ヴァイオリンの[音階練習]で留意すべき2つのポイントとは?

ヴァイオリン音階練習が大切だとよく言われます。

では一体、何がどのように大切なのでしょうか?

そもそも、あなたのしている音階練習は、

本当ヴァイオリン音階練習なのでしょうか?

本当に上達したい方のためのヴァイオリン教室です ヴァイオリン教室 バイオリンレッスン

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

私のサイトの

 THE HEIFETZ SCALE BOOK のページに書いたように

 ハイフェッツは生前、音階(スケール)の重要性を繰り返し口にしており

 例えば、少しでも時間があればスケールを復習いたい…ですとか

 例えば、その演奏者の実力は、スケールを弾かせれば即座に総てわかる…と言い

 ハイフェッツは初めて習いに来た学習者などには

 次から次に様々な調の音階色々と弾かせたことが知られています

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この話を聞いて

 「かのハイフェッツでさえ、音階練習を大切にしていたんだ」ですとか

 「流石ハイフェッツだから、音階練習の大切さがわかっていた」といった感想を

 お持ちになる方が多いと思いますが、その先を考える人は少ないようです

それは

 ハイフェッツという歴史的天才奏者でさえ音階練習を大切にした点はわかるとして

 ハイフェッツはまさに天才奏者ではあっても、超能力者や霊能力者ではなく(笑)

 ハイフェッツがその演奏者の実力は、スケールを弾かせれば即座に総てわかる

 言った理由は何なのか?という点です

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

これについては

 ハイフェッツはその演奏者の実力を判断する際に

 ヴァイオリン音階練習(おんかいれんしゅう)を正しく行うべきところを

 ヴァイオリン[音練習(おんかいれんしゅう)をしてはいないか?

 ヴァイオリン[音練習(おんかいれんしゅう)になっていないか?

 という2点も見極めていたのだといます

と書くと

 ハイフェッツに会ったことも無いのに何故そう思う?ですとか

 ハイフェッツが[音練習[音練習と言ったのか?と言われそうです

 ヴァイオリン[音練習[音練習というのは私の勝手な造語です

けれども

 ハイフェッツと比べるべくもない…などとは書くまでもないことですが(笑)

 私のプロフィールでもご覧いただけるようにハイフェッツと同じアウアー派として

 [音練習][音練習]をハイフェッツが判断基準にしたことは想像に難くなく

 [音練習][音練習]が何なのかがわかれば、ハイフェッツ以外の何方にも

 その判断基準に納得いただけると思います


ということ

 まずはヴァイオリン[音練習について書くと

 それはヴァイオリン音階練習における運指のやり方です

まず

 ヴァイオリンの音階(スケール)の練習のページにも書いたように

 ヴァイオリンの音階(スケール)の練習の最大の目的は、

 正しい音程で弾けるようにすることです。

そして

 そのためには左指の安定が求められ

 総ての運指で、左指である音程弾いている指以外の下の指も揃えて置いておき

 スケールでは、左指の置いたを崩さないために指を突然離したりせず

 アルペジオは、左指で置いておける指は可能な限り置いておく必要があります。

例えば

 私のサイトのŠEVČÍK OPUS 1 PART 1のページで取り上げている

 セビシック/セヴィシック/セヴシック/セブシック Op.1 Part.1の冒頭でも

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 弾くために押さえている指だけでなく

 弾くために押さえている指の下の指も置いたままにしておくよう明記されており

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 こうした運指あらゆるヴァイオリンの音階の弾き方の基本的なルールであり

 弾いている下の指も置いておくとで、左手が崩れないこと目指します。

(なお

 ŠEVČÍK OPUS 1 PART 1の冒頭に上記の記載があるので、そのまま引用しただけで

 『粒粒審区?

  ヴァイオリンを正確に演奏するための唯一の練習方法で詳しく書いたように

 上掲の譜例をそのままの調性や、そのままのスラーでは、レッスンしていません)

例えば

 私のサイトの新しいバイオリン教本 1(音楽之友社)のページで取り上げた

 新しいバイオリン教本1の50番の課題、すなわちスケールでは

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 3の指の後に破線で示されているように

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 E線0を弾き始めた途端に3までの指を総て突然離してしまうのではなく

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 E線0を弾き始めた当初は3までの指を総て置いておいて徐々に離し

 徐々に離した指も弦に触れないだけで、指板の上空に留まり続ける 

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 という運指も、あらゆるヴァイオリンの音階の弾き方の基本的なルールであり

 出来るだけ指は置いておくとで、左手が崩れないこと目指します。

さらには

 新しいバイオリン教本1の52番の課題、すなわちアルペジオでは

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 スケールのように徐々に指を離していくのではなく

 アルペジオでは、置いておける指は可能な限り置き続けること学びますが

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 こうした運指もまた、あらゆるヴァイオリンの音階の弾き方の基本的なルールあり

 可能な限り指は置いておくとで、左手が崩れないこと目指します。

同様に

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 という音の場合は

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 というように

 1

 3の指を離してしまって

 2

 4の指を置くのではなく

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 というように

 1

 3の指を離してしまわずに置いたまま

 2

 4の指を置くように弾きます。

また

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 という音の1と4の指で10度の音程取る場合にも

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 というように

 3の指を離してしまって

 4

 1の指を置くのではなく

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 というように

 3の指を離してしまわずに置いたまま

 4

 1の指を置くように弾きます。

そのため

 1

 2

 3

 4の総ての指を指板上に正しい音程位置で配して

 8度の音程をまず取って

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 そのうえで

 2

 3

 4の指は指板上にそのまま配した状態で

 1の指を下方に拡張するで10度の音程を取ります。

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

とはいえ

 『自動車 と オレンジジュース

  あなたがいつまでもヴァイオリンをきちんと弾けない理由』で書いたように

 ある自動車を時速100kmで走らせたい時に

 その自動車が時速100kmまでしか走れない性能では無理が生じるので

 その自動車を時速180km程度まで走行可能にしておかなければなりません。

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

それと同じで

 ある音程を10度で取りたい時に

 その音程を10度で取る練習だけでは無理が生じるので

 8度の指の押さえ方から4の指を予め上方に拡張しておき

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 そこから1の指を下方に拡張する、つまり結果として12度で取る練習必要

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 伝統的なレッスンでは、そうした拡張を可能にするための手順や練習方法とともに

 そのような運指が繰り返し丁寧に指導されます。

(なお

 既掲の譜例の音形の場合に即して1と4の指の拡張の写真を示しているだけで

 既掲の譜例の音形ではない場合は2と3の指の拡張の練習必要となり

 下掲では、手順としては異なりますが、結果の状態の説明としては

 2と3の指でオクターブの音程を取り、そこに1と4の指が添えられています

 方法と手順は示しておらず、これらの写真の模倣だけでは拡張練習にはなりません

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

そして

 10度の運指を行うために10度の練習では無理が生じますが

 10度の運指を行うために12度の練習をしておくことにより

 10度の演奏が無理なくできるようになります。

にもかかわらず

 10度の音程取るのに、8度からの拡張や12度への拡張どころではなく

 2と3の指を持ち上げている運指をもしもあなたがしているのなら

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 そうした運指なのは、伝統的なレッスン受けられていないこと意味

 そうした運指により、演奏法上の観点から、演奏不安定になること以上に

 そうした運指こそは、解剖学的な観点から、手指を傷める原因にもなるので

 2と3の指を持ち上げている運指による指導練習は避けなければなりません。

などと大仰な書き方をしてしまいましたが

 2と3の指を持ち上げたまま10度の音程を取るなどという運指

 2と3の指を持ち上げていることで、左手不安定になるのは当然です

 1と4の指を広げる方向なく指を上げると、左手に余計な負荷がかかるのも明白で

 2と3の指を持ち上げている10度の運指は絶対に避けなければなりません

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※注意

10度の音程取るのに、2と3の指を持ち上げている上掲の写真は

 解剖学的な観点から、手指を傷める原因にもなるという既述の事例を示すために

 趣味で習う生徒さんで医師の方に、一時的な状態での撮影を協力いただいたもので

 一般の方は決して真似をしないでください

つまり

 押さえて弾いてる指の下の指も揃えて押さえておくこと左手が安定するのに

 押さえて弾いてる指だけしか押さえないために左手が壊れてしまう練習

 さらに10度の音程の取り方の場合は2と3の指を持ち上げていること

 左手に余計な負荷がかかってしまい、文字通り左手の指を壊してしまう練習

 音階練習ではなく[音練習なのです

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

続いて

 つぎはヴァイオリン[音練習について書くと

 それはヴァイオリン音階練習における音程の取り方です

既述のように

 ヴァイオリンの音階(スケール)の練習のページにも書いたように

 ヴァイオリンの音階(スケール)の練習の最大の目的は、

 正しい音程で弾けるようにすることです。

そして

 そのためには左指の精度が求められ

 総ての運指で、左指正しい位置に配されるようにしますが

 多くの人達が、左指左指の間隔にばかり注目しがちです

 考えるべきは、左指それ自体の位置音程として正しいかどうかということです

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 という音の場合

 フラジオレットの音が出るか?出ないか?という判断がされ

 フラジオレットの音が発音された=正しい音程が取れたとされてしまいがちです

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 指の間隔が合えばフラジオレットの音が発音されるとしても、それだけでは

 指の位置はどこが正しい音程なのか?ということは特定できません。

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 

 

(音符の高さを上下に揺らして

 音程定まらないイメージを表現しています


同様に

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 という音の場合

 オクターブの重音差音=下の音であるため

 オクターブで差音が下の音と一致=正しい音程が取れたとされてしまいがちです

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 指の間隔が合えばオクターブの重音が発音されるとしても、それだけでは

 指の位置はどこが正しい音程なのか?ということ特定できません。

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 

(音符の高さを上下に揺らして

 音程定まらないイメージを表現しています


そのように

 フラジオレットでの発音の可否で判断できるのは指の間隔の正しさだけであり

 オクターブの重音差音の正誤で判断できるのも指の間隔の正しさたけです

そして

 フラジオレットでもオクタープの重音でも、それ以外のスケールやアルペジオでも

 ヴァイオリンでファの音の音程の正しさは、響きの凹凸を感じ、響くポイントの

 []を見つけることで判断できるだけでなく

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 

  

(音符の高さをゆっくり上下させて

 響きの凹凸探しのイメージを表現しています


ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 

(音符の高さをゆっくり上下させて

 響きの凹凸探しのイメージを表現しています


 ファの音に留まらず総ての音程において、ヴァイオリンでは

 響きの凹凸により、響くポイントの[]として正しい音程確定できるので

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 (音符の高さをゆっくり上下させて響きの凹凸探しのイメージを表現しています

 伝統的なレッスンでは、そうした確定を可能にするための聴き方の練習方法とともに

 そのような音程の取り方が繰り返し丁寧に指導されます。

ところが

 『決定的な誤解!ヴァイオリンの音程は[改善]ではなく[開栓]するもの!

 で書いたように

 ヴァイオリンは、その音程を「響くポイントの[壺]で取る」という本来の奏法を

 [当然]学び知り奏でる人達によって教えられてきましたが、他の分野と同様、

 [当然]とされることは敢えて語られないために、ヴァイオリン愛好者の急増や

 教育機関の乱立により、そうした[当然]を伝えてもらえなかった学習者が

 粗製濫造されてしまったのてす。

そのため

 ヴァイオリン音程は、開放弦の共鳴音に留まらない総ての音で響きの凹凸から響く

 ポイントの[](つぼ ツボ)で正しい音程が取れるという本来奏法が忘れられ

 そうした響きの凹凸が測れないチューナー音程を取ってみたり

 そうした響きの凹凸を聴くことと無関係な、頭の中の音、歌ってみる、左手

 姿勢を直す、ピアノを叩いて音程取る、などというやり方が蔓延してしまったの

 です

 

(既述の左手の記述は、左手の安定や、左手を傷めないことについてのもので

 ここの左手の記述は、左手音程確定させられないというものです)

ですから

 音程取るのに、フラジオレットの発音の可否や重音の指幅に注目するだけで

 響きの凹凸で音程確定させることのないやり方をもしもあなたがしているのなら

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 

 

(音符の高さを上下に揺らして

 音程定まらないイメージを表現しています


 そのような音程の取り方なのは、伝統的なレッスン受けられていないこと意味

 そのような音程の取り方により、演奏法上の観点から、演奏不安定になる以上に

 そのような音程の取り方こそは、認知学的な観点でも、音感を狂わせてしまうので

 響きの凹凸とは無関係な音程の取り方による指導練習は避けなければなりません。

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

 

 

(音符の高さを上下に揺らして

 音程定まらないイメージを表現しています


つまり

 音程響きの凹凸により確定できるのがヴァイオリン音程の取り方なのに

 音程は指の間隔にしか注目しないために、音程が怪しいままの練習

 さらにチューナー、頭の中の音、歌う、左手や姿勢、ピアノを使うなど

 響きの凹凸とは無関係な音程の取り方で、音程が怪しいままの練習

 音階練習ではなく[音練習なのです

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

以上のように

 音階練習として左手が壊れる[音練習をしていないか?という点と

 音階練習として音程が怪しいまま[音練習をしていないか?という点の

 この2点で、ハイフェッツはその演奏者の実力を判断していたと思います

 この2点は、ハイフェッツでなくとも、総ての指導者、学習者、演奏者において

 最大限留意すべき注意点です

とはいえ

 それはハイフェッツでさえもが重視した点なのではないかということ

 それはハイフェッツでなくとも重視する点であると「知った」ところで

 例えば既掲の10度の運指における指の拡張の練習方法

 例えば既述の響きの凹凸で音程確定するという音程の取り方

 やはり簡単に身につくことはなく、レッスンにより「習う」ことが必要です。

だからこそ

 私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように

 趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、

 指導者(ヴァイオリンの先生)までもが、そうした

 ヴァイオリンで避けるべき[音練習ではない音階練習

 ヴァイオリンで止めるべき[音練習ではない音階練習を習いに来ています

そして

 ヴァイオリンを「正しい音程」の「美しい音」で「朗々と響かせる」ことができる

 ようになっています

ヴァイオリン バイオリン 音階練習 音階 スケール アルペジオ 10度 フラジオレット オクターブ 方法 正しい 音程 運指 教室 レッスン

あなたも

 ヴァイオリン左手左指を壊してしまう[音練習を避け

 ヴァイオリン音程が何時までも怪しいままの[音練習を止め

 ヴァイオリン正しい音程の音で快く響かせる[音練習ともいうべき

 ヴァイオリン本来奏法に根差した伝統的な音階練習を習うこと

 ヴァイオリンを「正しい音程」の「美しい音」で「朗々と響かせる」ことができる

 ようになりたくありませんか?

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