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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
最近
ほんの少し跳躍が強調されてしまうとヴィヴァルディになってしまい
ほんの少し高音が硬質になり過ぎるとヴィオッティ になってしまい
ほんの少し音形の末尾が停滞してるとハイドン になってしまい
ほんの少し楽句が流麗過ぎてしまうとメンデルスゾーンとなることに留意しつつ
といっても
跳躍でのわずかな不自然さを解消すべく、ポジション移動に気をつけるべき箇所や
運弓でのわずかな力みなどを解消すべく、右手の動きや形に気をつけるべき箇所や
運指でのわずかなやり難さを解消すべく、運指の整合性等に気をつけるべき箇所や
表現でのわずかなやり過ぎを解消すべく、ヴィブラート等に気をつけるべき箇所を
また
ほんの少し余計な力みが生じただけでベートーヴェンになってしまい
ほんの少し余計な淀みが生じただけでシューマン になってしまい
ほんの少し余計な重みが生じただけでブラームス になってしまい
ほんの少し余計な鋭さが生じただけでストラヴィンスキーと化すことに注意しつつ
といっても
わずかなアクセントも生じないように、運弓の具合に注意しなければならない箇所や
わずかな遅れやズレが生じないように、運指の具合に注意しなければならない箇所や
わずかな音の膨らみも生じないように、音量の配分に注意しなければならない箇所や
また
趣味で習っている人にプロコフィエフの作品をレッスンしましたが
ある部分で少し運弓が不安定なので指摘し解決策や練習法を示したり
ある部分で少し発音が不明瞭なので指摘し解決策や練習法を示したり
ある部分で少し運指が不安定なので指摘し解決策や練習法を示したり
また
ある部分であまりにも直截なので色合いを添える抑揚等を提案したり
ある部分であまりにも鈍重なので軽妙さが生じる運指法を提案したり
ある部分であまりにも硬質なので柔らかさを生む運弓法を提案したり
ある部分であまりにも平板なので作品を踏まえた表現法を提案するといった指導を
ということで
プロの演奏者のレッスンで、モーツァルトやシューベルトとしての演奏ができるのも
「あること」が修得されてることが前提であるからこそ可能で、かつそれを論辯し
趣味で習っている人の指導で、プロコフィエフやイザイの作品がレッスンできるのも
そしてそれは
ヴァイオリンならではの音程の取り方がわかっているプロの演奏者であってもなお
モーツァルトやシューベルトたらしめるには音程が重要な要素であることや、
ヴァイオリンならではの音程の取り方さえ習えば趣味で習っている人であっても
プロコフィエフやイザイといった素人ではあまり弾けないとされる難曲の数々も
十二分に鑑賞に足る演奏が実現できることを示しています。
そうしたことから私は
あなたのヴァイオリンが上達しない決定的な理由』をはじめとする
このブログの色々な記事で
短歌、詩、随筆、小説…などと、何れにしても文学として書くためには
日本語ならではの文字の書き方がわからなければ話にならないように
小品、ソナタ、協奏曲…などと、何れにしても音楽として弾くためには
ヴァイオリンならではの音程の取り方がわからなければ話にならないと
書き続けています。
既述のように、文字の書き方も習わずに文章を綴っても仕方がないのと同じで
バイオリンも、音程の取り方も習わずに演奏を行っても仕方がないことなど
誰が考えてもというより、考えるまでもなく当然なことなのですが、にもかかわらず
文字の書き方も習わずに文学を語るかの如くに、音程の取り方も習わずに音楽を語る
人達が居たりするのです。
自らの演奏においてヴァイオリンの音程が良くないという認識があるというのに
左右他言(自分に都合の悪いことの話題をそらしてごまかすこと)よろしく
音程が合っている音は、響きが最大であるのがヴァイオリンという楽器の機構で
音程が合っている音は、音色も最良であるのがヴァイオリンという楽器の特徴で
(因みに『左右他言』という言葉はありますが
上記の『左右多言』という言葉は私の勝手な造語です)
『ヴァイオリンが上達したいのに上達したくない人達?』でも書いたように
そんなことをしていても、何時まで経ってもヴァイオリンの音程の取り方など学べず
そんなことをしていては、何時まで経ってもヴァイオリンが本当には上手に弾けず
ですから
あなたがヴァイオリンの上達について勘違いしていること』で書いたように
弾いてひいて弾きまくり続けているのだろう?と不思議で仕方がありませんし
弾いてひいて弾きまくり続けて曲を弾き進めれば、それが上達だと勘違いしていたり
もしかすると弾きまくり続けることそれ自体が楽しいのかもしれませんが(笑)
それならキチンとヴァイオリンの音程の取り方を習いたい!と思って
ヴァイオリン教室にレッスンを受けに行ってみたところで
『「音程に気を付けて」という台詞の無意味さ ~その1~』で書いたように
患者が症状を訴え苦しみ、そうしたことへの具体的な治療を求めても
具合の悪い箇所を指摘するだけで、それに対する個別具体的な治療は施さず
幾許かの能書きと「健康に気を付けて」でオシマイ…などということは
有り得ないのに
生徒が音程の悪さに苦しみ、そうしたことへの具体的な指導を求めても
音程の悪い箇所を指摘するだけで、それに対する個別具体的な指導は行わず
幾許かの能書きと「音程に気を付けて」でオシマイ…などということが
罷り通ってしまっているのです。
しかも
病気の場合
個別の症状に具体的な治療を施さなければ、それは偽医者だと思われるのは
個別の症状に具体的な治療を施せる医師が街中に沢山居るだけでなく
もしも街中の医師で対応できなければ大学病院で治療を受けられるからですが、
個別の音程に具体的な指導を施せなくても、それが偽教師だと思われないのは
個別の音程に具体的な指導を施せる教師が街中に殆ど居ないだけではなく
これが街中の教師だけではなく音楽大学でも指導できる先生が皆無という
更に信じられない状況にあるからなのです。
そしてこれも
あなたのヴァイオリンが上達しない決定的な理由』でも書いたように
音楽大学というのは
要するに、弾いてひいて弾きまくって、入学試験を受け
要するに、弾いてひいて弾きまくって、卒業演奏をしただけのことですし
コンクールにしても
要するに、弾いてひいて弾きまくって、順位が付いただけのことですし
演奏活動にしても
要するに、弾いてひいて弾きまくって、演奏活動をしているだけですし
指導団体にしても
そのため
あなたのヴァイオリン演奏が本当には上達しない5つの誤った情報』
で書いたように
左手や右手やチューナーやピアノといった、音程の取り方それ以前の方法や
開放弦の共鳴音などで音程を取るといった、音程の取り方の部分的な方法や
歌うだの頭の中の音だの個性云々といった、音程の取り方が未修得ゆえの鼻元思案を
ヴァイオリンにはフレットが無いので、音程を取るのが難しい…といったことが
“常識”としての「共通認識」かもしれませんが、実はそれは音程の取り方を知らない
ために生まれた「思い込み」としての幻想で、響きで音程を確定できるというのが
それに対して
既出の
あなたのヴァイオリンが上達しない決定的な理由』の記事中で掲げたように
ヴァイオリンの音程の取り方というものを知らない際には
正しい音程を取りたい=電気を取りたいとプラグを手にしても
壁だけで彷徨っていたのが
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」状態であるのに対して
音程の取り方を学んで響きで音程をピタリと確定しながら弾く有様は
「上手な鉄砲は撃てば必ず当たる」状態で、そうすることで冒頭既述のように
(因みに「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という諺はありますが
上記の「上手な鉄砲は撃てば必ず当たる」は私の勝手な創作です)
ふと気づいてみれば、ヴァイオリンの音程の取り方という根本的な部分において
単音における音程の取り方の最低限のルールの一覧を掲げているのが
そこに記載されている音程の取り方や練習方法の数々は新機軸なやり方などではなく
ヴァイオリンの伝統的なレッスンの現場では昔から行われてきたやり方でしかない
にもかかわらず、それが上記のように出版物としてまとめられ刊行されたのが
前者は2012年で
後者は2016年でしかないことを思うとき、それらの出版物さえ知らない指導者が
うじゃうじゃ居る日本のヴァイオリンの指導の現場では、今後も銃が乱射されまくる
かの如くに、音程の取り方もわからないまま弾きまくられるのかもしれません。
であればこそ
私のサイトのレッスン形態 教室の場所 空き状況のページにも
と掲げるとともに
趣味で習う一般の方だけでなく、専門家を目指す方や
音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンにおいても
既述のような音程の取り方も含めて、伝統に則り
「正しい音程」 (正確な音程)
一音いちおん丁寧に各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
むしろ過度な練習や特訓は不要になり
正しいリズムにより躍動感と豊かな表現も得られるとともに
ヴァイオリンを奏でる本当の楽しみのページにも書いたように
今まで弾いていた曲は勿論、今まで弾きたいと思っていた作品の数々も
正しい音程の美しい響きで、無理なく安定して弾けるようになります。
と掲げています。
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カテゴリ: ヴァイオリン上達の指標