走馬看過!? ヴァイオリンの音程の取り方に気づかない

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

私はつい最近まで、とんでもない勘違いをしていました。

それは

 どうして街中のヴァイオリン先生は、音程の取り方教えないのだろう?

 そうした先生ヴァイオリン音程の取り方は面倒だから教えないのか?

 そう思っていました。

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けれども

 それは、とんでもない勘違いで、なにも街中の先生だけでなく、音大の教授や

 プロまでもが、あろうことヴァイオリン音程の取り方知らないという事実に

 気づいたのです

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それはまさに

 『美しい海と海岸を取り戻す

  ヴァイオリンは正しい音程の[壺]で奏でると、美しい音が朗々と響くの記事の

 タイトル通りのことが忘れられてしまったことが原因でした。 

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その結果

 ヴァイオリン正しい音程を示す[]の存在が忘れ去られ、

 そうした]に言及していない

 「的はずれ」(まとはずれ)というよりも

 「ずれ」(つぼずれ)な指導と練習が横行してしまっているのです

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さらには

 「音程だけ正しくてもしょぼい音では仕方がない」と、音程音色を分けて論じたり

 そうした]を探せないチューナー指導練習に使用する者まで出現しました。

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けれども

 ヴァイオリン音程の[]を探せないチューナーを使い続けていると

 ヴァイオリン音程の[]を探し出して正しい音程美しい音奏でるという

 人が本来している感覚が破壊されてしまうのです

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そうしたなか、数年前

 1つには、上記の[]と同じような出来事と、

 1つには、[]について少しだけ明るい希望を抱く出来事がありました。

その前者は

 狛江教室からやや離れた場所に機材を運搬してリハーサルを行う必要があった際、

 朝方の運搬ということでタクシーが捕まらないことが危惧されたことから

 生徒さんがアプリで細かい場所の説明を添えて予約してくれたことがありました。

ところが

 その当日、アプリでは到着したことになっているタクシーが見当たらず、慌てて

 周囲を探したところ、数百m先に予約したタクシーが止まっていました。

そして

 機材が重く運べないため、そのタクシーにこちらに来てくれるよう手招きするも

 その運転手は頑として車を移動させないので、引き続き懸命に手招きすると

 ようやくこちらに来てくれて、「GPSでは、あそこだった」と言われた時には

 唖然としてしまいましたが、今となっては笑い話です(笑)

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(そのタクシー…一応ぼかしをかけてみました(笑))

しかし

 GPSで表示されているからと、手招きしている客の所には向かわないというのは

 チューナー音程を取り、美しい音が鳴る所の[]では音程を取っていないのと

 同じように感じました。

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

それに

 『“音程が悪い” のではなく “音程の取り方を知らない” のでは?

 で書いたように

 ヴァイオリンの音程はヴァイオリンの響きを聴けばわかるのに

 ヴァイオリン音程の取り方を知らず、響きも聴かずにチューナー…などという

 そんな有様では音程が何時までも正しく取れない…というより音を外し続けますが

 それは恰も

 車の進行方向は車の正面を見ればわかるのに

 車のハンドルによる操作方法が解らず、正面も見ないでGPS…というのと同じで

 そんな有様では運転が何時までも正しくできない…というより事故を起こします。

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そして後者は

 ヴァイオリン音階に関する著作で有名な先生に師事してもなお、ヴァイオリン

 の音程の取り方が習えなかった…として、自身もヴァイオリンを教えている先生

 私のところに習いに来たことです

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

(その音階の著作に一応ぼかしをかけてみましたが…(笑))

けれども

 音階の著作で有名な先生に師事しても、音程の取り方習えなかったというのは、

 私にしてみれば、むしろ当然のことのように感じました。

何故なら

 『サイモン・フィッシャー/スケールズ

 『小野アンナ/ヴァイオリン音階教本』 

 『カール・フレッシュ/スケールシステム』のページでも書いたように

 音階教本においては

 ヴァイオリンをヴァイオリンとして奏でるための音形が並んでいるだけで

 ヴァイオリンヴァイオリンとして奏でるための音程の取り方練習方法

 書かれていないため、音階教本をいくら学んでみたところで、ヴァイオリン

 音程の取り方それ自体は学べないからです

そして

 上記の生徒さんは、ヴァイオリン正しい音程の[]を教える私のレッスン

 ヴァイオリン正しい音程の[]で奏でると、美しい音が朗々と響くということ

 わかるようになり、引き続き[]を確実に捉える指導受け続けること

 ヴァイオリン正しい音程美しい音で朗々と奏でられるようになってきています

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

ところが

 『不失正鵠 ヴァイオリンの練習と演奏で常に目指し行うべきこと

 で書いたように[正鵠]としてのヴァイオリンの音程の[壺]について

 「不失正鵠」=[正鵠]を“不失”失わないどころではなく

 「不知正鵠」=[正鵠]を“不知”知らない指導者?も少なくないばかりか 

 とりあえず弾き通す…ということをさせてしまっている者も居たりします。

(なお

 上記記事中でも書いたように

 「不失正鵠」という言葉はありますが

 「不知正鵠」というのは私の勝手な造語です

そして

 一音いちおんしっかりと狙いながら学び重ね奏でることもせずに弾き通すのは

 的(まと)を狙わず行き成り流鏑馬(やぶさめ)をしているようなもので

 ヴァイオリン音程は[]に当たっているか?外れているか?の二択なのに

 ヴァイオリン音程の精度を徐々に改善する…などという戯言を宣う人が

 指導者?の中にまで現れる事態に陥ってしまっているのです

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

つまり

 走馬看花(馬を走らせて花を看みる)

 物事の表面だけをいいかげんに見て、本質を理解しない…どころではなく

 走馬看過(馬を走らせて花を見過ごす)

 物事の表面だけをいいかげんに見て、本質の存在すらさえ知ろうとしないのです

(なおこれも

 「走馬看花」という言葉はありますが

 「走馬看過」というのは私の勝手な造語です

とはいえ

 『文字の書き方も習わずに文章を綴る?

  あなたのヴァイオリンが上達しない決定的な理由』をはじめとして

 このブログで何度も書いているように

 短歌、詩、随筆、小説…などと、何れにしても文学として書くためには

 日本語ならではの文字の書き方がわからなければ話にならないように

 小品、ソナタ、協奏…などと、何れにしても音楽として弾くためには

 ヴァイオリンならではの音程の取り方がわからなければ話にならないと

 いうことは、誰が考えてもすぐにわかるです

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

けれども

 その発言の見解には諸説あるようですが、ユリウス・カエサルが言ったとされる

 「人間ならば誰にでも、現実の全てが見えるわけではない。

  多くの人たちは、見たいと欲する現実しか見ていない。」のように

 「人は見たいものしか見ない」ということがあるようです

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それゆえに

 『ヴァイオリンの「弦の寿命」と「正しい音程」“線香花火音感”の正体』で書いた

 「正しい音程」の判断方法も、かつてはヴァイオリンの関係者であれば

 誰もが知る当然の判断方法であったにもかかわらず、現在ではそれを知る者が減り

 やれ、チューナーを使って…ですとか

 やれ、ピアノを叩いてみて…ですとか

 やれ、歌ってみる…ですとか

 やれ、頭の中の音…ですとか

 さらには、主音からの音程ですとか

 あるいは、開放弦から興す…ですとか

 はては、純正律がどうこう…ですとか

 さらに、ピタゴラス音律が…などと宣っている人は、そうした考え方を

 切り替えられないのも、仕方がないことのなのかもしれません。

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

とはいうものの

 走馬看花は勿論、走馬看過もやめて

 下馬看花ならぬ、下馬看として

 ヴァイオリン音程の[]の存在に一人でも多くの人が気づいてくれる

 ことを願わずには居られません。

(なおこれも

 「下馬看花」という言葉はありますが

 「下馬看」というのは私の勝手な造語です

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

そうしたことから

 「ヴァイオリン正しい音程の[]で奏でると、美しい音が朗々と響く」

 この事実は、たとえ忘れ去られることがあっても、揺るぎのない真実であり

 このことに、どうか一人でも多くの人に気づいて欲しい…と願いながら

 今日もこの記事を書いています

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

そして

 その[壺]を踏まえることさえできるようになれば

 ヴァイオリンを、正しい音程の美しい音で朗々と奏でられるようになり、また

 『一流満倍!? 正しい音程で速く弾けるヴァイオリン演奏』で書いたように

 ヴァイオリンを、正しい音程で速く弾けるようにもなれるのです。 

ヴァイオリン 正しい音程 美しい音 レッスン バイオリン 教室

であればこそ私は

 趣味で習う一般の方だけでなく、専門家を目指す方や

 音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンにおいても

 ヴァイオリンは音程の[壺]を探すことで正しい音程で弾けることや

 ヴァイオリンは正しい音程で弾くと、美しい音が朗々と響くことに加え

 ヴァイオリンの名の数々を、正しい音程美しい音奏でること

 引き出されるヴァイオリン本来の魅力と素晴らしさを、今後もレッスン

 一人でも多くの方に伝え続けていきたいと思っています

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