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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
何事も
正しい練習をしなければ、スムーズな上達は望めないということは当然ですが、
ヴァイオリンの練習では、ヴァイオリンの演奏というものが一般的でないためか
少し考えればわかりそうな…と思えるほどに、色々な点で、あまりにも間違った
やり方をしている事例が見られます。
それは
例えば
襤褸(ボロ)が出る』で書いたように
松脂を細かく動かしながら弓毛のどの部分にも同様に塗るべきであるにもかかわらず
松脂を細かく動かしながら塗るのは弓元と弓先だけで
弓央の周囲では何故かスゥ~~~ッと松脂を滑らせてしまっている…という
更には
松脂をたっぷりと塗ることで、弓毛の隅々にまで充分松脂が行き渡り
松脂をたっぷりと塗ったので、弓毛の表面上の余剰な松脂を布などで拭き取る
というのが正しい松脂の塗り方ですが、そうした正しい塗り方を知らなかったり、
「松脂は塗り過ぎてはいけない」(確かに過剰な松脂は運弓の妨げになります)
「弓毛は拭いてはいけない」(松脂が塗り足らない状態のままで弓毛を拭くと、
弓毛のキューティクルを傷めてしまいます)ということから
松脂をたっぷりと塗って拭き取る正しい塗り方に対して、塗り過ぎ+拭き取りという
二重の誤りだと誤解する人が居たりして、充分塗れていない場合が殆どです。
また
例えば
『チューナー(チューニングメーター) 実は画期的な装置!?』で書いたように
チューナーには別の画期的な機能があるものの
ヴァイオリンはチューナー(チューニングメーター)では正しい音程は取れません。
(チューナーでの別の画期的な機能については、上記記事をご覧ください)
そして
線香花火音感?!』という記事のタイトルそれ自体が示しているように
ヴァイオリンの音程を確定させるのは
絶対音感でもなければ、相対音感でもなく、線香花火音感…であるにもかかわらず
相対音感がどうのこうの…といった類の意見しか見られず
また
特にウィーン・フィルの名コンサートマスターとして知られた
ゲアハルト・ヘッツェルさんの指弓は至高の指弓で
https://youtu.be/SRFkcov-3Sc=youtu.be&t=1266
私も正しい指弓は習得し修得してはいるものの、この至高の指弓を
教えていただくことになっていた…にもかかわらず不慮の事故で急逝されて
しまったことは残念で仕方ありません。
指弓を正しく習っていない場合は、指弓に伴う手首の動きが過剰になることから
指弓を正しく習得せず修得できていない者のなかには「指弓という手首をくねらせて
弾く方法はよくない」などという誤った考え方を披歴している者も居たりしますが
[指]を使う奏法であるので、それを「指弓」というのであって
[手首]をくねらせたのでは、それは「手首弓」になってしまいます(笑)
ということで
松脂の塗り方でも、たっぷり塗って拭き取るということをしていなかったり
音程の取り方でも、チューナーだの絶対音感だの相対音感だのと言っていたり
指弓という奏法を、手首弓(そんな奏法はありません)と誤解する者が居るなど
ヴァイオリンを正しく練習する以前の段階で躓いてしまっている人達が居ることは
何ともお気の毒な限りです。
もしも大量の生卵であっても、やはりパッケージに入れられていれば安心です。
さらに生卵全体を俯瞰するだの、アウトラインの把握だなどとして
沢山の生卵を取り敢えず…と入れていったら
どうなるかは明らかです。
そしてそれはレンガでも同様で
もしもレンガ全体を俯瞰するだの、アウトラインの把握だなどとして
沢山のレンガを取り敢えず…と並べていったらどうなるかも明らかです。
それに対して
レンガをきちんと積み重ね、一つひとつしっかりとセメントなどで固めれば
高い塔を造ることも可能であり
これを
累卵之危(累卵=積み重ねた卵)と言う既出の非常に危険な状況の反対で
累煉之泰(累煉=積み重ねた煉瓦)と言い、そうした状況は安泰であることを
示しています…などというのはウソで(笑)そのような四字熟語は存在しません。
むしろ
煉瓦の煉は火にとかし質のよいものにする、瓦はかわら、という意味からすると
上記の累煉之泰(累煉=積み重ねた煉瓦)ではなく累瓦之泰(累瓦=積み重ねた瓦)
とすべきかもしれませんが、煉瓦が瓦であっても、きちんと積み重ねていくべきもの
という点では同じです。
ですから
レンガを並べるという際に、取り敢えず全体を…だの、アウトライン…だのとすると
それによって得られるのは、まさに瓦礫と化したいい加減な状況でしかなく
そのような瓦礫の山を後から並べ直すくらいなら、最初から一つひとつきちんと
並べていけばいいということと全く同じで
ヴァイオリンの練習の際も、取り敢えず全体を…だの、アウトライン…だのとすると
それによって得られるのは、まさに騒音と化したいい加減な状態でしかなく
そしてそれは
『インクの入った水 あなたがいつまでもヴァイオリンをきちんと弾けない理由』や
あなたがヴァイオリンの練習で勘違いしていること ~その1~』などの記事で
何度も書いているように
料理を作るのに、大雑把でいいから取り敢えず作り通し…などという作り方をしたら
そんな料理は腹痛を起こしてしまうでしょうし
最初のうちは大雑把で、徐々に細部を…とすると、程度の差や期間の長短こそあれ
大半の期間は大雑把に調理してしまうことで、大雑把に作る癖が付いてしまい、
最初のうちは大雑把で、徐々に細部を…とすると、程度の差や期間の長短こそあれ
大半の期間は大雑把に演奏してしまうことで、大雑把に演奏する癖が付いてしまい、
その上で
『“音程” は “リズム” に属する』でも掲げたように
というように“音程”ばかりが表出されるような音の配し方ではなく
ところが
そのように音においては音程を定め、それを拍節感を伴い配していく際に
あなたのヴァイオリンが上達しない決定的な理由』でも書いたように
プロや音大の先生までもがバイオリン本来の音程の取り方については不案内で
歴史的に確立されている音程の取り方を教える教室は殆どないのです。
その理由は
『「弦のトホホ」(仮名)というブランドの有名無実ぶり』でも書いたように
音楽大学というのは
要するに、弾いてひいて弾きまくって、入学試験を受け
要するに、弾いてひいて弾きまくって、卒業演奏をしただけのことですし
コンクールにしても
要するに、弾いてひいて弾きまくって、順位が付いただけのことですし
演奏活動にしても
要するに、弾いてひいて弾きまくって、演奏活動をしているだけですし
指導団体にしても
医師や弁護士になるための専門的な勉強のような類のことは一切なく
只管に弾いてひいて弾きまくるだけで専門的な勉強をしたと誤解しているだけで
只管に弾いてひいて弾きまくって可笑しなことになっているのに気づかないのです。
では何故そのような状況にあるかといえば
あなたがヴァイオリンの上達について勘違いしていること』などで書いたように
患者が症状を訴え苦しみ、そうしたことへの具体的な治療を求めても
具合の悪い箇所を指摘するだけで、それに対する個別具体的な治療は施さず
幾許かの能書きと「健康に気を付けて」でオシマイ…などということは
有り得ないのに
生徒が音程の悪さに苦しみ、そうしたことへの具体的な指導を求めても
音程の悪い箇所を指摘するだけで、それに対する個別具体的な指導は行わず
幾許かの能書きと「音程に気を付けて」でオシマイ…などということが
罷り通ってしまっているからですが
しかも
病気の場合
個別の症状に具体的な治療を施さなければ、それは偽医者だと思われるのは
個別の症状に具体的な治療を施せる医師が街中に沢山居るだけでなく
もしも街中の医師で対応できなければ大学病院で治療を受けられるからですが、
個別の音程に具体的な指導を施せなくても、それが偽教師だと思われないのは
個別の音程に具体的な指導を施せる教師が街中に殆ど居ないだけではなく
これが街中の教師だけではなく音楽大学でも指導できる先生が皆無という
更に信じられない状況にあるのです。
さらには
あなたのヴァイオリンがきちんと響かない決定的な理由』で書いたように
100m競争の練習や試合をする際に、一歩でも違えばタイムが変わることや
100m競争は100mで練習や試合をすることなど誰もが知っている一方で、
ヴァイオリン弾きはほとんどの人達が、弦長330mmとは知らなかったり確認せず
テキトーな弦長のまま左指が1mmでも違えば音程が変わるなどと言っていますが、
それではまるで
テキトーなトラックの長さのまま、一歩違うとタイムが変わると言っているような
ものです。
(ちなみに
子ども用の分数サイズの楽器の場合は弦長は330mmにはなりませんし
サイズも大人の楽器との内部の容積の比率で決めてはいても曖昧なものですが
子どもは大人よりも手指が小さい分、弦長を規定している基準は厳密であるべきで、
こうした点で、お子さんがヴァイオリンを習っている場合、お子さんが使っている
「その分数楽器の弦長は、どのように規定されるのですか?」という質問に対して
明確に答えられないような先生には、お子さんを習わせるべきではありません)
そのため
ヴァイオリンの音程はパズルのピースをはめ込むように響きで確定できるのです』
の記事や
既出の
の記事をはじめとする、このブログの多くの記事で繰り返し書いている
生徒さん方がヴァイオリンの響きで音程が取れるようになるのに伴って
「そうそう、天麩羅を揚げているような音が(微かに)聞こえますね」と言ったり
「そうそう、線香花火の音が(微かに)聞こえますね」と言うようになり
ヴァイオリン本来の音程の取り方さえも、殆ど知られていない状況です。
その結果
あなたのヴァイオリン演奏が本当には上達しない5つの誤った情報』
で書いたように
ヴァイオリンにはフレットが無いので、音程を取るのが難しい…といったことが
“常識”としての「共通認識」になりましたが、実はそれは音程の取り方を知らない
ために生まれた「思い込み」としての幻想で、響きで音程を確定できるというのが
にもかかわらず
正しい文字の書き方も知らずに、字の前後関係だけで文学を創ろうとするかの如くに
正しい音程の取り方も知らずに、音の前後関係だけで音楽を創ろうとするなどという
であればこそ私は
一人でも多くの人に、本来のヴァイオリンの音程の取り方や練習方法を伝え
それによってまさに、本当のヴァイオリンの演奏方法を習得して欲しいと願えばこそ
私のサイトのレッスン形態 教室の場所 空き状況のページのレッスン方針の項目に
と掲げています。
そして
これも私のサイトのヴァイオリンを奏でる本当の楽しみのページに
と掲げています。
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カテゴリ: ヴァイオリン上達の指標