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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
companion pieces
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実は、音色の美しさや表現力の豊かさは、音程と深く結びついています。
ただの音の高さではなく、“響き”で音程を正しく捉えることが、ヴァイオリンの
本来の魅力を引き出す鍵であり、音色や表現力のお悩みもこれで解決できるのです。
ビブラートは、正確な音程を基盤としながら“響き”を調整する技法です。
正確な音程である最もよく響くポイントを中心に指を僅かに揺らすことで
“響き”に濃淡が生じ、音に一層の深みと遠達性を与えます。これにより、
安定したポルタメントによる音色の豊かさ
ポルタメントは正確な音程間を滑らかに移動する技法で、音の変化を際立たせます。
音程が持つ“響き”のポイントを始点と終点として確実に捉えることで、どのような
高度なポジション移動も安定し、豊かな“響き”が得られます。この安定が演奏全体
の音色の豊かさにもつながります。
音程のわずかな調整によって、音色の明るさ、温かさ、柔らかさなどを繊細に変化
させることが可能です。ただし、それは“響き”のポイントで正確な音程を捉えている
場合です。その基盤が確立されて初めて、音程の微調整が表現力として機能します。
重音では、二音が正確に響き合い生じる[差音]が音程を確立し、豊かな“響き”を
生み出します。この調和により芳醇な音色が引き出され、音楽に深みが加わります。
また、重音を美しく響かせるために、運弓(ボウイング)の確かさが求められます。
重音を追求する練習を通じて、単音の演奏にも反映される運弓技術が向上します。
“響き”に基づく音程調整を行うことで、ヴァイオリンは他の楽器と調和し、美しい
アンサンブルを形成します。オーケストラのような音程の異なる楽器が集まる状況
では、ヴァイオリンの柔軟な音程調整が欠かせません。また、ピアノなどの音程が
固定された楽器との共演では、ヴァイオリンの側が音程を微調整することで、音色が
より美しく融合します。このような音程と音色の相乗効果を活用することで、アンサ
ンブル全体の“響き”が深まり、感動を与える音楽を生み出すことができます。
“響き”を捉えるための3つのチェックポイント
私のサイトのヴァイオリンの音程の取り方のページでも書いたように
ヴァイオリンの正確な音程は、その響きの中に必ず正解があるとともに、
ヴァイオリンは正しい音程で弾かれたときに、最も美しい音を奏でる楽器です。
美しい音色を奏でるためには、“響き”で音程を正しく捉えることが必要です。
ここでは、“響き”を捉えるために必要なチェックポイントを3つご紹介します。
2.ヴァイオリンの音程は、手の形や姿勢で直せると思っていませんか?
正しい姿勢や手の形は重要ですが、まずは、ヴァイオリンの“響き”を捉える耳を
鍛えることが先となります。“響き”に基づく演奏ができるようになると、自然と
姿勢や手の形も整ってきます。
3.ヴァイオリンの音程は、勘と経験でもう取れていると思っていませんか?
長年の経験から音程には自信があると思っていても、それが“響き”に基づくもの
でない場合は、後々、音程その他の様々な壁にぶつかることがあります。
弦の上で最も“響き”の強い場所を探ることから始めましょう。一つ一つの音を
丁寧に弾きながら、その音の“響き”に耳を傾けます。指の位置を微調整しながら
その音が最もよく響くところを探してみてください。その音の“響き”が最も豊かに
感じられるポイントが見つかったら、その場所がその音の正しい音程となります。
重音を練習する際には、二音の[差音]を耳で確認しながら行いましょう。一つ一つ
の重音を[差音]が聴こえるように確認しながら弾くことで、“響き”の感覚が養われ
ます。耳の感度の向上は、他の楽器とアンサンブルを行う際にも役立ちます。
あなたの演奏には、まだ大きな伸びしろがあります。これまでの演奏に満足できて
いないのは、“響き”を掴む力を使えていなかったからかもしれません。しかし、
“響き”で音程を捉えることは、コツさえ掴めば、誰でも習得可能なものであり、
的確な指導を受けることで、成果を得るまでの道のりは格段に短くなります。
当教室のレッスンでは、“響き”の掴み方を一音ずつ丁寧にお伝えし、“響き”を
聴き分ける耳を育てることで、音色や表現力はもちろん、ヴァイオリン演奏に
必要なあらゆる技術を確実に固めていただくことができます。ワンランク上の
“響き”に基づく演奏で、あなたのヴァイオリンの音色は極上のものに変化します。
ぜひその秘訣を学び、音色が美しく変わる瞬間を今すぐ体感してみませんか?
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カテゴリ: 究極のヴァイオリン奏法