『裸の王様』にならないために  ヴァイオリンの重音練習で必ず身につけるべき第三の音とは

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

(この記事および以下の記事は何れも
 ヴァイオリンの音程の取り方を学ぶ重要性について書いたものです)

 『『幸せの青い鳥』
   ヴァイオリンを「正確な音程」の「美しい音」で朗々と奏でる

 『『シンデレラ』に学ぶヴァイオリン
   正しい音程の美しい音でハッピーエンドな演奏をするには?

 『『ブレーメンの音楽隊』
   ヴァイオリンの重音における響きの豊かさ

 『『赤ずきん』に学ぶ
   ヴァイオリンの正しい音程の取り方を習うことの大切さ

 『『みにくいアヒルの子』のようなバイオリン教室でこそ
   正しい音程の美しい演奏ができるようになる理由

 『『三匹の子豚』に学ぶ、
   確実なヴァイオリンの演奏技術を習得できるレッスンとは?

 『『アリがキリギリス』に気づかない?!
   ヴァイオリン学習の盲点 それは音程の取り方

 『『甘い葡萄』ヴァイオリンを正しい音程の美しい音で朗々と奏でる
 『『ハーメルンの笛吹き男』に想う
   ヴァイオリンの正しい指導と学習の大切さ

 『『ヘンゼルとグレーテル』に想う、
   ヴァイオリンにおけるそもそも論

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   ヴァイオリンを正しい音程の美しい音で朗々と奏でる

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    最重要課題

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 『『ピュグマリオーン』に想う、ヴァイオリンの練習で目指すべきこと
 『『不思議の国のアリス』‎に想う、
   ヴァイオリンの本来の奏法を知らず習わずわからない人達

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 『エピクテトスの教えに従い、
   ヴァイオリンを「正しい音程」の「美しい音」で「朗々と奏でる」

 『『賢者の贈り物』に想う、
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 『『アリババと四十人の盗賊』に想う、
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  KAYSER 36 ETUDES(カイザー ヴァイオリン練習曲)第1番冒頭
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  ヴァイオリンの本当の音階練習 音程の取り方

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 『[睡眠]とヴァイオリンの練習に必要なものは[量]より[質]!
  IMPORTANT 
 『決定的な誤解!
  ヴァイオリンの音程は[改善]ではなく[開栓]するもの!

 『驚きの事実!市中で教えられているヴァイオリンの音程の取り方は
   全く間違っている?!

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

アンデルセンの童話で有名な『裸の王様』では

 高慢な王様が詐欺師に騙され、見えない服を着ることになるものの

 実際には裸のままでパレードを行うなか、一人の少年が

 「王様は裸だ!」と叫び、人々は王様の愚かさを笑います。

ところが

 ヴァイオリンの学習者にあっては、決して高慢 …ということではないうえに

 ヴァイオリン指導者にあっては、殆どは騙そう…ということではないとしても

 まさに王様が詐欺師に騙され、裸のままであるのと同じ状況に陥っていること

 気づいていない事例があるのです

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

それは

 例えばC majorの

 3度の重音音階練習では

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 6度の重音音階練習では

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 オクターブの重音音階練習では

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 といった音での音階練習です

その際

 そうしたC majorの

 3度の重音音階練習では

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 6度の重音音階練習では

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 オクターブの重音音階練習では

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 という

 黒い音符で示した音が聴こえてくると、それが正しい音階練習と言えるのです

と掲げると

 3度、6度、オクターブの重音音階練習を行う場合は

 殆どの場合で、二音による二重和音で練習するものであって

 上掲のように、三音による三重和音で練習したりしない…と言われそうです

けれども

 それぞれの二つの重音の下部に示された三つ目の音こそが 

 ヴァイオリンにおいて、正しい音程演奏することで響かせられる[差音]で

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室
ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室
ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 上掲の音階練習以外でも、ヴァイオリンにおける重音演奏では[差音]も含めた

 芳醇な響きも伴うことで、ヴァイオリン音色の美しさが際立つとともに

 ヴァイオリンならではの魅力的な演奏となるのです

そして

 [差音]こそは、弦の状態や寿命にかかわらず2音を一定の音程奏でると生じ

 [差音]こそは、それを響かせるために左手右手技術を求められるとともに

 [差音]こそが、[重音]の音程の正しさを規定し判断する手がかりであり

 ヴァイオリン指導者が基本的な音階練習指導する際、必ず教えるべき音であり

 ヴァイオリンの学習者が基本的な音階練習を行う際には、必ず聴くべき音です。

ですから

 ヴァイオリンの学習者の多くは、先生が音大卒やプロ奏者というだけで

 その先生指導正しい…などと思い込んでしまう人も居るようですが、

 その先生は楽歴と肩書きが尤もらしいだけでヴァイオリン指導しているのか?

 その先生は確かな技術正しい知識をもってヴァイオリン指導しているのか?

 ということが、この[差音]を含めて重音練習されているか否かで明確に判断できて

 しまえる点で、重音練習は恐ろしい課題だとも言えます。

その際

 『『ブレーメンの音楽隊』ヴァイオリンの重音における響きの豊かさ』では

 パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)第9番での[差音]の例を示しましたが

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 既掲のように初心者が行う基本的な音階練習の段階で[差音]は指導されるもので

 ヴァイオリンに内在する響くポイントの[]で奏でる本来奏法においては

 第一にその[]から[単音]ではなく重音]としての音程を道標として選び取り

 第二にその[]での[重音]で生じる[差音]の響きで正誤が確認されます。

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

にもかかわらず

 ヴァイオリンの[重音]で[差音]を指導しない指導者のもとでのレッスンこそは

 『裸の王様』で、王様が詐欺師に騙され服を着ていない状態と同じだと言えます。

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

ちなみに既掲の譜例は

 私のサイトでも取り上げているDouble Stops by Simon Fischer

 (サイモン・フィッシャー/ダブル ストップス)からの引用で

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 3度、6度、10度重音で導かれる[差音]を明示し

 その[差音]によって重音音程が特定できる譜例が

 24の調(12の調の長調と短調)の総てで掲出されています

(オクターブ(8度)については

 [差音]は下の音と同一なため、特に示されてはいません)

という所まで読んで

 気の早い人は「上掲の書籍を買って練習すればいいんだ!」と思うかもしれませんが

 既出の私のサイトのページにも書いたように上記の書籍を購入してみたところで、

 ヴァイオリン音程の取り方がわかっていなければ

 その意味するところのみならず、その指示する響きを実際に奏でることは困難です

 示されたヴァイオリン音程の取り方は最低限のルールでしかないのです

つまり

 ヴァイオリンは[単音]と[重音]では音程の取り方が異なることに加えて

 ヴァイオリンで[重音]を[差音]で規定したとしても、それはその2音の相互の

 関係を定めただけでしかなくそうした差音]が生じる前提で、その2音の音程

 どのような音高にするべきなのか、ということについても、や音の場面ばめんで

 選択する必要があるのです。

だからこそ

 私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように

 趣味で習う一般の方だけでなく、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、

 指導者(ヴァイオリンの先生)までもが習いに来ています。

と書くと

 何やら難しそうに思うに違いありませんが、それは譬えるに

 王様に限らず、TPOに合った服装選びというものは必ずするとともに

 王様の場合も、TPOに限らず服を着ないで裸で出歩かないのと同じことです

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

そうしたことからも

 チューナー ピアノ 歌ってみる 頭の中の音 主音から 開放弦から 純正律

 ピタゴラス 単によく聴く といったヴァイオリン音程の取り方というのは

 そのいずれもが、ヴァイオリン音程取る本来のやり方とは無関係であったり

 理屈でさえもが、ヴァイオリン音程を取ったことへの後からの評価であるだけで

 バイオリン正しい音程の取り方それ自体を伝えるものではないことが、おわかり

 いただけるでしょうか?

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

にもかかわらず

 そのような国語の授業があったら、なぜ文字の書き方を教えてくれない?となるのに

 そのようなヴァイオリン指導で、なぜ音程の取り方を教えてくれない?とならない

 ことのおかしさに気づかない人達が殆どなので、況や重音音階練習で[差音]など

 指導されず聴きもせず、そこで身に付けていない、譬えるに身に着けていない

 という点で、まさに『裸の王様』と同じだと言えます。

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

なかでも

 そもそも[重音]も[差音]も測れないチューナー

 ヴァイオリン音程の[]も探せず、そのようなチューナーを使い続けていると

 ヴァイオリン本来音程の取り方ができないばかりか、ヴァイオリンの音程の

 を探し出して正しい音程美しい奏でるという人が本来有している感覚が破壊

 されてしまう…という事実には 一人でも多くの人達が、一刻も早く気づいてくれる

 ことを願わずには居られません。

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

そしてそうではなく

 ヴァイオリンの音程の[]を探し出して正しい音程の美しい音奏でること

 ヴァイオリンにおける[重音]の音程も選べ、さらには[差音]も聴けるように

 人が本来している感覚が育生される指導受け練習をすることにより

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

 『ヴァイオリン学習者が確実かつ急速に上達する指導を巡る3つの思い

 で書いたように

 美しい音が朗々と響くようになるだけでなく

 それによって楽器もどんどん、どんどん、よく鳴るようになるうえに

 それによって演奏もどんどん、どんどん、上手に聴こえるようになり

 その結果、[上達のワープ]ともいえるような急速な上達につながるのです

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

はたしてあなたは

 服も着ずに出歩くかの如く、今日も[差音]を聴かずに重音練習をするのですか?

 服装を選ぶのと同じように、正しく[差音]を聴きつつ重音練習したいですか?

ちなみに

 私は服を着て出歩きますし、周りの人達も当然服を来て出歩いているのと同じで

 私の教室では[重音]の音階練習では、必ず[差音]も含めて練習するように指導

 しています

ヴァイオリン 音階 練習 重音 3度 6度 8度 オクタープ 差音 バイオリン レッスン 教室

よろしければ、こちらもご覧ください。

(この記事および以下の記事は何れも
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