ヴァイオリンの歩き方――音色×音程×響き

本当に上達したい方のためのヴァイオリン教室です ヴァイオリン教室 バイオリンレッスン

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

Simon Fischer氏による『Scales』からの音形パターン。セミトーン(半音)とトーン(全音)で構成された譜例の3小節目で、音程の正確な取り方を示す記号(↑, ↔, ↕ など)が付いている ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室

歩行と演奏:その美しさを極める

 私たちは普段、歩き方をあまり意識しません。片足を前に出し、地面に接地し、

 反対の足を前に出す――これを無意識のうちに繰り返していますそして、ただ歩く

 だけであれば、歩き慣れればどこでも歩けると思いがちです。しかし、例えば

 ランウェイを歩くモデルは、どうすればより上手く綺麗に歩けるかを意識し、必要

 ウォーキングを学んだ結果が美しい歩き方につながっています

 

 ヴァイオリン演奏もこれと同じです。ただ弾くだけであれば、弾き慣れれば多くの

 演奏できると思いがちです。しかし、より美しい音色正確音程、豊かな響き

 で演奏したいなら、どうすればより上手く綺麗に弾けるかを意識し、その方法を学ぶ

 必要があります。

 

Simon Fischer による音程の調整方法

 この譜例は『Scales by Simon FischerのTon-semitone patternsで示された

 Semitone - tone - toneの音形です。

Simon Fischer氏による『Scales』からの音形パターン。セミトーン(半音)とトーン(全音)で構成された譜例の3小節目で、音程の正確な取り方を示す記号(↑, ↔, ↕ など)が付いている ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室

 音程の取り方をマスターしているヴァイオリニストなら、このような音も、自然に

 歩くような感覚で、無意識に正しい音程演奏することができます。しかし、多くの

 学習者にあっては、この音正しい音程で弾こうとする場合、下掲のような記号が

 役立つはずです

 Simon Fischer氏は、以下のように示しています

Simon Fischer氏による『Scales』からの音形パターン。セミトーン(半音)とトーン(全音)で構成された譜例の3小節目で、音程の正確な取り方を示す記号(↑, ↔, ↕ など)が付いている ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室

 これらの記号は、正しい音程へのガイド、つまり、意識的な「誘導」を示して

 います

 これにより、この音正しい音程に近づけて弾くことができます。

 

正しい音程へのアプローチ:「誘導」から「確定」へ

 ここで気をつけなければならないのが、Simon Fischer氏が音程の取り方として示し

 ている記号は、その音の正しい音程への「誘導」だということです。これらの記号は

 あくまで音程取る際の補佐として、その方向性を示しているに過ぎません。記号と

 いうガイドにより、正しい音程の方向に向かうことができたなら、今度はその先で

 正しい音程を「確定」することが求められます。正しい音程の「確定方法を学べて

 いないと、記号による「誘導」先には行けても、その最終目的地付近を彷徨った結果

 何となく音程に着地せざるを得ないことになります。

 

正しい音程の「確定方法とは?

 では、記号による「誘導」先で正しい音程を「確定」するには、具体的にどのように

 したらよいのでしょうか?それには、ヴァイオリンの“響き”に耳を傾け、“響き

 の中から最もよく響くポイントを選び取ることです

 そして、その方法こそが、ヴァイオリン本来音程の取り方でもあるのです

 

ヴァイオリン本来の音程の取り方

 ヴァイオリンの音程の取り方で書いたように、ヴァイオリンは正しい音程で弾くこと

 が難しい楽器とされていますが、音程の取り方は300年近い歴史の中で確立され

 ています。ヴァイオリンは正しい音程で弾かれたときに最も美しい音を奏でる楽器で

 す。そして、その正しい音程は開放弦と同名音に留まらず、最もよく響くポイントと

 して識別され、そのような“響き”の凹凸によって正しい音程確定されるのです

 

ヴァイオリンの無意識を学ぶことの難しさ

 無意識に正しい音程で弾くことができるヴァイオリニストは、それが時として驚嘆

 すべき才能として受け取られることがあります。しかし、そのような優れた演奏者に

 師事したとしても、ヴァイオリン演奏に必要なすべてのことを必ずしも学べるわけ

 ではありません。なぜなら、本人が特に意識せずに行っていることというのは、

 あらためて語られないものだからです例えば、既述の正しい音程への「誘導」は

 語られても、正しい音程の「確定方法や、ヴァイオリン本来音程の取り方までを

 明確に指導されることは滅多にないでしょう。

 

ヴァイオリン正しい歩き方を学びませんか?

 当教室では、多くの教室では教えられることのないプロ奏者が無意識に行っている

 音程の取り方を、きちんと意識しながら身につけるレッスン行っています。音の

 “響き”の中から正しい音程を見つけ「確定」する方法を学ぶことで、正しい音程、

 美しい音色の豊かな響き演奏できるようになります。あなたも、長い歴史の中で

 確立されたこの奏法学びヴァイオリン本来美しい音を楽しんでみませんか?

 

 ぜひ、当教室で一緒に学びましょう。

 

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Simon Fischer氏による『Scales』からの音形パターン。セミトーン(半音)とトーン(全音)で構成された譜例の3小節目で、音程の正確な取り方を示す記号(↑, ↔, ↕ など)が付いている ヴァイオリン バイオリン レッスン 教室

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