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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
というのは
サン=サーンス/ヴァイオリン協奏曲第3番は、カデンツァと呼べる部分が
第一楽章にも第二楽章にも無く、第三楽章の冒頭になって初めて登場しますが
そのように楽章冒頭でいきなりカデンツァ=無伴奏という点で、その部分では
第一印象にも匹敵するそのヴァイオリニストの特質が前面に出ると同時に
第一印象と称したいものの既に第三楽章に入っていることから第一印象ではなく
第三印象と題しました。
他者に対面する際は、少なからず他者にどう見えるのかということに気を配りますし
ドレスコードというものがあるレストランに行くとなれば
ファッションの達人は、ドレスコードを踏まえつつ、お洒落な装いもしますが
達人も含めて誰もが皆、ドレスコードがあるのに、それを無視するのは論外です。
同様に
既出の第三楽章の冒頭は、その奏者が聴衆にどう聴かれるのかを左右することから
それならと、聴衆にどう聴かれるのかにばかり捉われるのは問題だとしても
その反対で、聴衆にどう聴かれるのかには一切無頓着なのも問題です。
聴衆に聴かせる際は、少なからず聴衆にどう聴こえるかということに気を配りますし
音程の取り方のルールというものがあるヴァイオリンを弾くとなれば
具体的には
開放弦(左指で触れない状態 0表記)が
の和音のうち
において和音を調和させるには
の音は
一方
において和音を調和させるには
の音は
そうしたなか
の和音の場合は
の音も
の音も
いずれも1の指で押さえます。
でもなければ
の音は
という片方のルールを敢えて取り除いてしまい
において和音を調和させるには
という一方のルールだけを適用し
の音も
の音も
のまま弾いたり
と弾いたりする
サン=サーンス/ヴァイオリン協奏曲第3番の第三楽章冒頭における和音では
開放弦との重音として既述のような音程のルールが存在していますが
レストランにおけるドレスコードというものは、単なる形骸化した規定ではなく
その店舗の佇まいや、その店の食事を一層引き立てるための前提となるのと同様に
さらに
レストランのドレスコードの衣装は、最初は購入するかレンタルになるうえに
店舗や時間帯の違いで装いが異なり、それぞれに用意する必要があるのに対して
にもかかわらず
レストランでのドレスコードは、その種類も含めて多くの人に知られているのに対し
ヴァイオリンの音程のルールは、その種類どころか存在自体が忘れられてしまい
それを教えられず習わず知らず気づかずに弾く者ばかりになってしまったのです。
そしてその原因は
『決定的な誤解!ヴァイオリンの音程は[改善]ではなく[開栓]するもの!』
で書いたように
ヴァイオリンは、その音程を「響くポイントの[壺]で取る」という本来の奏法を
[当然]学び知り奏でる人達によって教えられてきましたが、他の分野と同様、
[当然]とされることは敢えて語られないために、ヴァイオリン愛好者の急増や
教育機関の乱立により、そうした[当然]を伝えてもらえなかった学習者が
粗製濫造されてしまったことにもあります。
そうしたことから
私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように
趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、
指導者(ヴァイオリンの先生)までもが、そうした音程の取り方のルールと方法を
習いに来ています。
よろしければ、こちらもご覧ください。
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カテゴリ:ヴァイオリン上達の指標