ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択

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ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

以前の記事の

 『遂に見つけた魔法のエチュード!』でも書いたように

 最近はネットの情報が増えるとともに、特に画像検索が充実してきたので

 文字情報ではなく画像検索をよくしています。

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

すると

 下掲のような譜例を掲げているページが目に入り

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 これはそのページでも書かれているように

 和音で音程を取った場合の譜例として掲げられているものでした。

そして

 ニ長調の音階が含まれるこの譜例において

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 開放弦のレの音=左指を何も押さえていない状態で弾く音程

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 開放弦のラの音と同じになるように4の指で取る音程は不変でも

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 それ以外は、ヴァイオリン奏でるにおいてそうであるように

 和音(重音)とメロディー(単音)で違うなどという単純なものではなく

 和音の場合と、単音の場合で、同じ音程もあれば、異なる音程もありますが

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 和音の場合はともかくも、単音の場合は如何に音程定めるのか

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 ということを思いました。

と書くと

 和音は純正律、単音はピタゴラス音律音程取ると言われそうですが、

 それではチューナーヴァイオリン音程取ると言っているのと同じなのです

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

と書くと

 「チューナーは平均律だろう」ですとか

 「チューナーで純正律やピタゴラス音律の設定ができる機種を使うのか」

 などと言われそうですが、私はそのような意味で書いていません。

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

例えば

 ヴァイオリンにおける重音音程は純正律で取る…というのも

 そうした重音音程を取った結果に対する理屈でしかなく

 更にはヴァイオリン重音における差音も、二つの音程相互の関係性を

 相対的に規定することできても、そうした二つの音程それ自体における

 絶対的な規定には役立ちませんし

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

(白い音符の重音を正しい音程で奏でた際に聴かれる[差音]が黒い音符です)

Double Stops by Simon Fischer

http://www1.ttcn.ne.jp/~paga252/doublestops.htm

 ヴァイオリンにおける単音の音程はピタゴラス音律で取る…というのも

 そうした単音の音程を取った結果に対する理屈でしかありません。

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

すると今度は

 弦の共鳴で音程を取る…などと言い出す人も居るかもしれませんが、これもまた

 私のサイトのヴァイオリンの音程の取り方のページにも書いたように 

 ヴァイオリンの音程で、開放弦の共鳴は目安でしかなく

 ヴァイオリンの音程は、開放弦の共鳴ではなく定めるものも多数あります。

さらには

 Basics by Simon Fischerの

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 IntonationのセクションのTuning Scaleの項目にもある完全音程を基にした音程や

 開放弦から興して…だのと言い出す人も居るかもしれませんが、

 それもまた取るべき音程の理屈と確認でしかない点では

 チューナーで音程を取れといっているのと同じだといえます。

つまり

 『ヴァイオリンの「弦の寿命」と「正しい音程」“線香花火音感”の正体

 でも書いたように

 チューナーでいくら音程を測ってみても、それは結果に対する確認であるように

 純正律やピタゴラス音律というのもまた、それも結果に対する理屈であり

 主音からの音程だの、開放弦から興すというのも、結果に対する理屈と確認に過ぎず

 いずれも結果に対する確認や理屈で、音程の取り方それ自体ではないという点で

 チューナーを使ってヴァイオリン音程取ると言っているのと同じなのです

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

そして

 『チューナー(チューニングメーター) 実は画期的な装置!?』をはじめとする

 このブログの色々な記事で何度も書いているように

 ヴァイオリンでは同じ音符でも重音、旋律、旋律の前後関係で音程が異なるなか

 求める音程がわからないままチューナーを使っても、音程確認にさえなりませんし

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 ヴァイオリンでは同じ音符でも異なる音程が求められるのに、同じ音符は同じ音程

 ピアノを使って音程を取らせても、それはヴァイオリン音程にはなりません。

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

では

 ピアノでは、重音、旋律、旋律の前後関係で音程が異なる音程が取れない

 チューナーは、そうした求める音程がわからないうえに、結果への確認にしかならず

 純正律だの、ピタゴラス音律などというのもまた、音程の結果への理屈でしかなく

 開放弦の共鳴というのも目安でしかないうえに、そうではない音程も多数あり

 開放弦から興すだの、主音からの音程というのも、音程確認と理屈でしかない

 となるとヴァイオリン音程は、何を手掛かりに取ったらいいのか?

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

それこそが

 『ヴァイオリンの音程を確定させるのは絶対音感でもなく相対音感でもなく

  線香花火音感?!』の記事で書いたところの線香花火音感なのです。

そして

 ヴァイオリンで[線香花火音感]こそを追求することにより

 音程の取り方の[認識]が変わるとともに

 音程の取り方は[一択]とした、この記事のタイトルのようなことが起きます。

まずヴァイオリンの音程における[線香花火音感]とは既出の

 『ヴァイオリンの音程を確定させるのは

  絶対音感でもなく相対音感でもなく線香花火音感?!』の記事などをはじめとして

 このブログで何度もなんども書いているように

 生徒さん方がヴァイオリンの響きで音程が取れるようになるのに伴って

 単音は勿論、重音音階練習の際にも私は生徒さんに対して

 「そうそう、天麩羅を揚げているような音が(微かに)聞こえますね」と言ったり

 「そうそう、線香花火の音が(微かに)聞こえますね」と言うようになり

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 ヴァイオリンでは同じ音符でも重音、旋律、旋律の前後関係で音程が異なりますが

 何れの音程にするのかは線香花火の音がする音程から選べばいい

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 ということであり

 私のレッスンでは、これこそを指導していますし、

 私の生徒さん方は、これこそを習得しようとしています

そして

 『粒粒審区?

  ヴァイオリンを正確に演奏するための唯一の練習方法』や

 『ヴァイオリンの正しい練習方法 それは累煉之泰?!』でも書いたように

 一つひとつ煉瓦を正しく並べていくように

 一音いちおんキチンと弾くようにレッスンしています。

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

そしてそれによるヴァイオリンの音程の[認識]の変化として

 既述の線香花火の音がする音程から選ぶというのは

 『ヴァイオリンの上達の要である音程の見える化?!

  ヴァイオリンの音程はパズルのピースをはめ込むように響きで確定できるのです

 などの記事でも書いたように

 ヴァイオリンは総ての音程において響きを聴いて正しい音程が取れることの一環で

 最もよく響くポイントを探し当てた際に聴かれる響きことを指しているとともに

 それはまさしく音程が「見えるか?」と求めるかの如き取り組みで、それにより

 ヴァイオリン音程の「見える化」が実現できるのです

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

その結果

 『文字の書き方も習わずに文章を綴る?

  あなたのヴァイオリンが上達しない決定的な理由

 の記事で書いたように

 「正しい音程を取りたい=電気を取りたいとプラグを手にしても

  正しい音程が判らない=コンセントの場所が判らなかった」ために

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 壁だけで彷徨い

 コンセントが見つからなかったかのような状況が

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 コンセントが何処か判るようになった=正しい音程が何か判り

 コンセントに差し込めるようになった=正しい音程響きでピタリと確定

 できるようになるのです

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

そうしたなか

私のサイトの

 レッスン形態 教室の場所 空き状況のページの

 レッスン対象の項目にも書いたように

 “初心者”では

  「趣味でも基礎からしっかり学びたい」という方や

  (ヴァイオリンを奏でる本当の楽しみ

 “上級者”では

  音大生・音大既卒者・プロの演奏者・指導者の方など

  (音大生 演奏者 指導者の方へのレッスン

 幅広くレッスンを行っています

そして

 レッスン方針の項目にも書いたような音程の取り方も含めて

 趣味で習う一般の方だけでなく、専門家を目指す方や

 音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンにおいても伝統に則り

 「正しい音程」 (正確音程

 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための

 基礎的な演奏技術を大切に指導

 一音いちおん丁寧に各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

そのため

 他の教室から移って来られた方々は皆さん異口同音に

 それ迄ヴァイオリン音程取るのにチューナーを使ってしまっていた…ですとか

 或いはヴァイオリン音程取るのにピアノを叩いて音を取らされていた…ですとか

 左手右手の加減ばかりで音程の取り方それ自体について指導されなかったので

 何時までたっても音程が良くならなかった…などと嘆かれます。

その際

 初心者の生徒さんの場合「あっ、この音なんだ!」などと言ったり

 鍵盤楽器奏者や経験者は「あっ、こう違うんだ!」などと言ったり

 プロ奏者や先生方の場合「あっ、こっちの音だ!」などと言ったりと

 生徒さんの習熟度合いや経験の違いにより反応は三者三様ではあるものの、

 生徒さんの習熟度合いや経験の違いにかかわらず正しい音程の選択方法は一種類

 すなわちこれこそが正しい音程は線香花火の音がする音程から選ぶということです

そうしたことから

 このブログの記事のタイトルを

 『ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様

  ただし正しい音程の選び方は一択』と題しました。

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

ちなみに

 そのようにヴァイオリンにおける正しい音程は一択ではあるものの

 音程を正しくするために、取るべき音程を微調整する訓練を行い続けることにより

 私のサイトのヴァイオリンの音程の取り方のページにも書いたように

 音程が異なる楽器の集合体で、徐々にピッチが変わるオーケストラでの演奏や

 音程が固定されているピアノなどの鍵盤楽器との演奏でも

 ヴァイオリンの側が音程を調整することで、美しいアンサンブルが成立します。

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

そうした点では

 まさにピアノとのアンサンブルとなる発表会に際しては

 ヴァイオリンの側の微調整が最小限で済むとともに違和感が生じないように

 ピアノの側の響きを最大限工夫して伴奏してくださる優秀なピアニスト達の尽力に

 毎年大変助けられていることに、とても感謝しています

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

話が多岐にわたりましたが

 改めて冒頭既掲の譜例に立ち返って、考えてみて欲しいのです

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

既述のように

 ニ長調の音階が含まれるこの譜例において

 開放弦のレの音=左指を何も押さえていない状態で弾く音程や

 開放弦のラの音と同じになるように4の指で取る音程は不変でも

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

 それ以外は、ヴァイオリン奏でるにおいてそうであるように

 和音(重音)とメロディー(単音)で違うなどという単純なものではなく

 和音の場合と、単音の場合で、同じ音程もあれば、異なる音程もありますが

 和音の場合はともかくも、単音の場合は、では如何に音程を定めるのか

 ということこそが、ヴァイオリン音程の取り方として考えるべき点なのです

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

そうした際に

 チューナーを使って…ですとか

 ピアノを叩いてみて…などということをしていても

 そのような方法道具で、既述のようなヴァイオリンならではの音程は取れません。

さらには

 主音からの音程…だの

 開放弦から興す…などと唱えても

 結果への理屈と確認ということで、チューナーで音程を取らせるのと同じです

ましてや

 歌ってみる…ですとか

 頭の中の音…などと唱える人も居たりしますが

 そのような方法や想起で、既述のようなヴァイオリンでの微細な音程は取れません。

ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様 ただし正しい音程の選び方は一択 ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室 正しい 音程

既出の

 『ヴァイオリンの音程を確定させるのは

  絶対音感でもなく相対音感でもなく線香花火音感?!

 の記事の最後に記したように

 あなたも

 線香花火音感を学びませんか?

 それがヴァイオリン本来の音程の取り方なのですから。

そしてそれにより

 『“常識”≠“事実”

  あなたのヴァイオリン演奏が本当には上達しない5つの誤った情報

 などの記事でも書いたように

 ヴァイオリンにはフレットが無いので、音程を取るのが難しい…といったことが

 “常識”としての「共通認識」かもしれませんが、実はそれは音程の取り方知らない

 ために生まれた「思い込み」としての幻想で、響きで音程を確定できるというのが

 “事実”で、響き聴いて総ての音程が確定でき、フレットが無いからこそ正しい

 音程が取れる…ということに気づけるのです


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