バッハ/無伴奏にはシャツ?! ヴァイオリンのキチンとしたレッスンが受けられているかどうか

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 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
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 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

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(この記事および以下の記事は何れも
 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)に
 関連した記事です)

 『大体不適?
  音程の取り方も知らずにバッハ/無伴奏を弾く無謀さ

 『バッハ/無伴奏にはシャツ?!
   ヴァイオリンのキチンとしたレッスンが受けられているかどうか』
  (当記事)
 『バッハの無伴奏とパガニーニのカプリースと
  『6人の盲人と象の物語』に想うヴァイオリン上達の秘訣

 『バッハ/無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》を支える『アトラス』

近日中に

 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータを演奏する必要が生じたため

 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの完成度を高めるために

 練習メニューにシャツを加えました。

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と書くと

 ヴァイオリン練習ばかりしていないで気分転換に誰かとゴルフにでも行ったのか?

 などと思う人が居るかもしれませんが、私はある理由からゴルフはやりませんし

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 ヴァイオリン演奏における体幹を鍛える効果も期待して乗馬にでも行ったのか?

 などと思う人が居るかもしれませんが、私はある理由から乗馬はしません。

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と書くと

 どのような理由でゴルフをしないのか?

 どのような理由で乗馬はしないのか?…ではなくて(笑)

 「バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの完成度を高めるために

 シャツを復習った」というのはオヤジギャグ…ということで改めて下掲を見れば

バッハ/無伴奏にはシャツ?! ヴァイオリンのキチンとしたレッスンが受けられているかどうか ヴァイオリン教室 バイオリンレッスン

 単なる“それっぽい”だけのヴァイオリンごっこ(笑)ではなく

 まさに“そのもの”としてのヴァイオリンの伝統的で正統的なレッスン受けた方は

 「ああ、あのことね」と思うに違いありません。

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そして

 バッハ/無伴奏にシャツ…ということわかる人達にあっては、少し調べると

 あの人物に辿り着き、その人物がかつて弾いていた楽器からバッハ/無伴奏は

 チェロ組?とお思いになるかもしれませんが、あくまでもヴァイオリン

 ということもまたよくわかる筈です。

そうしたレッスンの際に課されるエチュードや課題曲に関して

 嘗て師事した鷲見三郎先生は、課題曲としていきなり楽譜を渡されたものの

 その楽譜を選ぶために先生は何日もなんにちも検討し探されていましたし、

 嘗て師事した鷲見四郎先生は、課題曲を選ぶべく楽譜棚の前に立たれて

 2分、3分…どころではなく、時には10分、20分以上も思案され

 その生徒が、その時点で何を学ぶべきか、その次に何を習得すべきかを踏まえ

 課題曲の選定には全身全霊で挑まれていました。

そして

 『課題の重要性 如何に学ぶべきか ~その2~ 究極の練習課題事』で

 具合が悪いので病院に診てもらいに行き、患者が医師に幾許かの要望をしたり

 医師が、治療や投薬に何が必要か診断し、患者に治療の選択肢を示すことはあっても

 患者が、治療で使うべき薬や、特に治療を行うべき点や問題点を指示して治療させる

 などということは有り得ないのと同じで

 演奏悪いので教室に習いに行き、生徒が先生に幾許かの要望をしたり

 先生が、指導練習に何が必要か判断し、生徒に指導の選択肢を示すことはあっても

 生徒が、指導で使うべきや、特に指導を行うべき点や問題点を指示して指導させる

 などということも有り得ないのです…と書きました。

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ですから

 いかに診察し、いかに投薬し、いかに治療するかが医師の力量であるように

 いかに観察し、いかに選し、いかに指導するかがヴァイオリンの先生の

 力量であり、専門性を問われる瞬間でもあることは言うまでもありません。

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もっとも

 ヴァイオリンレッスンは、病院での診察や治療ほどには一般的でないので

 生徒が「レッスンのご要望等」をするのは、患者が医師に希望を伝えるのと同じでも

 生徒が「レッスンご希望の」を示すという、患者が医師に投薬を指定するかの如き

 それではまともな治療はできない、ままごとのごときヴァイオリンごっこ(笑)も

 もしかすると現実に繰り広げられていたりするのかもしれません。

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ですから

 バッハ/無伴奏にシャツ…というオヤジギャグがわかり、それが当然と思える人達は

 まさに“そのもの”としての医師による診断により、投薬され治療を受けたかの如き

 まさに“そのもの”としてのヴァイオリンの伝統的で正統的なレッスン受けた方々

 である一方で

 バッハ/無伴奏にシャツ…と言われて、一体全体何のことかわからないような人達は

 まさに“それっぽい”だけで医療行為などとはいえない、お医者さんごっこのような

 まさに“それっぽい”だけのヴァイオリンごっこ(笑)しか経験したことがない方々

 ということも言えます。

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さらに言えば

 バッハ/無伴奏にシャツ…と言われて、一体全体何のことかわからないような人達は

 まさに“それっぽい”だけのヴァイオリンごっこ(笑)しか経験したことがないために

 『大体不適? 音程の取り方も知らずにバッハ/無伴奏を弾く無謀さ』の記事中で

 書いたように

 ヴァイオリンでは同じ音符でも重音、旋律、旋律の前後関係で音程が異なることから

 例えば

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では


 それぞれ音程が違う…などということ習っていないのだろうと思います

では、何故このようなことになってしまったのかといえば

 ヴァイオリン響き聴いて音程確定できる…という本来の手法が忘れられたため

 ヴァイオリンならではの音程の取り方というものは

 音程左手運指と、響き右手の運弓の指導も伴う点で“技術”に精通し

 同じ音符でも、複数の音程から最適な音程を選択する点で“音楽”に精通した者

 即ち本当に音楽を知る者が教えられるということも忘れられてしまったからです。

そして

 『ヴァイオリンの「弦の寿命」と「正しい音程」“線香花火音感”の正体』で書いた

 [壺]による「正しい音程」の判断方法も、かつてはヴァイオリンの関係者であれば

 誰もが知る当然の判断方法でしたが、それもまた忘れられてしまったのです。

そのため

 ヴァイオリンという自ら音程を作る作音楽器では音程の取り方基礎中の基礎

 その指導には正確な知識と緻密な観察に基づく訓練の反復が必須にもかかわらず

 そうした指導受けられない者や、そうした指導受けことがない者が巷に溢れ

 兎に角ひいて弾いて弾きまくって徐々にそれっぽい音程に近づけているような人が

 アマチュアのみならず音大卒生やプロのなかにも大勢居る事態に陥ったのです。

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ところが

 それならキチンとヴァイオリンの音程の取り方を習いたい!と思って

 ヴァイオリン教室にレッスンを受けに行ってみたところで

 『「音程に気を付けて」という台詞の無意味さ ~その1~』で書いたように

 患者が症状を訴え苦しみ、そうしたことへの具体的な治療を求めても

 具合の悪い箇所を指摘するだけで、それに対する個別具体的な治療は施さず

 幾許かの能書きと「健康に気を付けて」でオシマイ…などということ

 有り得ないのに

 生徒が音程の悪さに苦しみ、そうしたことへの具体的な指導を求めても

 音程悪い箇所を指摘するだけで、それに対する個別具体的な指導は行わず

 幾許かの能書きと「音程に気を付けて」でオシマイ…などということ

 罷り通ってしまっているのです

しかも

 病気の場合

 個別の症状に具体的な治療を施さなければ、それは偽医者だと思われるのは

 個別の症状に具体的な治療を施せる医師が街中に沢山居るだけでなく

 もしも街中の医師で対応できなければ大学病院で治療を受けられるからですが、

 ヴァイオリン指導では

 個別の音程に具体的な指導を施せなくても、それが偽教師だと思われないのは

 個別の音程に具体的な指導を施せる教師が街中に殆ど居ないだけではなく

 これが街中の教師だけではなく音楽大学でも指導できる先生が皆無という

 更に信じられない状況にあるからなのです

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そのため

 譬えるに

 日本語ならではの文字の書き方は誰も教えず学ばれなくなってしまい

 誰もが兎に角かいて書いて書きまくって何となく正しい文字に似せている

 などということは有り得ないのに

 ヴァイオリンならではの音程の取り方は誰も教えず学ばれなくなってしまい

 誰もが兎に角ひいて弾いて弾きまくって何となく正しい音程に似せている

 ようになってしまったのです。

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挙句の果てに

 既述のようなヴァイオリン本来レッスン受けた人達であれば

 生徒さん方がヴァイオリン響き音程が取れるようになるのに伴って私は

 ヴァイオリン正しい音程が取れると美しい音が響くことや、そうした音に対して

 「そうそう、天麩羅を揚げているような音が(微かに)聞こえますね」と言ったり

 「そうそう、線香花火の音が(微かに)聞こえますね」と言うことわかる一方で

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 ヴァイオリンそうした正しいレッスン受けことのない者のなかには

 正しい音程が取れた際に天麩羅を揚げているような音が微かに聞こえる=潰れた音

 正しい音程を選ぶ際に微かに線香花火のような音が聞こえる中から選ぶ=濁った音

 などと誤想し曲解する者まで居たりするのです(笑)

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そうしたことから

 既述のようなヴァイオリン本来レッスン受けことがないために

 ヴァイオリン音程響き聴くこと確定させられるという本来の手法を知らずに

 ヴァイオリン音程チューナーで取ったり取らせたりする指導者まで現れましたが

 ヴァイオリンでは同じ音符でも重音、旋律、旋律の前後関係で音程が異なるなか

 求める音程がわからないままチューナーを使っても、音程確認にさえなりませんし 

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 ヴァイオリンでは同じ音符でも異なる音程が求められるのに、同じ音符は同じ音程

 ピアノを使って音程を取らせても、それはヴァイオリン音程にはなりませんし

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 ヴァイオリン響き聴いて正しい音程美しい音を奏でられること知らないため

 ヴァイオリン音程は頭の中の音に依る…などと言い出したりするのです。

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そして

 これも既出の

 『「音程に気を付けて」という台詞の無意味さ ~その1~』で書いたように

 ヴァイオリンの音程の取り方と称して手のや加減を論じていたり

 ヴァイオリンの音程を取るのにチューナーやピアノを使っていたりしていても

 それはあたかも

 四則演算のやり方と称して鉛筆を持つ手のや筆圧を論じていたり

 四則演算計算法と称して電卓を使ったり計算結果の数表を眺めているのと同じで

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 それでは四則演算のやり方は学べない…というより教えていないように

 それではヴァイオリン音程の取り方は学べない…というより教えていないのです。

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けれども

 ヴァイオリン響き音程確定させる本来のやり方をまず最初に習わなければ

 その演奏はただ単に“それっぽい”だけで、本来演奏“そのもの”ではなく

 ヴァイオリン本来響き音程確定させていない時点で、良い音でも弾けなければ

 録音のように楽譜通りきちんと弾くことも叶わないのです。

とはいえ

 これもこのブログでも何度もなんども書いているように

 「日本語の用例集というのは、日本語を正しく綴る練習をするための教本」であり

 「日本語の用例集を使うなら、日本語の文字の読み書きができていないと使えない」

 のと同じで

 「音階練習教本というのは、音程を正しく奏でるための練習をする教本」であり

 「音階練習教本を使うなら、音程の取り方がわかっていないと使えない」

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 などということは、少し考えれば誰もがわかる筈ですが

 そうしたことさえも、全く考えることもなければわかる筈もない人達も巷に溢れ

 日本語の文字の読み書きもできないで日本語の用例集を使うかの如くに

 音程の取り方もわかっていないままで音階練習教本を復習う人が居る現状には

 どうしてそのおかしさに気づかないのか?と思うばかりです。

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あなたはどうだったでしょうか?

 バッハ/無伴奏の完成度を高めるためにシャツを復習った…という記述を見て

 それがオヤジギャグだということがわかりましたか?

 それとも一体何のことかわからなかったでしょうか?

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そうした記述がわかるかどうかによって

 正に“そのもの”としてのヴァイオリン本来指導受けことできているのか?

 単に“それっぽい”だけのヴァイオリンごっこの如き指導しか受けられていないか?

 ということが、誰にとっても明らかになるのです。

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 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)に関して

 あなたの受けているレッスンがレッスンごっこ(笑)でしかないかどうかについては

 下記記事もご覧くだい。

(この記事および以下の記事は何れも
 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(無伴奏)に
 関連した記事です)

 『大体不適?
  音程の取り方も知らずにバッハ/無伴奏を弾く無謀さ

 『バッハ/無伴奏にはシャツ?!
   ヴァイオリンのキチンとしたレッスンが受けられているかどうか』
  (当記事)
 『バッハの無伴奏とパガニーニのカプリースと
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 『バッハ/無伴奏ヴァイオリン《シャコンヌ》を支える『アトラス』

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