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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
の
と
と
では
それぞれ音程が違います。
そして
絶対音感でもなく相対音感でもなく線香花火音感?!』でも書いたように
そうした音程の違いを、響きを聴くことで区別し確定できるのがヴァイオリンで、
そうした音程の違いと取り方は、きちんとしたレッスンでは明確に指導されます。
その冒頭は、下掲の運指で弾くことが多いため
その最初の和音では
とは
とは
そうしたことから
こうした音程の違いを調整できる技術を身に付ける訓練としてだけではなく
こうした調性の違いを調整できる感覚を身に付ける機能和声の観点からも
パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)で確実に基礎を固めてからでなければ
バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)は弾けないのです。
ですから
『遂に見つけた魔法のエチュード!』で書いたように
世間ではよく
バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)は何とか弾けても
パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)は難しくて弾けない…などといわれますが
これはとんでもない勘違いで
パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)こそがヴァイオリンの基礎で
バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)は応用なのです。
ヴァイオリンという自ら音程を作る作音楽器では音程の取り方は基礎中の基礎で、
その指導では正確な知識と緻密な観察に基づく訓練の反復が行われることで
既述のような調性による音程の違いや調整も踏まえて演奏できる技術が身に付けられ
ヴァイオリンでは同じ音符でも重音、旋律、旋律の前後関係で音程が異なるとしても
その演奏は理路整然としたものになります。
ところが
『“音程が悪い” のではなく “音程の取り方を知らない” のでは?』で書いたように
そうした指導を受けられない者や、そうした指導を受けたことがない者が巷に溢れ
兎に角ひいて弾いて弾きまくって徐々にそれっぽい音程に近づけているような人が
アマチュアのみならず音大卒生やプロのなかにも大勢居る事態に陥りました。
そのため
ヴァイオリンの音程は響きを聴くことで確定させられるという本来の手法を知らずに
ヴァイオリンの音程をチューナーで取ったり取らせたりする指導者まで現れましたが
ヴァイオリンの響きで音程を確定させる本来のやり方をまず最初に習わなければ
バッハ/無伴奏は勿論、それ以外の曲をヴァイオリンで弾いたとしても
その演奏は何れもただ単に“それっぽい”だけで、本来の演奏“そのもの”ではなく
既述のような同じ音符での音程の違いや、曲中での調整方法も不明なまま
バッハ/無伴奏を弾いてみても、それは『大胆不敵』というより『大体不適』なので
その演奏はいつまでも大体=大雑把で、不適=正しくはまとめられず
(因みに『大胆不敵』という言葉はありますが
上記の『大体不適』という言葉は私の勝手な造語です(笑))
その演奏は何時までも散らかったままなのです。
(因みに上掲の写真はネット上の素材サイトからのもので
私の部屋ではありません…念のため(笑))
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カテゴリ: ヴァイオリン上達の指標