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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
『ヴァイオリンの「弦の寿命」と「正しい音程」“線香花火音感”の正体』で書いた
「よく響くポイント」としての[壺]を探し求め続けることだと言えます。
そして
ヴァイオリンの練習と演奏における「近道」と「正統」』で書いたように
ヴァイオリンの音程の正しい取り方として、よく響くポイントを探す指導と練習が
ヴァイオリン演奏を、上達させるための「近道」としての「王道」という意味でも
ヴァイオリン演奏を、確実なものとする「正統」としての「王道」という意味でも
『学問に王道あり』となるのです。
にもかかわらず
やれ、歌ってみる…ですとか
やれ、頭の中の音…ですとか
あるいは、開放弦から興す…ですとか
はては、純正律がどうこう…ですとか
さらに、ピタゴラス音律が…などと宣っているだけの者も居たりしますが
さらに
ヴァイオリンで正しい音程が取れると美しい音が響くことや、そうした音に対して
「そうそう、天麩羅を揚げているような音が(微かに)聞こえますね」と言ったり
「そうそう、線香花火の音が(微かに)聞こえますね」と言うことについて
ヴァイオリンのそうした正しいレッスンを受けたことのない者のなかには
正しい音程が取れた際に天麩羅を揚げているような音が微かに聞こえる=潰れた音
前者の
[弓の弦に対する圧力の力加減]について
かの歴史的名教師の三郎先生(私達門弟は、鷲見三郎先生のことを、今でも尊敬を込
めてこうお呼びします)は「弓を弦の上で引きずるように」と仰っていました。
(これについては
『[差音]と[加音](さらに正確に調弦を行うために)』の記事中でも掲げた
『鷲見三郎/ヴァイオリンのおけいこ』のなか(P.29))では「引っぱる」と
書かれていますが、これは編集側が「引きずる」を書き換えたものだと思います)
また後者の
[弓の竿に対する右手の力加減]については
かの歴史的名教師の四郎先生(私達門弟は、鷲見四郎先生のことを、今でも尊敬を込
めてこうお呼びします)は「弓の振動を常に指で感じること」と仰っていました。
すると
弓をつまんでいる指に振動が感じられますが
その2本の指に感じている振動を
2本の指ではない通常の持ち方でも、他の総ての指において感じられるように
必ずしもフォルテではない音量でも、他の総ての弦と音でも感じられるように
常に留意しながら弾きます。)
そしてその両者を踏まえて
かのパガニーニが「ステッキの頭部に結ばれたハンカチーフ」のような柔軟性が
左手に対して必要だと説いていますが、これは右手についても言えることであり、
かのシェリングさんも、こちらの記事でお会いした機会には、実際にはあり得ない
ことだと前置きしたうえで「ヴァイオリンの上で弓が勝手に動いている。けれども
それでは自分が演奏していることにならないので、申し訳ないけれども、弓に手を
添えさせてもらう。」(笑)という言い方をされていました。
と書いただけでは意味不明なので手順を書くと
1.ティッシュボックスから出ているティッシュに
弓を持つのと同じ指の形で指を添えると、ティッシュがすり抜けてしまうので
手の形はそのままに、ティッシュがすり抜けない程度に指でティッシュをつまむ
2.ティッシュボックスから出ているティッシュを
ティッシュをつまむにはつまんでも
ティッシュをティッシュボックスから引き抜けない…引き抜けたとしても
こんなにティッシュを引き抜くのが大変なの?
こんなにティッシュは一枚でも粘りがあるの?
えっ?
そんなに弱い力の運弓では、小さな音しか出ないのでは?
もし仮にヴァイオリンは怪力で弾かないと大きな音が出ない…ということになったら
背後に同じヴァイオリン奏者だけでも何十人も居て、さらに管楽器や打楽器まで居る
オーケストラの伴奏でヴァイオリン協奏曲を演奏会場で披露できるのは、大男かプロ
日本ではある理由からバイオリンの音程の取り方は音楽学校では教えないうえ
日本から留学した学生の殆どが正しい音程の取り方を学べない事情もあるからです。
そのため
ブログの記事の『文字の書き方も習わずに文章を綴る?
あなたのヴァイオリンが上達しない決定的な理由』でも書いたように
プロや音大の先生までもがバイオリン本来の音程の取り方については不案内で
歴史的に確立されている音程の取り方を教える教室は殆どありません。
さらに
バイオリンで重音の音程を取る際の[差音]は理屈や必要性が説かれるだけで
それを聴き取る具体的なレッスンをしている教室は全くと言っていいほど
ありません。
そうしたことから当教室では
趣味で習う一般の方だけでなく、専門家を目指す方や
音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンにおいても
既述のような音程の取り方も含めて、伝統に則り
「正しい音程」 (正確な音程)
一音いちおん丁寧に各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
むしろ過度な練習や特訓は不要になり
正しいリズムにより躍動感と豊かな表現も得られるとともに
ヴァイオリンを奏でる本当の楽しみのページにも書いたように
今まで弾いていた曲は勿論、今まで弾きたいと思っていた作品の数々も
正しい音程の美しい響きで、無理なく安定して弾けるようになります。
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カテゴリ: ヴァイオリン上達の指標