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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
私のサイトの
THE HEIFETZ SCALE BOOK のページに書いたように
ハイフェッツは生前、音階(スケール)の重要性を繰り返し口にしており
例えば、少しでも時間があればスケールを復習いたい…ですとか
例えば、その演奏者の実力は、スケールを弾かせれば即座に総てわかる…と言い
ハイフェッツは初めて習いに来た学習者などには
それは
ハイフェッツという歴史的天才奏者でさえ音階練習を大切にした点はわかるとして
ハイフェッツはまさに天才奏者ではあっても、超能力者や霊能力者ではなく(笑)
ハイフェッツがその演奏者の実力は、スケールを弾かせれば即座に総てわかると
言った理由は何なのか?という点です。
これについては
ハイフェッツはその演奏者の実力を判断する際に
ヴァイオリンの[音階練習](おんかいれんしゅう)を正しく行うべきところを
ヴァイオリンで[音壊練習](おんかいれんしゅう)をしてはいないか?
ヴァイオリンで[音怪練習](おんかいれんしゅう)になっていないか?
という2点も見極めていたのだと思います。
けれども
ハイフェッツと比べるべくもない…などとは書くまでもないことですが(笑)
私のプロフィールでもご覧いただけるようにハイフェッツと同じアウアー派として
[音壊練習]と[音怪練習]をハイフェッツが判断基準にしたことは想像に難くなく
[音壊練習]と[音怪練習]が何なのかがわかれば、ハイフェッツ以外の何方にも
その判断基準に納得いただけると思います。
弾くために押さえている指だけでなく
弾くために押さえている指の下の指も置いたままにしておくよう明記されており
(なお
ŠEVČÍK OPUS 1 PART 1の冒頭に上記の記載があるので、そのまま引用しただけで
ヴァイオリンを正確に演奏するための唯一の練習方法』で詳しく書いたように
上掲の譜例をそのままの調性や、そのままのスラーでは、レッスンしていません)
3の指の後に破線で示されているように
E線0を弾き始めた途端に3までの指を総て突然離してしまうのではなく
E線0を弾き始めた当初は3までの指を総て置いておいて徐々に離し
徐々に離した指も弦に触れないだけで、指板の上空に留まり続ける
同様に
という音形の場合は
また
とはいえ
あなたがいつまでもヴァイオリンをきちんと弾けない理由』で書いたように
ある自動車を時速100kmで走らせたい時に
その自動車が時速100kmまでしか走れない性能では無理が生じるので
その自動車を時速180km程度まで走行可能にしておかなければなりません。
(なお
既掲の譜例の音形の場合に即して1と4の指の拡張の写真を示しているだけで
既掲の譜例の音形ではない場合は2と3の指の拡張の練習も必要となり
下掲では、手順としては異なりますが、結果の状態の説明としては
2と3の指でオクターブの音程を取り、そこに1と4の指が添えられていますが
方法と手順は示しておらず、これらの写真の模倣だけでは拡張練習にはなりません)
そうした運指なのは、伝統的なレッスンが受けられていないことを意味し
そうした運指により、演奏法上の観点から、演奏が不安定になること以上に
などと大仰な書き方をしてしまいましたが
2と3の指を持ち上げたまま10度の音程を取るなどという運指は
2と3の指を持ち上げていることで、左手が不安定になるのは当然ですし
1と4の指を広げる方向でなく指を上げると、左手に余計な負荷がかかるのも明白で
2と3の指を持ち上げている10度の運指は絶対に避けなければなりません。
※注意
(10度の音程を取るのに、2と3の指を持ち上げている上掲の写真は
解剖学的な観点から、手指を傷める原因にもなるという既述の事例を示すために
趣味で習う生徒さんで医師の方に、一時的な状態での撮影を協力いただいたもので
一般の方は決して真似をしないでください)
つまり
押さえて弾いてる指の下の指も揃えて押さえておくことで左手が安定するのに
押さえて弾いてる指だけしか押さえないために左手の形が壊れてしまう練習が
さらに10度の音程の取り方の場合は2と3の指を持ち上げていることで
そのためには左指の精度が求められ
同様に
(音符の高さをゆっくり上下させて響きの凹凸探しのイメージを表現しています)
ところが
『決定的な誤解!ヴァイオリンの音程は[改善]ではなく[開栓]するもの!』
で書いたように
ヴァイオリンは、その音程を「響くポイントの[壺]で取る」という本来の奏法を
[当然]学び知り奏でる人達によって教えられてきましたが、他の分野と同様、
[当然]とされることは敢えて語られないために、ヴァイオリン愛好者の急増や
教育機関の乱立により、そうした[当然]を伝えてもらえなかった学習者が
粗製濫造されてしまったのてす。
そのため
ヴァイオリンの音程は、開放弦の共鳴音に留まらない総ての音で響きの凹凸から響く
ポイントの[壺](つぼ ツボ)で正しい音程が取れるという本来の奏法が忘れられ
そうした響きの凹凸を聴くことと無関係な、頭の中の音、歌ってみる、左手の形や※
姿勢を直す、ピアノを叩いて音程を取る、などというやり方が蔓延してしまったの
です。
そのような音程の取り方なのは、伝統的なレッスンが受けられていないことを意味し
そのような音程の取り方により、演奏法上の観点から、演奏が不安定になる以上に
つまり
音程を響きの凹凸により確定できるのがヴァイオリンの音程の取り方なのに
音程は指の間隔にしか注目しないために、音程が怪しいままの練習が
さらにチューナー、頭の中の音、歌う、左手の形や姿勢、ピアノを使うなど
以上のように
[音階練習]として左手の形が壊れる[音壊練習]をしていないか?という点と
[音階練習]として音程が怪しいまま[音怪練習]をしていないか?という点の
この2点で、ハイフェッツはその演奏者の実力を判断していたと思いますが
この2点は、ハイフェッツでなくとも、総ての指導者、学習者、演奏者において
最大限留意すべき注意点です。
とはいえ
それはハイフェッツでさえもが重視した点なのではないかということや
それはハイフェッツでなくとも重視する点であると「知った」ところで
やはり簡単に身につくことはなく、レッスンにより「習う」ことが必要です。
だからこそ
私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように
趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、
指導者(ヴァイオリンの先生)までもが、そうした
あなたも
ヴァイオリンで左手の形や左指を壊してしまう[音壊練習]を避け
ヴァイオリンの音程が何時までも怪しいままの[音怪練習]を止め
ヴァイオリンを正しい音程の音で快く響かせる[音快練習]ともいうべき
ヴァイオリンの本来の奏法に根差した伝統的な[音階練習]を習うことで
ヴァイオリンを「正しい音程」の「美しい音」で「朗々と響かせる」ことができる
ようになりたくありませんか?
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カテゴリ:ヴァイオリン上達の指標