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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
もしも
「ヴァイオリンを正しい音程の美しい音で奏でる[前提]は[運弓]などと言うと
[運弓]は[運指]の間違い?という声が聞こえて来そうですが、間違いではなく
[運弓]も[運指]も、音程にも音色にも影響するとともに、ヴァイオリンを
正しい音程の美しい音で奏でる[前提]は[運弓]となります。
なぜなら
ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ ~その2~』で書いたように
ヴァイオリンの「音程」は、電球の中から明るいものを選ぶかの如くに
響きの豊かさによって、音程の[壺]を正しく選び取ることが可能ですが、
そのヴァイオリンの音程の[壺]をより一層探し出しやすくするためには
それはすなわち[運弓]に他ならないからです。
また
けれども、それでは私が弾いていることにならないから、その動いている弓に
手を添えさせてもらうんです。」
これは、かの歴史的名奏者、わけても運弓の極致ともいえる技術が求められる
バッハ/無伴奏での歴史的名録音を遺されたシェリング(ヘンリク・シェリング)
先生が言われたことです。
あるいはSCHRADIECK book 3(The School of Violin-Technics)
さらにはCASORTI(The Technics of Bowing For the Violin)
加えてDOUNIS (The Dounis Collection)などから
『ヴァイオリンの運弓(ボーイング ボウイング)の練習』のページで
示した教材や
そして
理想の運弓の力加減を確認する方法として
『ヴァイオリンの右手(運弓)の技術の確認 ティッシュボックス』で書いたように
1.ティッシュボックスから出ているティッシュに
弓を持つのと同じ指の形で指を添えると、ティッシュがすり抜けてしまうので
手の形はそのままに、ティッシュがすり抜けない程度に指でティッシュをつまむ
2.ティッシュボックスから出ているティッシュを
一枚だけ引き抜こうとする…って、誰でも引き抜けるに決まっています(笑)が
理想の運弓の力加減では、かなり頑張ったとしても、ティッシュボックスから
レッスンで私は、突然乱暴に…ではなく、まるで忍者がこっそり忍び寄るかの如く
懸命に弾いている生徒さんの傍らに行き、弓の毛を張ったり緩めたりする際に回す
スクリューを、すっ!っと引っ張るようにして引き抜こうとします。
弓を容易に引き抜けなかった生徒さんには、運弓の感覚を覚えてもらうため
弓が弦の上で指板の方に滑り落ちてしまわないように左手で楽器を高く上げてもらい
そこに私が弓を弦の上に置き、けれども私は弓を持たずに指一本でかろうじて支え
弓の自重以外は圧力ゼロにして弓を弦の上で引きずると、ただそれだけで
しかし
上記のような運弓の指導は、対面では可能でも、遠隔では到底行えませんし、
現在の音響、通信、ネット機器のスペックでは、レッスン形態 教室の場所 空き
状況のページのレッスン形態にも書いたように、遠隔で音程の「結果」は確認でき
ても、それを取る「過程」は不明なため、その指導は困難を極めます。
既述の三郎先生や、シェリング先生が言われたことを直に指導し実践することは
ヴァイオリンで正しい音程の美しい音を朗々と奏でるための[壺]の選択にも資する
ヴァイオリンの豊かな響きを引き出すための訓練となるとともに、
弓を引きずり始める最初こそ抵抗を手指に感じるものの、その後はまるで無重力の
空間を飛んでいくかのように、その音はどこまでも届くようになるのです。
このような
(正確な音程)(美しい音)は、私のサイトのQ&Aのページにも書いたように
どこの教室でも目指していることではありますが、
ヴァイオリンを正しい音程の[壺]で弾くという本来の奏法を学ぶことで
類まれな美しい音を朗々と宇宙空間に響かせてみませんか?
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カテゴリ: ヴァイオリン上達の指標