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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
新型コロナウイルスの関連で
その対策のためのマスクの原料が共通しているから
トイレットペーパーが無くなる…ですとか
ティッシュペーパーが無くなる…といったデマが流布されてしまっていましたが
もしかすると、それがデマとは思っていない人が発信したのかもしれませんし
それに対して、それがデマだと判っている人達も心配して買わずに居られなくなり
ヴァイオリンの分野では、それに似た状況が恒常的に繰り広げられていて
当人において、それがデマとは思っていないが故に発信してしまっている事例があり
それに対して、それがデマだとは判らない人達が妄信して倣ってしまっているため
それは
ヴァイオリンの弓は、弓元・弓央・弓先で弾き心地が違うことを踏まえて弾きますが
その際に毛の状態は、弓元・弓央・弓先で揃えておかなければ対応が複雑化するので
そのため松脂もまた、弓元・弓央・弓先で均一に塗るべき…であるにもかかわらず
『ヴァイオリンの松脂(松ヤニ)の正しい塗り方 襤褸(ボロ)が出る』
でも書いたように
松脂を細かく動かしながら塗るのは弓元と弓先だけで
弓央の周囲では何故かスゥ~~~ッと松脂を滑らせてしまっている…という
誤った松脂の塗り方の動画を平気で掲げている(笑)指導者?が居たりして
それに対して、それがデマだとは判らない人達が妄信して倣ってしまっているため
また
例えば弦の巻線において
ヴァイオリンの弦は、殆どのE線以外は芯材の周囲に薄い線材を巻いた巻線が多く
そうした薄い線材が、解れる原因(上駒や駒の溝の不具合)は直す必要があり
そうした薄い線材が、解れて異音を発するのであれば解れを剥がす必要があり
そうした薄い線材が、解れた箇所が運指を妨げるなら弦を交換する必要がありますが
そうした薄い線材が、解れてしまったとしてもそれは弦の周囲の薄い皮膜でしかなく
それが解れたところで弦が切れる筈もないことは一目瞭然…であるにもかかわらず
そうした弦は程なく切れるから交換などというデマを発信する指導者?が居たりして
それに対して、それがデマだとは判らない人達が妄信して倣ってしまっているため
(ちなみに上掲の写真は、T朋やG大の在校生や卒業生でも弾けないであろう難曲を
完璧に美音で弾く生徒さんのOliv弦の状態ですが、上掲の写真のように巻線が解れた
状態で半年以上弾いていても切れませんし、後述の[差音]も十分響いています)
さらには
『課題の重要性 如何に学ぶべきか ~その2~ 究極の練習課題』や
『バッハ/無伴奏にはシャツ?!ヴァイオリンのキチンとしたレッスンが受けられて
いるかどうか』でも書いたように
具合が悪いので病院に診てもらいに行き、患者が医師に幾許かの要望をしたり
医師が、治療や投薬に何が必要か診断し、患者に治療の選択肢を示すことはあっても
患者が、治療で使うべき薬や、特に治療を行うべき点や問題点を指示して治療させる
などということは有り得ないのと同じで
演奏が悪いので教室に習いに行き、生徒が先生に幾許かの要望をしたり
先生が、指導や練習に何が必要か判断し、生徒に指導の選択肢を示すことはあっても
ヴァイオリンのレッスンは、病院での診察や治療ほどには一般的でないので
生徒が「レッスンのご要望等」をするのは、患者が医師に希望を伝えるのと同じでも
生徒が「レッスンご希望の曲」を示すという、患者が医師に投薬を指定するかの如き
それではまともな治療はできない、ままごとのごときヴァイオリンごっこ(笑)も
現実に繰り広げられているという話を耳にすることもあります。
ヴァイオリンを調弦する際には
基準になる音を音叉などで取った後に
『[差音]と[加音](さらに正確に調弦を行うために)』で書いたように
それぞれの弦同士が完全5度になるように調弦し
2つの開放弦を完全5度に調弦して同時に弾いて
下の弦の1オクターブ下の音が鳴っていれば
こうした[差音]は音が2つ出てさえいれば生じるのに、弦の寿命うんぬんなどと
まさしく[差音]が聞けていない者がネットの情報を搔き集めて空理空論を得意げに
展開している…などという話や
さらには[差音]でのこうした調弦の方法など知らず習わずわからずどころでなく
松脂の塗り方について、少し考えればわかる筈なのに可笑しいと思わなかったり
巻線の解れについても、少し考えればわかる筈なのに可笑しいと思わなかったり
課題の曲の課し方でも、少し考えればわかる筈なのに可笑しいと思わなかったり
調弦に関する事柄でも、少し考えればわかる筈なのに可笑しいと思わないような
バイオリンの学習者が、少し考えればわかる筈なのに可笑しいと思わないことの
最たるものが
計算のやり方も習わずに、演算を行ったり
などと書くと
いくらなんでも計算のやり方も習わないで、演算をするはずがない…といった声や
いくらなんでも文字の書き方も習わないで、文章を書いたりしない…といった声が
聞こえて来そうですが
ヴァイオリンの分野ではまさに、計算のやり方も習わずに演算をするかの如き事態や
ヴァイオリンの学習者の殆どが、文字の書き方も習わずに文章を書くかの如き状況が
本当に蔓延しているのです。
それは
『「音程に気を付けて」という台詞の無意味さ ~その1~』でも書いたように
ヴァイオリンの音程の取り方と称して手の形や加減を論じていたり
ヴァイオリンの音程を取るのにチューナーやピアノを使っていたりしていることで
それはあたかも
けれども
『音程を教えるのは低俗? 音楽を騙るのは高尚?』でも書いたように
短歌、詩、随筆、小説…などと、何れにしても文学として書くためには
日本語ならではの文字の書き方がわからなければ話にならないように
小品、ソナタ、協奏曲…などと、何れにしても音楽として弾くためには
ところが事態はさらに深刻で
計算のやり方も習わずに演算をする…どころではなく演算しまくり
文字の書き方も習わずに文章を書く…どころではなく書きまくる
かの如くに
ヴァイオリンの分野ではまさに、音程の取り方も知らない者がとにかく弾かせまくり
それによって学習者達はまさに、音程の取り方も習わないままとにかく弾きまくって
いるという破茶滅茶な指導が現実に行われていたりするのです。
その結果
計算のやり方も習わずに演算をする…どころではなく演算しまくり
文字の書き方も習わずに文章を書く…どころではなく書きまくるかの如くに
音程の取り方も習わずにヴァイオリンを弾きまくるばかりという惨状が蔓延し
『もはや仙人(笑)? プロも習いに来るヴァイオリンレッスン』でも書いたように
学習者は弾いてひいて弾き捲らないと、それだけで怠けた気分になり
学習者は弾いてひいて弾き捲れないと、何かやる気がない気分になり
学習者は弾いてひいて弾き捲ることで、如何にも練習した気分になるのですが
そんなことをしていてもそれっぽい演奏技術ならぬ演奏偽術しか身に付かないことに
演奏者も弾いてひいて弾き捲らないと、それだけで怠けた気分になり
演奏者も弾いてひいて弾き捲れないと、何かやる気がない気分になり
演奏者も弾いてひいて弾き捲ることで、如何にも練習した気分になるのですが
そして
『インクの入った水 あなたがいつまでもヴァイオリンをきちんと弾けない理由』
で書いたように
料理を作るのに、大雑把でいいから取り敢えず作り通し…などという作り方をしたら
そんな料理は腹痛を起こしてしまいます。
そして何より
最初のうちは大雑把で、徐々に細部を…とすると、程度の差や期間の長短こそあれ
大半の期間は大雑把に調理してしまうことで、大雑把に作る癖が付いてしまい、
いざ細部を詰めて…と思った時に、どこかしら大雑把にしか作れなくなるので、
一つひとつ丁寧に作り重ねなければならないのもまた、当然のことです。
また
このブログで何度もなんども書いているように
ヴァイオリンの音程はヴァイオリンの響きを聴いて取るものであることや
ヴァイオリンの音程はヴァイオリンそれ自体だけで正確に取れることを習い
正確な知識と緻密な観察に基づく訓練を受け続けた人達であれば
私の教室の生徒さん方に対して、単音は勿論、重音の音階練習の際にもよく私が
「そうそう、天麩羅を揚げているような音が(微かに)聞こえますね」と言ったり
「そうそう、線香花火の音が(微かに)聞こえますね」と言って褒めることがある
ところが
既述のようにヴァイオリンの本来のレッスンを受けた人達であれば
ヴァイオリンで正しい音程が取れると美しい音が響くことや、そうした音に対して
「そうそう、天麩羅を揚げているような音が(微かに)聞こえますね」と言ったり
「そうそう、線香花火の音が(微かに)聞こえますね」と言うことがわかる一方で
ヴァイオリンのそうした正しいレッスンを受けたことのない者のなかには
正しい音程が取れた際に天麩羅を揚げているような音が微かに聞こえる=潰れた音
正しい音程を選ぶ際に微かに線香花火のような音が聞こえる中から選ぶ=濁った音
などと誤想し曲解する者まで居たりするのです(笑)
とはいえ
このブログで何度もなんども書いているように
「日本語の用例集というのは、日本語を正しく綴る練習をするための教本」であり
「日本語の用例集を使うなら、日本語の文字の読み書きができていないと使えない」
のと同じで
そうしたことさえも、全く考えることもなければわかる筈もない人達も巷に溢れ
日本語の文字の読み書きもできないで日本語の用例集を使うかの如くに
ヴァイオリンの音程は響きを聴くことで確定させられるという本来の手法を知らずに
ヴァイオリンの音程をチューナーで取ったり取らせたりする指導者まで現れましたが
まさに冒頭既述のデマと同じで
指導者?側は、それがデマとは思っていないが故にそのように発信してしまい
それに対して、それがデマだとは判らない人達が妄信して倣ってしまっているため
一人でも多くの人が、一刻も早く気づくことを願わずには居られません。
もっとも
そもそもこのブログはブログの目次のページにも記したように
レッスンを申し込まれる判断材料として
レッスン方針・レッスン形態のページなどとも併せてご覧いただくために
書いているものですが、それすらさえ通じることなく
このブログを眺めて悦に入るだけ…という方も居るようなので(笑)
既述のようなことを書いてみたところで、通じないのかもしれません。
残念です。
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カテゴリ: ヴァイオリン上達の指標