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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
世間ではよく
バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)は何とか弾けても
パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)は難しくて弾けない…などといわれますが
実はそれはとんでもない間違いで
音程の取り方も知らずにバッハ/無伴奏を弾く無謀さ』で詳しく書いたように
パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)こそがヴァイオリンの基礎であり
バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)は応用なのです。
たとえば
第一に
「ミ」の開放弦が共鳴する音が明瞭に聞こえ
それが弦の振動として目視さえできるほどに響いているかどうかです。
第二に
第三に
の音では
を多用する点で
パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)は基礎であり
一方
そして
上記のようなヴァイオリンを演奏するうえで当然習得すべき音程の取り方について
ヴァイオリンの本来の奏法を習得し指導している先生のもとで学んでいる場合は、
ヴァイオリンの楽器や弓の選定や調整においても正しい音程での響きを最大限に
追求しながら学習できます。
ですから
ヴァイオリンの楽器や弓や音楽を巡る話などがあれこれ語られても、
バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)において
上記の「ミ」の音程の取り方をする曲名と理由が即答でき明確に説明できるような
指導者のもとで学ばなければ、そのヴァイオリンのレッスンはレッスンごっこ(笑)
でしかありません。
インド発祥の寓話『6人の盲人と象の物語』は
6人の盲人が象を触って、その感想を語り合うという話ですが
一人目は、象の鼻に触り「象とは蛇 のようなものだ」と言い
二人目は、象の耳に触り「象とは団扇 のようなものだ」と言い
三人目は、象の足に触り「象とは木の幹のようなものだ」と言い
四人目は、象の体に触り「象とは壁 のようなものだ」と言い
五人目は、象の尾に触り「象とはロープのようなものだ」と言い
六人目は、象の牙に触り「象とは槍 のようなものだ」と言って
互いに譲りませんでした。
そしてそれは
ヴァイオリンの音程は「響くポイントの[壺]で取る」のが本来の奏法にも関わらず
ヴァイオリンの音程を単に「高い!低い!」という指導しかされた経験が無く
ヴァイオリンの音程は総て響きで確定できることを知らず習わずわからない者が
粗製濫造され、そのようなヴァイオリンの本来の奏法を学んでいない者が多少
ヴァイオリンが巧みに操れるというだけで指導者として教え始めてしまった結果
なのです。
この記事では
バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)と
パガニーニ/24のカプリース(綺想曲)の「ミ」の音程について書きましたが、
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カテゴリ: 音程の[壺](つぼ ツボ)