(モバイルでは端末を横長にしてご覧ください)
(iPhoneなどで端末を横長にして画面の左側にブックマークなどの表示が出る場合は
画面最上部のアドレスバーの左側の青くなっているブック(本)のマークのアイコンをクリックすると消えます)
イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
私の教室には
音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように、
趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、
指導者(ヴァイオリンの先生)までもが習いに来ています。
けれども
このブログの『イザイ/無伴奏ヴァイオリン ソナタ』でも書いたように
正統派ヴァイオリニストとして知られるフランク・ペーター・ツィンマーマンは
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタを10歳の頃から弾いていて、しかもそれを
バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータを弾く準備として弾いていた
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタは基礎の集合体であるがゆえに
挑戦すべき難曲のような類ではなく、きちんと習うと実力が増すとともに、
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタが基礎の集合体であると理解し奏でる時、
それは
の箇所なのですが
実際には
という楽譜になっていて
この楽譜の赤丸印で示した記号は
曲集の冒頭に示されている一覧によると
そしてそれは
『実はほとんどの人が演奏できない!?バルトーク/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』
の記事中で掲げた
バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番の第一楽章のカデンツァに入る前の
↑↓(赤丸印部分)で示した微分音としての1/4音程や
↓(赤丸下矢印)で示した微分音としての1/4音程は
で
の場合
の周波数と
の周波数を計算し
それぞれの周波数の数値の差分を1/4にした周波数の数値を計算し
の周波数から差し引いた周波数で奏でればいい?
えっ?
の音は
において
少し低くなるので、その少し低くなるほうの音程で奏でればいい?
えっ?
の音の
そうではなく
ヴァイオリンの音程はその音が最もよく響くポイントの[壺](つぼ ツボ)で取る
ヴァイオリンの本来の奏法において、その響くポイントの[壺](つぼ ツボ)は
このヴァイオリンでよく響くポイントの[壺]で音程を取るという本来の奏法により
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタにおける1/4音程も確定できるだけではなく
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタはヴァイオリンの名手による作品であるため
正しい奏法であればあるほど豊かな響きで奏でられるとともに、
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタはフランコ・ベルギー楽派の作品として
既述の響くポイントの演奏により、一層透明で透き通る音色となるのです。
ここで
ヴァイオリンの響くポイントの[壺](つぼ ツボ)を説明すると、正しい音程は
ある一つの音程での響く状態と響かない状態の響きの凹凸により判断されるため
普段の練習では、一音いちおん音程の[壺]を狙えるように復習い
そうした音程が、一音いちおん拍節の[壺]に向かって取れるように復習います。
その際の
拍節の[壺]に向かって正しい音程の響くポイントの[壺]を狙う有様は、
木製のおもちゃの空気鉄砲のレバーを引いて、紐のついたコルクの弾が
銃口の場所に“スポン”と引戻る様子が、まさに拍節の[壺]に乗るイメージであり
これにより
1/4音程まで指定があっても、既述の[壺]によりすべての音程が確定でき、
ヴァイオリンの本来の奏法である音程の[壺]を拍節の[壺]に乗せて狙う訓練を
行える曲集という点でも基礎の集合体であるといえ、実際にそのように奏でれば
透明な響きが得られるため、基礎が正しく習得できているか否かの確認がし易い曲集
ともいえるのです。
一方
バッハ/無伴奏ヴァイオリン ソナタ&パルティータは
音程の取り方も知らずにバッハ/無伴奏を弾く無謀さ』の記事で示したように
目的の音程を[壺]として確定できる複数のなかから選択したり調整したりする
さらに高度な音程のコントロールが求められる作品なのです。
正統派ヴァイオリニストとして知られるフランク・ペーター・ツィンマーマンは
バッハ/無伴奏ヴァイオリン ソナタ&パルティータを弾く準備として
どうでしょうか?
魔法使いのように様々な魔術が使えるようになる指導は私にはできませんが(笑)
代わりに、ヴァイオリンの魔法ともいうべきあらゆる音程が響きで確定できる
本来の奏法を習得して、ヴァイオリンの本来の正しい音程の美しい音を朗々と
響かせてみませんか?
よろしければ、こちらもご覧ください。
(下掲のボックスでブログ(サイト)内の検索ができます)
このブログの文章・画像・その他のコンテンツを含む一切の転載をお断りいたします
カテゴリ:ヴァイオリン上達の指標