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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
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健康と演奏:身体の基盤を見直す
人々は健康について、食事や運動には関心を持っても、健康を支える身体の状態に
目を向ける人はそれほど多くはありません。特に老若男女を問わず、普段の生活が
問題なく送れると、身体の状態にまでは意識が行かないものです。
ヴァイオリンも同様で、楽器や演奏技術には関心が向く一方、ヴァイオリンを演奏
するための身体の状態については十分に考慮されていないことが少なくありません。
普段の演奏に支障がないと、身体の状態にまでは意識が行かないものです。
しかし、健康の質を高めるために、身体の状態を把握し、改善への取り組みを行う
必要があるように、ヴァイオリン演奏の質を高めるためにもまた、身体の状態を把握
し、改善に向けた取り組みを行う必要があります。
メニューイン先生から学び損ねた2つの基盤
かつてユーディ・メニューイン先生から多くのソナタやコンチェルトの指導を受け
ましたが、振り返ってみると、先生から学び損ねた2つの重要なことがありました。
そのうちの一つは「魔法のエチュード」であり、これについては『遂に見つけた
魔法のエチュード!』で紹介しました。もう一つは、最近になって気づいたことで、
演奏技術というより、演奏を支える基盤となる身体の状態に関連するものでした。
ヴァイオリン演奏における身体への配慮
『メニューイン/ヴァイオリン奏法』には、ヴァイオリン演奏において身体を大切に
することが書かれています。第二次世界大戦中、数多の慰問演奏の強行で身体を壊さ
れたメニューイン先生は、ヨガ行者アイアンガーに出会い、ヨガで身体を回復させる
ことができました。その経験から、この教本にはヨガの運動についての記述があり
ますが、これまで私はそれを単なる基礎的な運動とだけ捉えていました。
『メニューイン/ヴァイオリン奏法』より
五つのヨガ体操
ヴァイオリン演奏のウォーミングアップについても同じく、演奏の準備練習が結果的
に身体の準備運動にもなるという認識でいました。しかし、身体の準備運動そのもの
の必要性を強く感じるにつれ、メニューイン先生がヨガを通じて身体を整えた方法の
重要性を痛感するようになりましたが、その時すでに先生は亡くなられていました。
しかし、これを学び損ねたがゆえに模索を続けた結果、ある二つの大切なポイントに
身体を整える方法を模索していたなか、国際的なヨガ資格を有するヨガのプロ講師
でもある生徒さんから具体的な運動のアドバイスを得られたことで、ヴァイオリン
演奏に必要な身体の改善を行うことができました。そして、ヴァイオリンを
「流麗」に奏でるためには、2つの運動が重要であることがわかりました。
それが「鍛える」運動と「錬る」運動です。
運動のポイントは「鍛える」と「錬る」
ヴァイオリンの演奏は全身で行うものです。身体を「鍛錬」することで、下半身の
堅牢さ、上半身の巧みさを図ります。「鍛」は特に左手の確実さを、「錬」は右手の
円滑な動きをより一層維持し、さらに増大させます。
ここで「鍛える」運動と「錬る」運動について簡単にご紹介します。
目的:体幹の強化、持久力の向上、腕や指の筋力強化を目指す
効果:「流麗」の「麗」に相当する華やかな響きを生み出す
注意点:無理な負荷をかけずに行い、適切なフォームを守ること
「錬る」運動:身体をストレッチしてほぐすことを目的とした運動
目的:柔軟性の向上、関節の可動域拡大、筋肉のリラクゼーションを図る
効果:必要な体力と柔軟性をバランスよく保ち「流麗」の「流」に相当する
流れるような演奏を実現する
注意点:ゆっくりとした動作で行い、痛みを感じたらすぐに中止すること
これらの運動を行う際は、プロの指導を受けながら行うことが推奨されます。
毎日欠かさず「鍛える」運動を行い、練習の前に15分程度の「錬る」運動を
取り入れることで、より一層「流麗」にヴァイオリンを奏でられるでしょう。
流麗な演奏への第一歩
よりスムーズで美しい演奏のためには、演奏技術だけでなく、身体の基礎的運動能力
と柔軟性を高めることが欠かせません。日々の鍛錬を通じて、身体のバランスと
当教室では、ヴァイオリンの確かな演奏技術に加え、身体の鍛錬方法も取り入れた
トータルアプローチにより、あなたの流麗な演奏を実現します。普段見過ごされがち
な身体の動きに意識を向け、ワンランク上の演奏を目指しませんか?
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カテゴリ: 究極のヴァイオリン奏法