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の音は

 

 

  

の音も

 

 

の音は

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 として開放弦の共鳴音によって音程が定められ、それ以外の音では、

 響きの凹凸により認識される響くポイントの[](つぼ ツボ)によって

 音程確定することができます。

つまり

 重音と分数計算によって示した音程の取り方は、文字で伝えるためであり

 『ヴァイオリンの[音階練習]で留意すべき2つのポイントとは?』など

 このブログでも繰り返し書いているように

 ヴァイオリンの正しい音程は、開放弦の共鳴音に留まらない総ての音で

 響きの凹凸から響くポイントの[](つぼ ツボ)で取るのであって

 上記の

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の音で


 さらにあと数種類ある音程についても響くポイントの]で認識できるです

そして

 演奏の際には、同じ音に複数存在する響くポイントの]の中から音に応じて

 最も適切なものを選択することから「音楽の前後関係で音程が変わる」のであって

 響くポイントの[]を無視した野放図な音程の取り方をしたのでは

 ヴァイオリン本来の輝かしい演奏とは対照的な調子外れの演奏となってしまいます

また

 同じ音に複数存在する響くポイントの]の中から音に応じて最も適切なものを

 選択する際に、どれを採用するのかは奏者により異なることから「音程も表現であり

 個性が現れる」のであって、響くポイントの[]を無視した恣意的な音程の取り方

 をしたのでは、表現や個性どころの話ではなくなってしまいます

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それに

 『ヴァイオリンで、

  誰もが必ず上達する方法を、誰もが必ず見落としている!?』で書いたように

 「ヴァイオリンを正しい音程で弾けるようになりたい」

 「ヴァイオリンを綺麗な音で奏でたい」

 「ビブラート正しい掛け方を学びたい」はそれぞれ別の目的と捉えられますが、

 正しい音程は、響くポイントの[]を認識し選択する手法を学ぶことであり

 綺麗な音 は、響くポイントの[]で奏でることで綺麗な音となるのであり

 ビブラートも、既述の[]を中心に僅かにずらし響きの濃淡から音を遠達させる

 ことから、いずれの場合も、その音が最も響くポイントである[](つぼ ツボ

 について学ぶという点は必須で同一なものとなるのです

なかでも

 演奏する音数が多い上級者や専門家であるほど、響くポイントの[]を学ぶこと

 演奏への影響は計り知れないものがあります。

さらに

 『驚きの事実!市中で教えられているヴァイオリンの音程の取り方は

 全く間違っている?!』などの記事にも書いたように

 短歌、詩、随筆、小説…などの何れにおいても文学として書くためには

 日本語ならではの文字の書き方がわからなければ話にならないように

 小品、ソナタ、協奏…などの何れにおいても音楽として弾くためには

 ヴァイオリンならではの音程の取り方がわからなければ話にならないはずです

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そして

 『[ヘリコプター]と[壺]

  ヴァイオリンで正しい音程さえ取れれば、あとは自在に音楽を奏でるだけ♪

 として書いたまさに記事のタイトルにあるように

 ヴァイオリンで正しい音程さえ取れれば、あとは自在に音楽を奏でるだけなのです。

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だからこそ

 私が知ることが出来た世界的なヴァイオリニスト達の練習方法をみても

 その全員が、どのような時も、どのようなにおいても、まずは

 ゆぅ~~~っくりと、一音いちおん弾いて練習

 ユゥ~~~ックリと、一音いちおん確認しながら弾き

 ゆぅ~~~っくりと、一音いちおん「拍節の[]」に向かって音を並べつつ

 ユゥ~~~ックリと、一音いちおん音程の[]」を確認しながら弾くという

 拍節においても音程においても常に](つぼ ツボ)を意識し目指し確認

 ながら復習っていたのです。

(「拍節の[壺]」については

 『一流満倍!? 正しい音程で速く弾けるヴァイオリン演奏

 「音程の[壺]」については

 『ヴァイオリンの「弦の寿命」と「正しい音程」“線香花火音感”の正体

 をご覧ください)

そして

 世界的名奏者の方々のみならず、私たちもそのように復習うことで

 『ヴァイオリン学習者が確実かつ急速に上達する指導を巡る3つの思い』にも

 書いたように、「正しい音程」の「美しい音」で「朗々と響く」ようになるので

 楽器もどんどん、どんどん、よく鳴るようになり

 演奏もどんどん、どんどん、上手に聴こえるようになり

 その結果[上達のワープ]ともいえるような急速な上達につながるのです

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ところが

   『決定的な誤解!ヴァイオリンの音程は[改善]ではなく[開栓]するもの!

 で書いたように

 ヴァイオリンは、その音程を「響くポイントの[壺]で取る」という本来の奏法を

 [当然]学び知り奏でる人達によって教えられてきたところ、他の分野と同様、

 [当然]とされることは敢えて語られないために、ヴァイオリン愛好者の急増や

 教育機関の乱立などにより、そうした[当然]を伝えてもらえなかった学習者が

 粗製濫造されてしまいました。

その結果

 ヴァイオリン音程は、開放弦の共鳴音に留まらない総ての音で響きの凹凸から響く

 ポイントの[](つぼ ツボ)で正しい音程が取れるという本来奏法が忘れられ

 そうした響きの凹凸が測れないチューナー音程を取ってみたり

 そうした響きの凹凸を聴くことと無関係な、頭の中の音、歌ってみる、左手

 姿勢を直す、ピアノを叩いて音程取る、などのやり方が蔓延してしまいました。

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

そうしたこともあり

 私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように

 趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、

 指導者(ヴァイオリンの先生)までもが、ヴァイオリン演奏の総てに直結する

 ヴァイオリン本来奏法学びに来ています

特に

 指導者の方々(ヴァイオリン先生方)においては

 人はとかく自分の経験したことを当然だと思い込む傾向が強いうえに

 人はさらに自分の信奉することを絶対だと決め込む傾向が強いことから

 自分が習い信じたことを生徒に教えてしまっていた指導の見直し

 修正の機会になってくれていることは、私としては望外の喜びです

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ということ

 この記事は、決して初心者向けではなく、むしろ上級者や専門家にこそ

 学んで欲しいと願わずにはいられないとして書いたものなのです

 


 

このように

 ヴァイオリン音程は、開放弦の共鳴に留まらず響きの凹凸による

 響くポイントの[]により総て正確音程奏でることができ、

 その音程の相互関係から

 【定まる音程と言えるものや

 定める音程と言えるものがあることを示しました。

そして

 音程取る際は、響くポイントの[]を無視した野放図で恣意的なものではなく

 同じ音に複数存在する響くポイントの[]の中から音に応じて最も適切なものを

 選択する必要があり、その際にどの[]を選択するのかは奏者に委ねられている

 ことから、音程は表現になるのであり、音程に個性が現れるのです

 

はたして

 ここまで読んでいただいたあなたに、再度尋ねます。

 「あなたは本当ヴァイオリン音程正確に取れていますか?」

ヴァイオリン バイオリン 音程 響き 定める 教室 レッスン 選択 表現 個性

 

よろしければ、こちらもご覧ください。


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