ヴァイオリンの「弦の寿命」と「正しい音程」“線香花火音感”の正体

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 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

ヴァイオリン 弦 寿命 正しい音程 線香花火音感の正体 バイオリン レッスン 教室

私は最近

 大変高名な整体師の方と色々とお話させていただく機会を得たことで、

 押すと痛気持ちいいところや、経絡上の鍼を刺す場所(経穴)が

 「つぼ」や「ツボ」と記されているのは、実は[壺]だと教えていただきました。

そして

 この記事のタイトルに掲げたヴァイオリンにおける「弦の寿命」と「正しい音程」も

 まさにその「つぼ」や「ツボ」と表記されている[壺]こそが重要であり、

 身体の経絡上に鍼を刺す際にも、[壺]を正しく見極める必要があるように

 「弦の寿命」や「正しい音程」も[壺]を正しく見極めることが鍵となります。

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ということでまず

 「弦の寿命」の[壺]とは何かといえば

 「弦の寿命」は[壺]の狂いでこそ判断されるべきものだということです

そしてそれには

 [壺]の位置の間隔が狭まることで微細な差異を判別できるハイポジションで

 [壺]がズレていると発音されないことで明確に判別できるフラジオレットを弾く

 ことよって確実に判断できます。

具体的には

 総ての弦が

 『距離も決めずに100m競争の練習をする?

  あなたのヴァイオリンがきちんと響かない決定的な理由』の記事で書いた弦長に

 なるように駒の位置を正しく揃えたうえで

 4の指であれば第11ポジション

 3の指であれば第12ポジションの位置でフラジオレットを

 G線→D線→A線→E線の順に弾いてみます。

すると

 4弦とも寿命が来ていない新しい弦の場合は、フラジオレットが発音される[壺]が

 G線→D線→A線→E線の順に弾いてみて、真横に揃うのに対して

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 E線は、頻繁に押さえるナット寄りの付近が運指によりほんの僅かながらすり減り

 ナット(上駒)のほうが軽くなっていくため、フラジオレットが発音される[壺]が

 ブリッジ(駒)のほうにズレていくことになり

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 G線とD線とA線は、巻線の間に汚れが溜まったりすることにより

 ナット(上駒)のほうが重くなっていくため、フラジオレットが発音される[壺]が

 ナット(上駒)のほうにズレていくことになります。

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従って

 既述のように

 [壺]の位置の間隔が狭まることで微細な差異を判別できるハイポジションで

 [壺]がズレていると発音されないことで明確に判別できるフラジオレットを弾いて

 フラジオレットが発音される[壺]が真横に揃わずズレてくると、すなわちそれは

 弦を正しい音程で押さえるべき場所がズレていることを意味し、それでは正しい

 練習演奏が出来ないため、弦を取り換える必要がある=寿命だと判断されます。

ところが

 このような「弦の寿命」の判断方法は、かつてはヴァイオリンの関係者であれば

 誰もが知る当然の判断方法であったにもかかわらず、現在ではそれを知る者が減り

 例えば、切れてしまった時が寿命とか(まあ、当然と言えば当然ですが(笑))

 例えば、発表会の前には交換するとか(大抵の先生が、こうみたいです(笑))

 例えば、あの弦なら何か月くらいとか(ネット情報の多くが、これです(笑))

 更には、はじいて響きの音程が変わる(もはや奇妙奇天烈奇怪至極です(笑))

 などとするような者が指導者?のなかにまでいる事態に至っているのは

 『温故知新 ~その1~』で書いたように

 ヴァイオリンに関して中途半端に首を突っ込んだだけでしかないためで

 [壺]が何なのかもわからずに首を突っ込んでいる下掲の猫と同じです。

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また

 「正しい音程」に関しても

 既述の「弦の寿命」をフラジオレットが鳴る[壺]で判断したのと同様に取る

 などと書いたりすると

 「フラジオレットが鳴る場所は弦の整数分の一の距離にある場所」なので

 「そうした[壺]での判断では、純正律のみの音程になってしまう」などと言い出す

 人が居るに違いありません。

しかしそれは

 フラジオレットが鳴る場所としての[壺]に限ったことであって

 フラジオレット以外の正しい音程の[壺]としては

 私のサイトのヴァイオリンの音程の取り方のページに書いたように

 例えば

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 の音の場合

 正しい音程よりも、相当程度低いとあまり響かず

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 正しい音程よりも、ある程度低くてもよく響かず

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 正しい音程の場合、ハッキリした音でよく響き

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 正しい音程よりも、ある程度高くてもよく響かず

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 正しい音程よりも、相当程度高くてもよく響くポイントがある

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 というように音程正しい場所は最もよく響くポイントとして確認できます。

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(なお

 上掲の譜例は、音程の高低と音の響きをイメージで示すとともに

 よく響くポイントを簡略的に示したもので、上掲以外にも響くポイントがあります)

 として示した「よく響くポイント」こそが、そうした[壺]に他ならないのです。

そしてこれこそが

 『ヴァイオリンの音程を確定させるのは

  絶対音感でもなく相対音感でもなく線香花火音感?!』の記事などをはじめとして

 このブログで何度もなんども書いているように

 生徒さん方がヴァイオリンの響きで音程が取れるようになるのに伴って

 単音は勿論、重音音階練習の際にも私は生徒さんに対して

 「そうそう、天麩羅を揚げているような音が(微かに)聞こえますね」と言ったり

 「そうそう、線香花火の音が(微かに)聞こえますね」と言うようになり

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 ヴァイオリンでは同じ音符でも重音、旋律、旋律の前後関係で音程が異なりますが

 何れの音程にするのかは線香花火の音がする音程から選べばいい

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 ということなのです。

そして

 『ヴァイオリンの音程の取り方における三者三様

  ただし正しい音程の選び方は一択』で書いたように

 チューナーでいくら音程を測ってみても、それは結果に対する確認であるように

 純正律やピタゴラス音律というのもまた、それも結果に対する理屈であり

 主音からの音程だの、開放弦から興すというのも、結果に対する理屈と確認に過ぎず

 学ぶべきは「正しい音程」を取ることができる[壺]の存在であり

 上記記事で「正しい音程」として取った場所が[壺]なのです

ですから

 ヴァイオリンで「正しい音程」を得るには

 『ヴァイオリンの音程を確定させるのは絶対音感でもなく相対音感でもなく

 線香花火音感?!で書いた線香花火音感こそが必須であり、

 その線香花火音感とは、まさにこうした[壺]を見つけることに他ならないのです。

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ところが

 このような「正しい音程」の判断方法も、かつてはヴァイオリンの関係者であれば

 誰もが知る当然の判断方法であったにもかかわらず、現在ではそれを知る者が減り

 やれ、チューナーを使って…ですとか

 やれ、ピアノを叩いてみて…ですとか

 やれ、歌ってみる…ですとか

 やれ、頭の中の音…ですとか

 さらには、主音からの音程ですとか

 あるいは、開放弦から興す…ですとか

 はては、純正律がどうこう…ですとか

 さらに、ピタゴラス音律が…などということを宣っているだけなのもまた

 『温故知新 ~その1~』で書いたように

 ヴァイオリンに関して中途半端に首を突っ込んだだけでしかないためで

 [壺]が何なのかもわからずに首を突っ込んでいる下掲の猫と同じです。

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さらに

 『文字の書き方も習わずに文章を綴る?

  あなたのヴァイオリンが上達しない決定的な理由』や

 『「弦のトホホ」(仮名)というブランドの有名無実ぶり』でも書いたように

 トホホ学園(仮名)でもG大でも

 音楽大学というのは

 要するに、弾いてひいて弾きまくって、入学試験を受け

 要するに、弾いてひいて弾きまくって、定期試験を受け

 要するに、弾いてひいて弾きまくって、卒業演奏をしただけのことです

 コンクールにしても

 要するに、弾いてひいて弾きまくって受けるための準備をし

 要するに、弾いてひいて弾きまくって、予選を通過し

 要するに、弾いてひいて弾きまくって、順位が付いただけのことです

 演奏活動にしても

 要するに、弾いてひいて弾きまくって練習をし

 要するに、弾いてひいて弾きまくって演奏をし

 要するに、弾いてひいて弾きまくって演奏活動をしているだけです

 指導団体にしても

 要するに、弾いてひいて弾きまくって、推薦してもらい

 要するに、弾いてひいて弾きまくって、加入して

 要するに、弾いてひいて弾きまくって、偶に井戸端会議をしているだけで

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 医師や弁護士になるための専門的な勉強のような類のことは一切なく

 只管に弾いてひいて弾きまくることが求められ

 只管に弾いてひいて弾きまくることを経験し

 只管に弾いてひいて弾きまくるだけで専門的な勉強をしたと誤解しているだけで

 只管に弾いてひいて弾きまくって可笑しなことになっているのに気づかず

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 そうした一見“専門家”と思えるような人達においてもまた

 既述のような「弦の寿命」や「正しい音程」における[壺]を認識しないまま

 指導練習演奏を繰り広げているのです

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あなたも

 ヴァイオリンの「弦の寿命」における[壺]のズレを認識してみませんか?

 ヴァイオリンの「正しい音程」を取る[壺]の存在を学んでみませんか?

これこそが

 ヴァイオリンの「弦の寿命」における、本来の判断方法であり

 ヴァイオリンの「正しい音程」を取る本来演奏方法なのです

そして

 そうした本来の判断方法

 さらには本来演奏方法により

 ヴァイオリンを「正しい音程」で「よく響く」ように奏でられるようになり、

 あなたのヴァイオリン演奏に、新たな扉が開かれるのです

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