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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
日常的に
「とんでもない」=決して有り得ない、という否定の意味でも使われる言葉が
「とんでもない」=それほどでもない、として謙遜の意味でも使われることもある
「とんでもない」の語源は、途でもない=道に外れた…と書いているくらいなので
それは
例えば、バスに乗車すると車内で車掌さんが切符を売りに来る、という日常に
なんと「ワンマン」として運転手さんが乗車賃を取り始めて驚いたものですし、
例えば、荷物というものは一週間~十日くらいたって届くもの、という日常に
なんと「荷物が翌日届く」というTVCMが始まった時には驚いたものですし、
例えば、緑茶というものは茶葉と急須で淹れて作って飲むもの、という日常に
なんと「緑茶飲料」というものが発売された時には呆れるし驚いたものですし、
例えば、インスタントラーメンは袋入りで家で茹で食べるもの、という日常に
なんと「カップ麺」としてお湯まで入れられる自販機が現れ驚いたものですし、
例えば、買物というのは出かけて行ってお店で買ってくるもの、という日常に
なんと「ネットで注文し配達される」という仕組みが出来て驚いたものですが、
それらはいつの間にか日常になってしまいました。
(ちなみにこの写真は大昔ではなく(笑)2023年現在の狛江教室近くのバス停です)
などと書いていると
「昔は自動改札の所に人が居て、切符に駅毎に違う切れ込みをハサミで入れた」とか
「フロッピーディスク」などを知らない世代の人たちには呆れられそうですが(笑)
スマートフォンもタブレット端末も生まれた時から有った世代の生徒さんに、時々
最新のアプリやツールの使い方で不明な点を教えてもらえて助かっています(嬉)
とはいえ
既述は何れも利便性の向上という点では歓迎される状況の変化ではあっても
私が専門としているヴァイオリンの分野では、逆に状況の変化によって学ぶべき事が
学ばれなくなってしまった…を通り越し、忘れ去られてしまうという、まさしく
「とんでもない」事態に陥ってしまっています。
それは
『ヴァイオリンの「弦の寿命」と「正しい音程」“線香花火音感”の正体』
で書いた「弦の寿命」の判断方法は、かつてはヴァイオリンの関係者であれば
誰もが知る当然の判断方法であったにもかかわらず、現在ではそれを知る者が減り
例えば、切れてしまった時が寿命とか(まあ、当然と言えば当然ですが(笑))
例えば、発表会の前には交換するとか(大抵の先生が、こうみたいです(笑))
例えば、あの弦なら何か月くらいとか(ネット情報の多くが、これです(笑))
加えて
「正しい音程」の判断方法も、かつてはヴァイオリンの関係者であれば
誰もが知る当然の判断方法であったにもかかわらず、現在ではそれを知る者が減り
やれ、歌ってみる…ですとか
やれ、頭の中の音…ですとか
あるいは、開放弦から興す…ですとか
はては、純正律がどうこう…ですとか
さらに、ピタゴラス音律が…などと宣っているだけの者も居たりします。
ヴァイオリンの「弦の寿命」においても「正しい音程」においても
正しい音程であるところの[壺]こそが判断材料となるにもかかわらず
その[壺]の存在が忘れ去られてしまったがために、そうした[壺]に
言及していない
そのため
そうした正しい音程の[壺]を習わず知らずわからないような指導者?に限って
ああでもない、こうでもない、と余計なことに必死にあれこれ言及してみたり(笑)
「音楽」だの「音楽的」だのと、尤もらしいことを言って言い逃れていますが(呆)
それは、美味しい饂飩が作れない代わりにトッピングに凝るようなものですし
そのような行為は
『美しい海と海岸を取り戻す ヴァイオリンは正しい音程の[壺]で奏でると、
美しい音が朗々と響く』で書いたように
バイオリンについては不案内な人達の[環境破壊]ならぬ[音感破壊]を招き
バイオリンに憧れを抱いていた人達の[人生崩壊]ならぬ[音楽崩壊]を招く
それは
『ザ・しゃもじ・イズ・タイムマシン!?
ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ』
ヴァイオリンを正しい音程で響かせ続ける』と書き続けている
外見がしゃもじに似たPerforma(パフォーマ)の肩当てに関することです。
まず一つめは
~その3~』で書いたように
Performa(パフォーマ)の肩当ては樹脂製が響きも多く音量も大きいものの
Performa(パフォーマ)の樹脂製の肩当てで「しばらく」弾き
音の響きに硬さが現れ始めた際には
Performa(パフォーマ)の木製の肩当てで 「しばらく」弾いてみると
音が硬くなり精細を欠き始めるのを回避でき
そのような使い方を私の教室の生徒さん方にも勧めていました。
そうしたなか
ある第一線で活躍している生徒さんは
ヴァイオリンの響きを豊かにするパーツ ~その1~』で書いたように
KorfkerRestにKaNaDeを付けて弾き続けていて、響きが精細を欠いてきたため
KaNaDeを外してKorfkerRestだけで弾くようにしていました。
その生徒さんにPerforma(パフォーマ)の肩当てを勧めてみたところ、
樹脂製でも木製でも楽器が鳴らず、音が遠くまで飛んでいかない
「飛んでもない」(←こじつけです(笑))まさしく「とんでもない」
事例が発生しました。
というと
プロが使うような高価な楽器ではPerformaの肩当てによる響きの増加は得られない
などと言い出す人が居るのかもしれませんが(笑)そのようなことはなく
では何故
上記の生徒さんの楽器では、Performaの肩当ての樹脂製でも木製でも響きの増加が
得られないのか?と、レッスンの際に毎回一定時間だけPerformaの肩当ての樹脂製
と木製を交互に試し続けたところ、数週間もすると、響きが増えないどころか
楽器が鳴らなくなったとは言っても、その響きの減り方に注意深く耳を傾けると
楽器の鳴り方が徐々に変わり、Performaの肩当てを使用したことで従来とは
異なる鳴り方になったために、従来の響きが減って楽器が鳴らなくなったことが
観てとれたのです。
ということは
殆どの楽器で、Performaの肩当ての樹脂製を装着した途端に響きの増加が得られる
ような場合は、樹脂製を使い続けて響きが硬くなったら木製に替えるという使い方
が推奨されますが、
一部の楽器で、Performaの肩当ての樹脂製、木製のどちらを装着しても響きは
増えないような場合は、装着して一定期間弾き続け、その響きによく耳を傾け、
そして二つめは
既述のようなPerformaの肩当ての使い方により、私の教室の大人の生徒さんの
ほぼ全員がPerformaの肩当ての樹脂製と木製の両方を購入して交互に使い始めた
のですが、そのPerformaの肩当ての木製において、見た目の色合いはともかくも、
持った感触で明らかに軽く感じる製品を使っている生徒さんが居ました。
右側の脚部は、その生徒さんも私も購入時のまま低いものを使用していましたが
左側の脚部は、その生徒さんは下掲で後から表示される購入時の低いものを使い
それに対して私は、一般のブリッジ型の高さが得られる脚部に交換していました。
左側と右側の両方の脚部を外すと時間がかかり、レッスンにも影響するため
左側の長さが異なる=重さが異なる脚部だけを外して計測した結果
下掲の写真のような極めて簡易な計測でも、明らかな重さの違いが認められました。
【色が明るく、重さが軽い】製品は、樹脂製との交互使用における
弾き込みによる響きの変化が比較的長期になりやすいものの、音が飛びやすい
という差異が認められました。
ということで
Performaの肩当ての木製の製品で、音の飛び方に差異が見られたことを
かつてヘリコプターから撒かれた宣材をフライヤー=飛ぶ物と言ったことに絡め
外見がしゃもじに似たPerforma(パフォーマ)の肩当てについて
『ザ・しゃもじ・イズ・フライヤー!? ヴァイオリンの正しい音程を響かせる
「飛んでもない」差異!?』としたのはこじつけです(笑)
【重さが重い】製品と【重さが軽い】製品で、音の飛び具合の差異は極めて軽微で
【重さが重い】製品も【重さが軽い】製品も、樹脂製との交互使用により
もっとも
ヴァイオリンの正しい音程の[壺]について習わず知らずわからないまま弾いている
冒頭既述の「とんでもない」指導と練習では、弾き込みの効果は得られず
その音も 「飛んでもない」ままでしかないのです。
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カテゴリ: パーツ