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イワモト ヴァイオリン教室のブログへようこそ。
イワモト ヴァイオリン教室では
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に
各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
companion pieces
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歩行と演奏:その美しさを極める
私たちは普段、歩き方をあまり意識しません。片足を前に出し、地面に接地し、
反対の足を前に出す――これを無意識のうちに繰り返しています。そして、ただ歩く
だけであれば、歩き慣れればどこでも歩けると思いがちです。しかし、例えば
ランウェイを歩くモデルは、どうすればより上手く綺麗に歩けるかを意識し、必要な
ウォーキングを学んだ結果が美しい歩き方につながっています。
ヴァイオリンの演奏もこれと同じです。ただ弾くだけであれば、弾き慣れれば多くの
曲を演奏できると思いがちです。しかし、より美しい音色、正確な音程、豊かな響き
で演奏したいなら、どうすればより上手く綺麗に弾けるかを意識し、その方法を学ぶ
必要があります。
Simon Fischer による音程の調整方法
この譜例は『Scales by Simon Fischer』のTon-semitone patternsで示された
Semitone - tone - toneの音形です。
音程の取り方をマスターしているヴァイオリニストなら、このような音形も、自然に
歩くような感覚で、無意識に正しい音程で演奏することができます。しかし、多くの
学習者にあっては、この音形を正しい音程で弾こうとする場合、下掲のような記号が
役立つはずです。
ここで気をつけなければならないのが、Simon Fischer氏が音程の取り方として示し
ている記号は、その音の正しい音程への「誘導」だということです。これらの記号は
あくまで音程を取る際の補佐として、その方向性を示しているに過ぎません。記号と
いうガイドにより、正しい音程の方向に向かうことができたなら、今度はその先で
正しい音程を「確定」することが求められます。正しい音程の「確定」方法を学べて
いないと、記号による「誘導」先には行けても、その最終目的地付近を彷徨った結果
では、記号による「誘導」先で正しい音程を「確定」するには、具体的にどのように
したらよいのでしょうか?それには、ヴァイオリンの“響き”に耳を傾け、“響き”
そして、その方法こそが、ヴァイオリン本来の音程の取り方でもあるのです。
ヴァイオリン本来の音程の取り方
ヴァイオリンの音程の取り方で書いたように、ヴァイオリンは正しい音程で弾くこと
が難しい楽器とされていますが、音程の取り方は300年近い歴史の中で確立され
ています。ヴァイオリンは正しい音程で弾かれたときに最も美しい音を奏でる楽器で
す。そして、その正しい音程は開放弦と同名音に留まらず、最もよく響くポイントと
して識別され、そのような“響き”の凹凸によって正しい音程は確定されるのです。
無意識に正しい音程で弾くことができるヴァイオリニストは、それが時として驚嘆
すべき才能として受け取られることがあります。しかし、そのような優れた演奏者に
師事したとしても、ヴァイオリン演奏に必要なすべてのことを必ずしも学べるわけ
ではありません。なぜなら、本人が特に意識せずに行っていることというのは、
あらためて語られないものだからです。例えば、既述の正しい音程への「誘導」は
語られても、正しい音程の「確定」方法や、ヴァイオリン本来の音程の取り方までを
当教室では、多くの教室では教えられることのないプロ奏者が無意識に行っている
音程の取り方を、きちんと意識しながら身につけるレッスンを行っています。音の
“響き”の中から正しい音程を見つけ「確定」する方法を学ぶことで、正しい音程、
美しい音色の豊かな響きで演奏できるようになります。あなたも、長い歴史の中で
確立されたこの奏法を学び、ヴァイオリン本来の美しい音を楽しんでみませんか?
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カテゴリ: 究極のヴァイオリン奏法