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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
かつて
自家用ジェット機の操縦が趣味でいらした(って、凄い趣味ですが(笑))
カラヤンさんが「ヘリコプターさえ操縦できれば、ジェット機の操縦は簡単」と
仰っていましたが、残念ながら私はジェット機もヘリコプターも操縦したことは
ありません。
といっても
この曲のこと…ではなくて(笑)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘリコプター弦楽四重奏曲
ヘリコプターはメインローター(上部にある大きな回転翼)によって浮力を得れば
もうそれで空中に浮かんでしまえるので、あとはこのローターを向かいたい方向に
と書くと
ヴァイオリンの音程を響きで確定させることとは』の記事中にも書いたように
「よく響くポイント」としての[壺]を探し求め続ける…ということは
短期間で習得できるものでも、簡単に習得できるものでもないにもかかわらず
「響くポイントを探せばいいんだ」などと思ってしまう人が出てきそうですが(笑)
ヘリコプターの操縦が一朝一夕にできないのと同様に
もしもこれが空中に浮かぶことができていない状態のヘリコプターで
どんな風に飛びたい…だの、どちらの方向に向かいたい…などとやっていても
それは頭の中の想像を膨らませるだけで、実際にはそのような飛行はできないように
もしもこれが正しい音程を奏でる[壺]を発見できていない状態のヴァイオリンで
どんな風に奏でたい…だの、どのような音楽を弾きたい…などとやっていても
それは頭の中の想像を膨らませるだけで、実際にはそのような演奏はできません。
空中に浮かぶことさえできれば、あとは向かいたい方向に行ける…かの如く
正しい音程で奏でることさえできれば、あとは奏でたい表現等を加えるだけ
ということで
趣味で習う一般の方だけでなく、専門家を目指す方や
音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンにおいても、私は常に
「よく響くポイント」としての[壺]を探し求め続けることこそを
指導の原点としています。
そのうえで
例えば、この作品の場合は、このように奏でる…といったことをお伝えする頃には
もう空中に浮かんでいるヘリコプターが、向かいたい方向に向かえるかの如くに
もう[壺]を見つけられたヴァイオリンで、奏でたい音楽が奏でられるように
なっています。
つまり
このブログで何度も書いているように
短歌、詩、随筆、小説…などの何れにおいても文学として書くためには
日本語ならではの文字の書き方がわからなければ話にならないように
小品、ソナタ、協奏曲…などの何れにおいても音楽として弾くためには
ところが
『『学問に王道あり』 ヴァイオリンの練習と演奏における「近道」と「正統」』
でも書いたように
どのような分野でも長年の叡智というものがあるのは当然であるにもかかわらず
そのような各分野の長年の叡智を学んでいなかったり知らないような人であっても
自由に簡単に情報発信してしまえるインターネットの時代になり
長年の叡智に拠らない多数のハウツー本や自己体験をもとにしただけの
皮相浅薄な「ボクが考えたヴァイオリンの弾き方」のような情報が溢れかえり
既述のようなヴァイオリンは響きで音程が確定できるという“事実”が
情報の洪水のなかで見失われてしまっています。
そのせいで
やれ、歌ってみる…ですとか
やれ、頭の中の音…ですとか
あるいは、開放弦から興す…ですとか
はては、純正律がどうこう…ですとか
さらに、ピタゴラス音律が…などと宣っているだけの者も居たりします。
それらはいずれも、ヴァイオリンで音程を取る本来のやり方とは無関係であったり
理屈でさえもが、ヴァイオリンで音程を取ったことへの後からの評価であるだけで
いわんやチューナーを使っていたのでは[壺]が探し出せないために、
空中に浮かぶこともできていないヘリコプターで向かう方向を想像しながら
「こんな風に飛べたらいいなぁ」と頭の中で思うだけであるのと同じように
正しい音程で弾くこともできていないヴァイオリンで弾きたい音楽を想像しながら
「こんな風に弾けたらいいなぁ」と頭の中で思うだけで終わってしまうのです。
ブログの記事の『文字の書き方も習わずに文章を綴る?
あなたのヴァイオリンが上達しない決定的な理由』でも書いたように
プロや音大の先生までもがバイオリン本来の音程の取り方については不案内で
歴史的に確立されている音程の取り方を教える教室は殆どありません。
さらに
バイオリンで重音の音程を取る際の[差音]は理屈や必要性が説かれるだけで
それを聴き取る具体的なレッスンをしている教室は全くと言っていいほど
ありません。
けれども
そうしたことから当教室では
趣味で習う一般の方だけでなく、専門家を目指す方や
音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンにおいても
既述のような音程の取り方も含めて、伝統に則り
「正しい音程」 (正確な音程)
と掲げています。
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カテゴリ: ヴァイオリン上達の指標