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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
かつて
私の通っていた中学校では、コンピューターの授業が必修だった…などと書くと
今時は「だから何?」と言われそうですが、半世紀とは言わないものの、
四十数年前にそうであったというのは、なかなか革新的だったと思います。
とはいえ
当時は、画面でプログラムを…などという進んだ機械もなく、コマンドは一枚ずつ
厚紙に穴を開け、その厚紙一枚=ブログラム一行となるため、必要な箇所に穴の
空いた大量の厚紙の束を機械まで運んで読み込ませる…という有様でした(笑)
そして
当時の秋葉原に複数の店舗があった石丸電気のレコード館にカラヤンさんの新譜の
LPを買いに行った(古い(笑))際、一号館では炊飯器の脇でTVが売られている
と思いきや、それはパーソナルコンピューターで、その脇には一週間分のデータが
持ち歩けるというハンドヘルドコンピューターなるマシンも売られていましたが、
あまりの重さと大きさに、これなら手帳でいいや(笑)と思った記憶があります。
(今回の記事を書くために上記の製品について改めて調べてみたところ、メモリーが
最大で僅か32KB、A4サイズで厚さ6cmもあり、重さが1.4kgだったそうです)
その後フロッピーディスクに代わってCD-ROMでOSをインストールするようになり
『5つの壁を超克して至る壺中之天 ヴァイオリンを正しい音程で奏でることの
素晴らしさ』で書いたCD-Rや、さらにはCD-RWが登場し
遂にはOSのインストールまでもがインターネットで出来るようになった現状には
時の流れを感じずにはいられません。
ただ
そうした変遷の果てに近所のコンビニでもUSBメモリーが買える現在で気になるのは
例えば、256MBの製品も実際は240MB程度しか使えないというのもさることながら
32MB、64MB、128MB、256MBという具合に倍々の数値の容量表記であることで
その理由を調べてみると、二個で一つにする小型化が行われるから…という、
わかったような、わからないような説明がネット上で検索されます。
この人物は
豊臣秀吉に仕えたといわれていますが、秀吉から褒美がもらえるとなった際に、
何がいいかと訊かれ
「一日目に、米一粒
二日目は、その倍で米二粒
三日目は、その倍で米四粒
四日目は、その倍で米八粒、
それを三十日間だけ欲しい」と答えたところ、
三十日目には合計で米俵450俵にもなるため、途中で新左衛門にお願いして
褒美を変えてもらった、という話で有名です。
この米粒の話ほどまでには何倍とはいかなくても、まさにその倍々になる有様は
ヴァイオリンの正しいレッスン、すなわち一流の指導を受けられている状態と
同じに感じ、この記事のタイトルを「一粒万倍」を捩って「一流満倍」としました。
そのイメージとしては
『“音程” は “リズム” に属する』の記事中でも掲げた
というのは
16分音符4つに刻ませるのではなく
つまり
まさに
ではなく
そのため
ヴァイオリンで正しい音程を取るのに、チューナー、ピアノを叩く、歌ってみる、
頭の中の音、主音からの…、開放弦から…、純正律、ピタゴラス音律…
などとやっていたのでは、いつまでたっても音程の[壺]を見つけることが出来ず
そうした指導や練習では、いつまでたっても正しい音程で弾けないのと同じで
ヴァイオリンでゆっくり復習う際にも、ダラダラとゆっくり…
そうではなく
「“音程” は “リズム” に属する」として狙うべき「音程」は音程の[壺]を
「“音程” は “リズム” に属する」と同じに感じる「拍節」は拍節の[壺]を
ヴァイオリンとしての正しい音程で演奏できるようになるだけではなく
ゆっくり復習っていても、その倍、さらに倍々で演奏できるようになることから
既述のように通常の演奏では十分、というより驚くほどまでに速く弾けるように
自ずとなってしまえるのです。
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カテゴリ: ヴァイオリン上達の指標