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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
そうしたことから
当教室の発表会には、自身も発表会を開いているヴァイオリンの先生も
参加されますが
あなたがヴァイオリンの練習で勘違いしていること ~その1~』で書いたように
参加される方には発表会当日のリハーサルは勿論のこと、その前の二回のリハーサル
ではピアノとの合わせを全体で各12時間にわたり行うなど、毎回入念な準備を行った
うえで発表会に臨んでいただいています。
すると
『将棋?
本当のヴァイオリンのレッスンですか?』で書いたように
生徒さんやご家族には、椅子一脚・譜面台一本の移動すらさえお手伝いいただかず、
只管に発表会での演奏に専念いただいていますが、その代わりに総てを取り仕切る
私の負担は相当なものになっている有様にも、参加された先生は驚かれていました。
(ちなみに2022年の発表会では
当日の家庭の事情や学校行事などにより、例年に比べて参加者が少なかった
代わりに、各人のリハーサル時間を延ばしたということもありますが
なにより、参加者の人数にかかわらず大変であることを再認識させられました)
ffともなると、シンバルが激しく共鳴してしまいリハーサルになりませんでした。
スタジオの人にお願いしてドラムセットを部屋の外に運び出してもらったところ
今度は、ビルの中に吊り天井・二重壁・浮き床構造で防音室を作っているその
構造体が唸ってリハーサルにならず(笑)今は別のスタジオを使っています。
そのようにピアノを豪快に鳴らしきっている伴奏ピアニストに対して、さらに
「その(伴奏している)部分は、もっとフォルテで強く」などとリハーサルで
お願いすることもある…と書くと、私のアンサンブルへの音量の感覚がおかしい
と思われるかもしれません。
その点について、本番でも総ての演目を聴き自身も発表会に参加された
「リハーサルも本番も、常にグランドピアノの蓋は全開で、いつもやっています」
「そして伴奏ピアニストは全力で弾いていますが、だからといって、ヴァイオリンが
聞こえないとか、バランスが悪いとか、ありますか?」
と訊いてみました。
すると
「しかも、フルサイズの楽器の生徒さんだけでなく、分数楽器の生徒さん、それも
どちらかといえばか細く小柄な分数楽器の生徒さんまでもが、そんなにブンブン
弾いているわけでもないのに、その演奏がしっかりとハッキリと聞こえることに
驚いたんです」
という答えが返ってきました。
そうなのです。
『一流満倍!? 正しい音程で速く弾けるヴァイオリン演奏』で書いたように
「“音程” は “リズム” に属する」として狙うべき「音程」は音程の[壺]を
「“音程” は “リズム” に属する」と同じに感じる「拍節」は拍節の[壺]を
ちなみに当教室の発表会では
私が正しい音程の美しい音を奏でることを生徒さん方に実現していることを評価して
いただけているためか、一般社団法人日本ピアノ調律師協会の委員長も務められ、
その響きに関する感性の鋭さと調整の見事さから「音の魔術師」とも称される方に
当日のリハーサル前から、会場のピアノを毎年徹底的に調律していただけています。
ですから
ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ ~その3~』で掲げたように
ヴァイオリンの正しい音程の[壺]について言及していない指導と練習は
ヴァイオリンの演奏で「的はずれ」(まとはずれ)というよりも
さらに
そうした正しい音程の[壺]を習わず知らずわからないような指導者?に限って
ああでもない、こうでもない、と余計なことに必死に言及するのでしょうが(笑)
それは、美味しい饂飩が作れない代わりにトッピングに凝るようなものです。
それどころか
『[ヘリコプター]と[壺] ヴァイオリンで正しい音程さえ取れれば、
あとは自在に音楽を奏でるだけ♪』などの記事でも書いたように
それらはいずれも、ヴァイオリンで音程を取る本来のやり方とは無関係であったり
理屈でさえもが、ヴァイオリンで音程を取ったことへの後からの評価であるだけで
いわんやチューナーを使っていたのでは[壺]が探し出せないために、
「調理だけ合っていても、風味が良くなければ料理にならない」と言うが如くに
「音程だけ合っていても、音色が良くなければ音楽にならない」と言い換え
正しい音程の[壺]を習わず知らずわからないことを誤魔化す者も居たりしますが、
正しい音程の[壺]で弾くとヴァイオリンは美しい音を朗々と奏でるのですから
そのような[壺]によりヴァイオリンが美しい音を朗々と奏でることを知らない者は
ヴァイオリンとピアノの合奏に充実感を得る経験もできていないばかりか
ヴァイオリンより響きは豊かでも構造上音量は得にくいアコースティックギターとの
合奏でさえも、その音量に圧倒され驚いてしまったりするに違いありません(笑)
半開や半々開(閉じる寸前の状態)というのは
お腹を壊しそうな料理だから、全部は食べないで半分やさらに半分にしておこう…
さらには
ヴァイオリンを伴奏しているグランドピアノの蓋が全開であったとしても
伴奏するピアニストが、弱い音でそぉ~っと弾いているのであれば、それは
お腹を壊しそうな料理だから、沢山盛られてはいるけれど食べるのは少し…
まず
前者については
私のサイトのヴァイオリンの音程の取り方のページに書いたように
音程が固定されているピアノなどの鍵盤楽器との演奏でも
優秀な鍵盤楽器奏者は、響かせ具合で音程の聴こえ方を調整することに加えて
また
後者については
ヴァイオリンは正しい音程の[壺]で弾くと、美しい音が朗々と鳴り響くので
誰が聞いても調子はずれとわかるような初心者の演奏は勿論のこと
必ずしも美しく麗しいとは言えない音でしか弾けていない場合には
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カテゴリ:ヴァイオリン上達の指標