ザ・しゃもじ・イズ・フライヤー!? ヴァイオリンの正しい音程を響かせる「飛んでもない」差異!?

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 「正しい音程」 (正確音程
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 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン
(この記事で書いたパーツについては
 『おすすめ?最高?究極!のヴァイオリン肩当て HAYATE☆47 Fantasia
 で書いた理由により現在は使用していません
(この記事には
  『ザ・しゃもじ・イズ・タイムマシン!?
   ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ』
 ① ~その1~
 ② ~その2~
 ③ ~その3~
 ④『ザ・しゃもじ・ライク・タイムカプセル!?
   ヴァイオリンに響きを持続させるパーツ
 ⑤『ザ・しゃもじ・イズ・デストロイヤー!?
   ヴァイオリンを正しい音程で響かせ続ける
 ⑥『ザ・しゃもじ・イズ・フライヤー!?
   ヴァイオリンの正しい音程を響かせる「飛んでもない」差異!?』(当記事)
 ⑦『ザ・しゃもじ・イズ・コントローラー!?
   ヴァイオリンの響きを増す取り付け位置
 ⑧『ザ・しゃもじ・イズ・スモーカー!
   ヴァイオリンの響きの倍音が豊かに広がる
 ⑨『Performaヴァイオリン肩当てを劇的に高音質化!
 ⑩『Performaヴァイオリン肩当て木製の前程を劇的に高性能化!
 ⑪『Performaヴァイオリン肩当て木製の響きの雑味を除去
 が関連します)

日常的に

 「とんでもない」=決して有り得ない、という否定の意味でも使われる言葉が

 「とんでもない」=それほどでもない、として謙遜の意味でも使われることもある

 「とんでもない」の語源は、途でもない=道に外れた…と書いているくらいなので

 「とんでもない」を「飛んでもない」とは書かないことはわかっています(笑)

けれども

 「とんでもない」=有り得ない、という程度のことであれば、長年生きていると

 身の回りでかなりの物事が、いつの間にかそうなっていることがあります。

それは

 例えば、バスに乗車すると車内で車掌さんが切符を売りに来る、という日常に

 なんと「ワンマン」として運転手さんが乗車賃を取り始めて驚いたものですし、

 例えば、荷物というものは一週間~十日くらいたって届くもの、という日常に

 なんと「荷物が翌日届く」というTVCMが始まった時には驚いたものですし、

 例えば、緑茶というものは茶葉と急須で淹れて作って飲むもの、という日常に

 なんと「緑茶飲料」というものが発売された時には呆れるし驚いたものですし、

 例えば、インスタントラーメンは袋入りで家で茹で食べるもの、という日常に

 なんと「カップ麺」としてお湯まで入れられる自販機が現れ驚いたものですし、

 例えば、買物というのは出かけて行ってお店で買ってくるもの、という日常に

 なんと「ネットで注文し配達される」という仕組みが出来て驚いたものですが、

 それらはいつの間にか日常になってしまいました。

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

(ちなみにこの写真は大昔ではなく(笑)2023年現在の狛江教室近くのバス停です)

などと書いていると

 「昔は自動改札の所に人が居て、切符に駅毎に違う切れ込みをハサミで入れた」とか

 「フロッピーディスク」などを知らない世代の人たちには呆れられそうですが(笑)

 スマートフォンもタブレット端末も生まれた時から有った世代の生徒さんに、時々

 最新のアプリやツールの使い方で不明な点を教えてもらえて助かっています(嬉)

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

とはいえ

 既述は何れも利便性の向上という点では歓迎される状況の変化ではあっても

 私が専門としているヴァイオリンの分野では、逆に状況の変化によって学ぶべき事が

 学ばれなくなってしまった…を通り越し、忘れ去られてしまうという、まさしく

 「とんでもない」事態に陥ってしまっています

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

それは

 『ヴァイオリンの「弦の寿命」と「正しい音程」“線香花火音感”の正体

 で書いた「弦の寿命」の判断方法は、かつてはヴァイオリンの関係者であれば

 誰もが知る当然の判断方法であったにもかかわらず、現在ではそれを知る者が減り

 例えば、切れてしまった時が寿命とか(まあ、当然と言えば当然ですが(笑))

 例えば、発表会の前には交換するとか(大抵の先生が、こうみたいです(笑))

 例えば、あの弦なら何か月くらいとか(ネット情報の多くが、これです(笑))

 更には、はじいて響き音程が変わる(もはや奇妙奇天烈奇怪至極です(笑))

 などとするような者が指導者?のなかにまでいる事態に至っていることです

加えて

 「正しい音程」の判断方法も、かつてはヴァイオリンの関係者であれば

 誰もが知る当然の判断方法であったにもかかわらず、現在ではそれを知る者が減り

 やれ、チューナーを使って…ですとか

 やれ、ピアノを叩いてみて…ですとか

 やれ、歌ってみる…ですとか

 やれ、頭の中の音…ですとか

 さらには、主音からの音程ですとか

 あるいは、開放弦から興す…ですとか

 はては、純正律がどうこう…ですとか

 さらに、ピタゴラス音律が…などと宣っているだけの者も居たりします。

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

そして

 ヴァイオリンの「弦の寿命」においても「正しい音程」においても

 正しい音程であるところの[]こそが判断材料となるにもかかわらず

 その[]の存在が忘れ去られてしまったがために、そうした]に

 言及していない

 「的はずれ」(まとはずれ)というよりも

 「ずれ」(つぼずれ)な指導練習が横行してしまっています

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

そのため

 そうした正しい音程の[]を習わず知らずわからないような指導者?に限って

 運弓(ボーイングボウイング練習を反復させたりしながら

 ああでもない、こうでもない、と余計なことに必死にあれこれ言及してみたり(笑)

 「音楽」だの「音楽的」だのと、尤もらしいことを言って言い逃れていますが(呆)

 それは、美味しい饂飩が作れない代わりにトッピングに凝るようなものです

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

 そのような行為は

 『美しい海と海岸を取り戻す ヴァイオリンは正しい音程の[壺]で奏でると、

  美しい音が朗々と響くで書いたように

 バイオリンについては不案内な人達の[環境破壊]ならぬ[音感破壊]を招き

 バイオリンに憧れを抱いていた人達の[人生崩壊]ならぬ[音楽崩壊]を招く

 極めて罪深いものであるとは、習う側も教える側も気づいていないです

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

ということ

 ヴァイオリン音程の[]が忘れ去られたことは「とんでもない」ことで、

 それに比べれば細事ではありますが、私は最近、二つの「飛んでもない」こと

 に遭遇しました。

それは

 『ザ・しゃもじ・イズ・タイムマシン!?

  ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ』

  ~その1~

  ~その2~

  ~その3~

 『ザ・しゃもじ・ライク・タイムカプセル!?

  ヴァイオリンに響きを持続させるパーツ

 『ザ・しゃもじ・イズ・デストロイヤー!?

  ヴァイオリンを正しい音程で響かせ続けると書き続けている

 外見がしゃもじに似たPerforma(パフォーマ)の肩当てに関することです。

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

まず一つめは

 『ザ・しゃもじ・イズ・タイムマシン!?

  ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ

  ~その3~』で書いたように

 Performa(パフォーマ)の肩当ては樹脂製が響きも多く音量も大きいものの

 Performa(パフォーマ)の樹脂製の肩当てで「しばらく」弾き

 音の響きに硬さが現れ始めた際には

 Performaパフォーマ)の木製の肩当てで 「しばらく」弾いてみると

 音が硬くなり精細を欠き始めるのを回避でき

 これを繰り返すことで、響きや音量が更に増すため

 そのような使い方を私の教室の生徒さん方にも勧めていました。

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

そうしたなか

 ある第一線で活躍している生徒さんは

 『ザ・しゃもじ・イズ・タイムマシン!?

  ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ ~その1~』で書いたように

 KorfkerRestにKaNaDeを付けて弾き続けていて、響きが精細を欠いてきたため

 KaNaDeを外してKorfkerRestだけで弾くようにしていました。

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

そこで

 その生徒さんにPerformaパフォーマ)の肩当てを勧めてみたところ、

 樹脂製でも木製でも楽器が鳴らず、音が遠くまで飛んでいかない

 「飛んでもない」(←こじつけです(笑))まさしく「とんでもない」

 事例が発生しました。

というと

 プロが使うような高価な楽器ではPerforma肩当てによる響きの増加は得られない

 などと言い出す人が居るのかもしれませんが(笑)そのようなことなく

 上記のある第一線のプロの生徒さんの楽器では、響きの増加は得られなかったものの

 上記と別の第一線のプロの生徒さんの銘器では、響きの増加は得られていました。

では何故

 上記の生徒さんの楽器では、Performa肩当ての樹脂製でも木製でも響きの増加が

 得られないのか?と、レッスンの際に毎回一定時間だけPerforma肩当ての樹脂製

 と木製を交互に試し続けたところ、数週間もすると、響きが増えないどころか

 ますます楽器が鳴らなくなってきたので、私は大喜びでその生徒さんに

 Performa肩当ての樹脂製と木製の購入を勧めました! 

と書くと

 楽器が鳴ってきたので、Performa肩当ての購入を勧めるのならわかるものの

 楽器が鳴らなくなって、Performa肩当ての購入を勧めるなどというのは

 それこそ「とんでもない」ことだと言われてしまいそうです

けれども

 楽器が鳴らなくなったとは言っても、その響きの減り方に注意深く耳を傾けると

 楽器の鳴り方が徐々に変わり、Performa肩当てを使用したことで従来とは

 異なる鳴り方になったために、従来の響きが減って楽器が鳴らなくなったこと

 観てとれたのです

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

そこで

 そうであるのなら引き続きPerforma肩当てを使い続ければ、さらなる楽器

 変化によって、最終的にはPerforma肩当てによる響きの増加が得られると考え

 私はその生徒さんにPerforma肩当ての樹脂製と木製の購入を勧めたのです

そして

 その数週間後、私の予想通り、その生徒さんの楽器は、Performa肩当て

 樹脂製と木製の交互の使用により、朗々と鳴り響くようになり、その音も

 楽器が鳴らない時の「飛んでもない」状態から、よく飛ぶようになりました。

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

ということ

 殆どの楽器で、Performa肩当ての樹脂製を装着した途端に響きの増加が得られる

 ような場合は、樹脂製を使い続けて響きが硬くなったら木製に替えるという使い方

 が推奨されますが、

 一部の楽器で、Performa肩当ての樹脂製、木製のどちらを装着しても響き

 増えないような場合は、装着して一定期間弾き続け、その響きによく耳を傾け、

 楽器の鳴り方の変化を観察する必要があるといえます。

ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

そして二つめは

 既述のようなPerforma肩当ての使い方により、私の教室の大人の生徒さんの

 ほぼ全員がPerforma肩当ての樹脂製と木製の両方を購入して交互に使い始めた

 のですが、そのPerforma肩当ての木製において、見た目の色合いはともかくも、

 持った感触で明らかに軽く感じる製品を使っている生徒さんが居ました。

以前

 『ザ・しゃもじ・イズ・タイムマシン!?

  ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ ~その2~』で書いたように

 この肩当ては、装着した際のフィット感を重視して設計されたため

 高さが非常に低いのが特徴です。

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

そして

 右側の脚部は、その生徒さんも私も購入時のまま低いものを使用していましたが

 左側の脚部は、その生徒さんは下掲で後から表示される購入時の低いものを使い

 それに対して私は、一般のブリッジ型の高さが得られる脚部に交換していました。

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

そこで

 左側と右側の両方の脚部を外すと時間がかかり、レッスンにも影響するため

 左側の長さが異なる=重さが異なる脚部だけを外して計測した結果

 下掲の写真のような極めて簡易な計測でも、明らかな重さの違いが認められました。

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン
Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン
Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

さらに

 その都度計測はしていないものの、Performa肩当ての木製では、

 上掲よりもさらに重い製品や軽い製品もあり、大まかな傾向として

 見た目の色が濃くて、重さが重い製品と

 見た目の色が明るく、重さが軽製品があること確認できました。

そして

 色が濃くて、重さが重い製品は、樹脂製との交互使用における

 弾き込みによる響きの変化が比較的短期間で得やすいものの、音がやや飛びにくく

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

 色が明るく、重さが軽製品は、樹脂製との交互使用における

 弾き込みによる響きの変化が比較的長期になりやすいものの、音が飛びやすい

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

 という差異が認められました。

ということ

 Performa肩当ての木製の製品で、音の飛び方に差異が見られたこと

 かつてヘリコプターから撒かれた宣材をフライヤー=飛ぶ物と言ったことに絡め

 外見がしゃもじに似たPerformaパフォーマ)の肩当てについて

 『ザ・しゃもじ・イズ・フライヤー!? ヴァイオリン正しい音程を響かせる

 「飛んでもない」差異!?』としたのはこじつけです(笑)

けれども

 重さが重い製品と重さが軽製品で、音の飛び具合の差異は極めて軽微で

 重さが重い製品も重さが軽製品も、樹脂製との交互使用により

 響き音量が更に増す効果は同じように見られました。

もっとも

 ヴァイオリン正しい音程の[]について習わず知らずわからないまま弾いている

 冒頭既述の「とんでもない」指導練習では、弾き込みの効果は得られず

 その音も 「飛んでもない」ままでしかないのです

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン

それに対して

 ヴァイオリン正しい音程の[]を探し出して正しい音程美しい音奏でる

 ヴァイオリン本来奏法での指導練習では、弾き込みの効果も得られ

 その音も「飛んでいく」ようになるのです

Performa パフォーマ 肩当て ヴァイオリンの正しい音程を響かせる ヴァイオリン バイオリン 教室 レッスン
(この記事には
  『ザ・しゃもじ・イズ・タイムマシン!?
   ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ』
 ① ~その1~
 ② ~その2~
 ③ ~その3~
 ④『ザ・しゃもじ・ライク・タイムカプセル!?
   ヴァイオリンに響きを持続させるパーツ
 ⑤『ザ・しゃもじ・イズ・デストロイヤー!?
   ヴァイオリンを正しい音程で響かせ続ける
 ⑥『ザ・しゃもじ・イズ・フライヤー!?
   ヴァイオリンの正しい音程を響かせる「飛んでもない」差異!?』(当記事)
 ⑦『ザ・しゃもじ・イズ・コントローラー!?
   ヴァイオリンの響きを増す取り付け位置
 ⑧『ザ・しゃもじ・イズ・スモーカー!
   ヴァイオリンの響きの倍音が豊かに広がる
 ⑨『Performaヴァイオリン肩当てを劇的に高音質化!
 ⑩『Performaヴァイオリン肩当て木製の前程を劇的に高性能化!
 ⑪『Performaヴァイオリン肩当て木製の響きの雑味を除去
 が関連します)

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