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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
ヴァイオリンで音程を正確に取ることは、初心者向けの基礎技術と思われがちです。
しかし、実はその先に演奏の真髄へとつながる無限の可能性が広がっているのです。
音程を正確に捉え響きを深く聴き取ることで、いっそう高度な表現力と自由な演奏を
手に入れることができます。上級者ほど、この過程が現在の技術を次の次元へと
引き上げるための鍵であるといえるでしょう。
ヴァイオリンの音程は、物理的な調和と倍音構造の法則に基づいて定まるもので、
恣意的に選べるものではありません。この物理的に定まった音程の選択肢から
適切な音を選ぶことで音楽が自然な響きを持ち、聴衆に深い感動を与えることが
できます。
反対に、物理法則に背いて音程を恣意的に設定すると、響きが不安定となり、
音楽全体の完成度が損なわれてしまいます。
音程の適切な選択は、演奏者の個性や独自の表現を引き出すための基盤となります。
音程と音楽的自由の関係性
多くの上級者は「自由な表現」を大切にしていますが、実は「音程の精度」が
その表現の幅をさらに広げることに気づいている人はそう多くはありません。
音程を正確に取ることによって、響きがより安定し、即興的な表現の自由度や
多彩な音色の変化が可能になります。音程の精度は、単なる技術ではなく、
より豊かな音楽的自由へとつながる重要な要素でもあるのです。
「自分の音程は完璧だ」と感じている上級者にこそ、「音程」を再定義する視点が
それまで慣習的に行っていたやり方を見直し、ヴァイオリン本来の奏法に根差した
音程の取り方をすることで、より繊細なニュアンスを見つけることができたり、
音程に自信のある上級者やプロの奏者も、知らず知らずのうちに音程の微細なズレが
演奏の完成度に影響を与えていることがあります。この微細なズレに気づき、音程の
精度を再構築することが、プロフェッショナルな演奏の完成度を高めるのです。
音程は基礎でありながら、再構築することで新たな学びや進化が得られます。
音程が生む表現力
音程への意識を深めることで、ヴァイオリンの音色はただ心地よい響きから、
演奏者の内面的な表現が聴衆に伝わる力強い音楽へと昇華します。
正確な音程に支えられた表現力は、単なる技術の習得を超え、心に響く音楽を
生み出す道しるべとなるでしょう。
私の教室では、音程の奥深さを追求し、音楽の本質に迫る指導を行っています。
音程に再び焦点を当てることで、演奏の質は飛躍的に向上し、他の技術も自然と
磨かれていきます。
上級者やプロの方々こそ、この音程への意識を再確認し、次元の異なる演奏に
到達するために、さらなる高みを目指していただければと思います。
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カテゴリ: 究極のヴァイオリン奏法