チューナーに頼らない音の追求――耳で磨くヴァイオリンの真の響き

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

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ヴァイオリンの美しい響き ――その瞬間への憧れ

 ヴァイオリンを学ぶ上級者音大生コンクールを目指す方々、指導者の方々は

 ご自身や生徒さんの演奏中に、ヴァイオリンが息をのむほど美しい音を響かせる

 瞬間を体験したことはありませんか?

 

 「ああ、これこそ理想の音だ」と感動し「この音をいつでも奏でられたら」

 「もっと美しい音で奏でられたら」という想いが練習の原動力となり、

 「いつでもこの音を出したい」という願いを胸に努力を重ねてきたことでしょう。

 

 ところが、その「偶然に訪れる至福の瞬間」を「常に訪れるもの」にできる方法

 実はあなたの手の中にあるのです

 

ヴァイオリンの理想の音――それはヴァイオリンの中にある

 私のサイトのヴァイオリンの音程の取り方で書いたように

 ヴァイオリンが最も美しい音を奏でるのは正しい音程で弾かれたときです

 ヴァイオリンは正しい音程で弾くことが難しい楽器とされていますが

 音程の取り方は300年近い歴史の中で確立されています。

 

 ヴァイオリン正確音程取るには、楽器から出る音の“響き”を聴き分け、

 “響き”の凹凸の中から響く音を選び取るのが基本です

 ピアノや電子チューナーなどは、ヴァイオリンの“響き”に基づくものではないため

 それらでヴァイオリン正確音程取ることは不可能です

 また、指や手のなどを工夫するより、“響き”を聴き分ける耳を鍛えることです

 ヴァイオリン正確音程は、その響きの中に必ず正解があるのです

 

チューナーからの解放

 ヴァイオリン上達を本気で目指すなら、チューナーとの決別が必要です

 正確音程を身につけるためには、機械的な補助ではなくヴァイオリンの“響き

 を聴き分ける耳を鍛えることが欠かせません。これが、単なる技術向上にとどまらず

 あなたのヴァイオリン演奏そのものを根底から一変させ、新たな次元へと引き上げる

 原動力となるのです

 

 電子チューナーヴァイオリン特有の“響き”を測定することができず、機械的かつ

 表面的な数値に基づいた音程しか表示しません。そのため、チューナーに頼った

 練習を続けるほどに、正確音程への到達はむしろ遠ざかり、耳で響きを聴き取る

 感覚が鈍化していきます。最終的には、音程を自ら“選び取る”力を失い、演奏

 本質が損なわれてしまう危険性さえあるのです

 

 ヴァイオリンのさらなる上達を目指すのなら、チューナーを手放し、ヴァイオリン

 “響き”の聴き分け方を学ぶことが、理想の音を奏でる出発点です

 

ヴァイオリンの“響き”を掴む練習とは

 ヴァイオリン演奏において、音が美しく響く瞬間を「偶然」ではなく「必然」

 として手に入れるためには、“響き”を捉える耳と感覚を鍛える必要があります。

 

 具体的には、ヴァイオリンが発する微妙な“響き”の変化を聴き分け、それを耳で

 しっかりと捉え、体全体で共鳴するように感じ取ることが求められます。この感覚を

 磨くことで、音程響きに対する鋭い感覚が培われ、演奏技術を支える確かな基盤が

 成されます。

 

 “響き”を意識した奏法を学ぶにつれ、自然と左手運指右手の運弓も改善され

 ます。すると、弦や松脂、各種パーツの選択においても、ヴァイオリンの“響き

 を最大化することに意識が向くようになります。その相乗効果でヴァイオリンから

 一層豊かな音が引き出され、あなた自身の表現力も格段に向上するのです

 

音程をめぐる決定的な誤解

 チューナー正しい音程を示してくれると思われているかもしれません。

 しかし、ヴァイオリン正しい音程は、その“響き”の中にあるのです

 あなたのヴァイオリンにも「正しい音程が響くポイント」が確かに存在し、

 このポイントを選び取りながら演奏するのがヴァイオリンという楽器です

 

 チューナーは、音の高さを数値的・視覚的に表示するだけの道具です

 どんなにチューナーのモードを切り替えたり、針位置の読み方を変えたところで、

 チューナーヴァイオリン特有の“響き”を基準としていないので、ヴァイオリン

 正しい音程は得られないのです

 

 さらに、チューナーに頼っていると、音の“響き”を聴く感覚をいつまでも養えない

 ことになってしまいます。“響き”に基づく正しい音程を掴めないまま演奏すること

 になりますが、それでもまだチューナーを使い続けますか?

 

チューナーを手放して広がる音楽の真髄

耳で掴む本当音程

 ヴァイオリンの“響き”に集中し音程を探っていくと、聴く感覚が研ぎ澄まされて

 いきます。耳が鍛えられると、ヴァイオリン本来持つ豊かな“響き”の中から

 最も美しい音程を選び取る力が身につきます。この過程は、チューナーなどの

 機械に頼らず自分の感覚を磨くことでしか得られません。

 

響き”で広がる音楽の世界

 ヴァイオリン音程は“響き”を基準としています。しかし、チューナーが示す音や

 ピアノや電子キーボードのような楽器の音は、ヴァイオリン特有の“響きを反映で

 きていないため、それらで取った音はヴァイオリン音程とは違うものとなります。

 ヴァイオリンの“響き”以外のものでヴァイオリン音程確認することは、

 ヴァイオリン独自の音程感を損なうだけでなく、“響き”を掴む耳が鍛えられて

 いないため、異なる演奏環境や他の楽器との合奏の際にも柔軟な適応ができなく

 なります。

 

 例えばピアノ音程はその調律や置かれた環境によって微妙に変化します。もし

 ヴァイオリンの側が“響き”を基準に音程を掴む力を磨いていれば、その場のピアノ

 の音程に自然と寄り添うことができるので、調和の取れたアンサンブルを生み出す

 ことができます。こうした能力は、響き”を基準にする練習によって初めて培われ

 ます。

 

心に触れる音楽表現

 ヴァイオリンの“響き”で音程を追求する過程で、耳が研ぎ澄まされ、表現の幅が

 広がります。ヴァイオリンは、最もよく響く時にこそ、もっとも美しい音色を奏で

 ます。その“響き”で掴み取った音程は、演奏を安定させるとともに、音色そのものを

 格段に美しいものにします。そして、安定した演奏と美しい音色が調和すること

 聴く人の心に深く訴える音楽を生み出すのです

 

ヴァイオリン習得における現代の課題

 チューナーを使わないことの素晴らしさは、いわば自然の美しさにも似ています

 しかし、現代社会において環境破壊が深刻なようにヴァイオリンの世界でも、

 チューナーの普及がヴァイオリニストの真の上達を阻んでいることもまた事実です

 

情報過多と手軽さの罠

 インターネットには膨大な情報が溢れています。その中で、手軽で即効性のある方法

 に目が行きがちですが、はたしてそれが正しい情報とも限りません。深い学びや試行

 錯誤の機会を奪ってしまう可能性もあります。特にチューナーに頼る練習では、

 “響き”を聴き分ける耳を育てる機会を奪い、結果的にヴァイオリン演奏の本質から

 遠ざけてしまいます

 

即効性への誘惑

 手軽さが重宝される現代社会では、ヴァイオリン習得においても「短期間で上手く

 なりたい」という傾向がみられます。しかし、ヴァイオリン上達には“響き”を

 聴き分ける地道な練習が欠かせません。この重要なプロセスを飛ばしてしまい、

 安易にチューナーを使ってしまうことは、上達を本質的に阻んでしまいます

 

音程と多様な価値観

 音程よりも音色や表現力などの要素を重視する意見もあります。確かにそれらも

 欠かせませんが、ヴァイオリン演奏は“響き”の上に成り立つものである以上、

 “響き”に基づく音程が不正確であれば音色も表現力も不安定になります。

 音色や表現力などを高めたいのであれば、まずは“響き”に基づく正確音程

 得ること。これがヴァイオリンの魅力を最大限に引き出す基盤となります。

 

ヴァイオリンの理想の音を手に入れるために

 思い切ってチューナーを手放し、ヴァイオリンの“響き”に基づく奏法を学べば

 正しい音程だけでなく音色や表現力や演奏全体の質までもが飛躍的に向上します。

 

 当教室では、ヴァイオリン本来奏法である“響き”を重視した指導により、

 さらなる高みを目指す上級者の方から指導者の方(ヴァイオリン先生)まで

 お一人おひとりに応じた最適な方法で、効率的かつ確実に目的の達成をサポート

 します。

 

 レッスンでは、ヴァイオリンの“響き”の微妙な違いも捉える耳を養うことから

 始めます。これにより、単に楽器を弾くだけでなく、その奥深い表現力を引き出す

 ための基盤を築きます。また、正確音程を掴む練習を通じて、演奏の安定性と

 美しい音色により、聴く人の心に響く音楽を創り出す力を育てます。

 

 ヴァイオリン音程響きはもちろん、音色や表現力など演奏に関する様々

 お悩みを抱えている方や、さらなる上達を目指す方は、当教室の“響き”に基づく

 ヴァイオリン本来奏法をぜひ体得してみてください。

 

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