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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
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ヴァイオリンに飛び込んでいませんか?
ヴァイオリンを演奏する際、いきなり楽器を手に取って弾き始めてはいませんか?
スポーツを行う前の準備運動が怪我の防止や運動能力の向上に効果的なように、
ヴァイオリン演奏も必要な準備を行うことで、演奏の基盤が整い、演奏全体が
レベルアップします。演奏への準備はヴァイオリン上達への最短コースなのです。
ヴァイオリン演奏のために必要な準備には、以下の3つがあります。
これらは、ヴァイオリンの学習者から指導者の方(ヴァイオリンの先生)まで、
ヴァイオリンを演奏するすべての方に共通のものであり、この3つの準備によって、
演奏のための身体づくり
まず最初の準備は、演奏の土台となる身体づくりです。このテーマについては、
以前のブログ記事『ヴァイオリンを流れる:二つの鍛錬法』に詳述のとおり、
身体への準備として、「鍛える」運動と「錬る」運動の2つの要素があります。
「鍛える」運動は基礎的な体力を整え、「錬る」運動は柔軟性とリラックスを促進
します。これらの運動をプロの指導者のもと適切に行うことで、ヴァイオリン演奏
に必要な身体の基盤が構築されます。
演奏のための身体の準備の次は、右手(運弓)と左手(運指)のための準備です。
運弓や左手の基本動作をスムーズに行うための練習教材として、以下の2つを紹介
します。これらはどちらも、運弓、運指、シフティングなど、ヴァイオリン演奏に
おける重要な準備動作を網羅しています。
"Urstudien" (Carl Flesch)
"Warming Up: Complete warm-up sequence for the violin" (Simon Fischer)
音づくりへの下準備
演奏のための身体の準備、右手・左手のための準備に加えて、ヴァイオリン演奏の
ために必要な準備として、忘れてはならないのが、音づくりへの下準備です。
ヴァイオリンは響かせる楽器であるため、いかに楽器を響かせて演奏できるかが
鍵となります。ヴァイオリンを十分に響かせ、適切な響きや音色を追求することで、
演奏が持つ表現力を最大限に引き出すことが可能となります。音づくりへの考察と
ヴァイオリンから響きを最大限に引き出すための参考教材として、以下の2つを
紹介します。
"Problems of Tone Production in Violin Playing" (Carl Flesch)
"Tone: Experimenting with proportions on the violin" (Simon Fischer)
これらの準備は、一見、時間がかかるように思われるかもしれません。しかし、
3つの準備を重ねることで、演奏に必要な体力や柔軟性が向上し、正確な運弓・
運指が身につき、豊かな響きと美しい音色で幅広い表現の演奏を可能にします。
ヴァイオリン演奏の揺るぎない基盤が形成されるため、これらの3つの準備は、
ヴァイオリンを最速で上達するための最も効果的な方法ともいえるのです。
また、今回紹介した4つの教材は、ヴァイオリンの学習者から指導者、プロの演奏者
まで必読の書であるカール・フレッシュの『ヴァイオリン演奏の技法』を補完する
とともに、イヴァン・ガラミアンの『ヴァイオリン奏法と指導の原理』とは対照的な
観点からも参考になるものとして取り上げました。
カール・フレッシュ『ヴァイオリン演奏の技法』上巻・下巻
イヴァン・ガラミアンの『ヴァイオリン奏法と指導の原理』
『ヴァイオリンを鳴らす――響きが変わる3つの上達のコツ』で書いたように、
ヴァイオリンは「鳴らす」ほどにより一層正確な音程が取りやすくなり、正確な音程
で弾くほどにより一層鳴ってきます。ヴァイオリンを「鳴らす」、つまり”響き”は、
ヴァイオリン演奏において、欠かすことができない重要な要素です。実は、これまで
見てきたヴァイオリン演奏のための3つの準備は、いずれもヴァイオリンから豊かな
響きを引き出すための準備でもあるのです。
当教室における、一般の方から音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンでも、
これら3つの準備への取り組みにより、どなたも確実な成果を上げています。
ヴァイオリン演奏の準備により基盤を固めれば、実際の演奏において、どのような
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カテゴリ: 究極のヴァイオリン奏法