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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
イソップの有名な寓話
『アリとキリギリス』では
夏の間
アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け
キリギリスはヴァイオリンを弾き、歌を歌って過ごし
冬が来て
キリギリスは食べ物を探すものの見つからず
アリたちに食べ物を分けてもらおうとします。
と書いているくらいなので
この記事のタイトルが
『アリとキリギリス』ではなく
『アリがキリギリス』となっているのは、決して書き間違いではありません。
このブログで既に何回もなんかいも書いているように
短歌、詩、随筆、小説…などと、何れにしても文学として書くためには
まず初めに日本語ならではの文字の書き方を習得する必要があるように
小品、ソナタ、協奏曲…などと、何れにしても音楽として弾くためには
にもかかわらず
文字の書き方を知らず書き続けても、そのうち文字が上手になることもないように
音程の取り方を知らず弾き続けても、そのうち音程が改善するという期待もできない
ように思うのですが、世の中の多くの人は、大きく違う音程でなければそれでいいと
思ってしまうようです。
文字の書き方も教えずに、単に、文字を良く見ろ!だの、黙読しろ…だの
とにかく線形を書いてOCR(光学式文字読取装置)にかける…だの
鉛筆を持つ手の形を論じている…などという国語の授業は絶対に有り得ないように
音程の取り方も教えずに、単に、音を良く聴け!だの、頭の中の音…だの
ところが事態はさらに深刻で
国語の授業でもしも仮に文字の書き方も教えずに
鉛筆を持つ手の形を論じている…どころでなく、鉛筆を持つ肘の位置を論じたり
とにかく線形を書いてOCRに…どころでなく、その線形をあれこれ計測していたら
一体全体それは何をしているの?ということになるに決まっていますが(笑)
左手の形を論じている …どころではなく、その際の肘の位置を論じていたり
そしてそれはまさに
このブログで何回か登場した[九州らーめん よっちゃん]と同じ状況であり
[九州らーめん よっちゃん]について詳しくは以前の記事を読んでいただくとして
それは、今でこそ本格的な日本食店があるものの、私が修行していた当時のパリで
ラーメンのスープがトンコツ、ではなくコンソメスープにミルク
ラーメンの麺が中華麺でなく、なんと スパゲッティ
ラーメンのチャーシューが、 なんと ローストビーフ
ラーメンに添える紅生姜が、 なんと 赤パプリカの千切り炒めという(笑)
不味くはないとはいえ九州らーめんと称するには無理がある食べ物を食した話と
同じだと思います。
つまり
本来の九州ラーメンの作り方も知らず習わずわからずで、見た目の感じだけ真似た
その結果として、上記のような九州ラーメンとは似ても似つかぬ食べ物である有様は
本来のヴァイオリンの音程の取り方も知らず習わずわからず、聴いた感じだけ捉え
その結果として、既述のような本来の音程の取り方とは無関係なことをしているのと
同じだと言えるからです。
ですから
そのようなことをしていたのでは
ヴァイオリンの音程の取り方としては、聴衆の立場で鑑賞に興じているだけで
ヴァイオリンの音程の取り方における、奏者の立場の手法を学んではいないので、
ヴァイオリンの音程として本質的な部分で似ても似つかぬ音響になっているうえ
ヴァイオリンの本当の演奏技術は、何も得られず、何も蓄えられていないのです。
そして
あなたがヴァイオリンの上達について勘違いしていること』でも書いたように
弾いてひいて弾きまくり続けて曲を弾き進めれば、それが上達だと勘違いしていたり
もしかすると弾きまくり続けることそれ自体が楽しいのかもしれませんが(笑)
その結果
アリたちが冬の食料を蓄えるために働き続けたかのように時間を惜しんで
ヴァイオリンのレッスンに通い、ヴァイオリンを復習い…とやっているつもりが実は
キリギリスがヴァイオリンを弾き遊び呆けていたのと同じになっている
そういう意味から、この記事のタイトルを
『『アリがキリギリス』に気づかない?!』と掲げました。
しかしそうではなく
「奥義秘伝」ならぬ「当然至極」な宝物とは?』で書いたように
ヴァイオリンは、正しい音程でよく響くポイントの[壺](つぼ ツボ)として
あらゆる音程において正しい音程を確定できるガイドが内在しているのです。
ですから
ヴァイオリンの音程の[壺]を探せないチューナーを使い続けていると
ヴァイオリン本来の音程の取り方ができないばかりか、ヴァイオリンの音程の[壺]
を探し出して正しい音程の美しい音で奏でるという人が本来有している感覚が破壊
されてしまう…という事実には 一人でも多くの人達が、一刻も早く気づいてくれる
ことを願わずには居られません。
『ヴァイオリン学習者が確実かつ急速に上達する指導を巡る3つの思い』
で書いたように
美しい音が朗々と響くようになるだけでなく
それによって楽器もどんどん、どんどん、よく鳴るようになるうえに
とはいえ
その判断を自ら行えるようになるには訓練が必要であるばかりか
その判断を行えるようになることは、総てのヴァイオリン奏者に必須でもあるため、
私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように、
趣味で習う一般の方だけではなく音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、
指導者(ヴァイオリンの先生)までもが習いに来ています。
イソップの寓話
『アリとキリギリス』でヴァイオリンを弾き遊び呆けていたのはキリギリスですが、
せっせと働くアリのように通うヴァイオリンのレッスンが、実は“ごっこ”でしかなく
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カテゴリ: 音程の[壺](つぼ ツボ)