おすすめ?最高?確認?のヴァイオリン顎当て Sing-Rest

Sing-Rest はよく響き美しい音色のあご当てであるとともに

ヴァイオリンを正しく構えられているかという試金石になり

ヴァイオリンを正しく構えるための矯正にもなる顎当てです

本当に上達したい方のためのヴァイオリン教室です ヴァイオリン教室 バイオリンレッスン

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

 

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いずれも【  】で示した各項目をクリックすると該当の項目に移動するとともに

 各項目の末尾には ⇒戻る 記事の [冒頭] [前半] [後半]というリンクを

 設けました)

 

【見失われた情報】

このブログの

 『『学問に王道あり』 ヴァイオリンの練習と演奏における「近道」と「正統」

 で書いたように

 インターネットの普及により、長年の叡智を学んでいない、あるいは知らない

 ような人でも、自由に簡単に情報発信が可能な時代になりました。

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すると

 インターネットの時代になってからの考え方を開陳した情報が溢れかえることになり

 インターネット時代になる前からの専門家の叡智は知られ難くなってしまいました。

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その結果

 『決定的な誤解!ヴァイオリンの音程は[改善]ではなく[開栓]するもの!

 で書いたように

 ヴァイオリンは、その音程を「響くポイントの[壺]で取る」という本来の奏法を

 [当然]学び知り奏でる人達によって教えられてきたところ、他の分野と同様、

 [当然]とされることは敢えて語られないために、ヴァイオリン愛好者の急増や

 教育機関の乱立などにより、そうした[当然]を伝えてもらえなかった学習者が

 粗製濫造されてしまいました。

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そして

 『驚きの事実!市中で教えられているヴァイオリンの音程の取り方は

  全く間違っている?!でも詳しく書いたように

 ヴァイオリンの音程は、開放弦の共鳴音に留まらない総ての音で響きの凹凸から響く

 ポイントの[壺](つぼ ツボ)で正しい音程が取れるという本来の奏法が忘れられ

 そうした響きの凹凸が測れないチューナー音程を取ってみたり

 そうした響きの凹凸を聴くことと無関係な、頭の中の音、歌ってみる、左手

 姿勢を直す、ピアノを叩いて音程取る、などのやり方が蔓延してしまいました。

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しかし

 『ヴァイオリン史上初!更なる響き!

  これしかないファインチューナーを用いる驚異のDSE』でも書いたように

 ヴァイオリンの重音の音程を定める[差音]では、重音として奏でる二音の響きが

 ヴァイオリンの単音の音程を定める[壺]の方は、響きの凹凸を探す一音の響きが

 より一層豊かであればあるほどその[差音]も[]もわかりやすくなるとともに

 ヴァイオリン本来奏法としての[差音]や[]で奏でれば奏でるほどさらに

 より美しい音が朗々と鳴り響くのです

それに

 『ヴァイオリンで、誰もが必ず上達する方法を、誰もが必ず見落としている!?

 で書いたように

 その音が最も響くところの[壺]を要とするヴァイオリンの本来の奏法において

 正しい音程は、響くポイントの[]を認識し選択する手法を学ぶことであり

 綺麗な音 は、響くポイントの[]で奏でることで綺麗な音となるのであり

 ビブラートも、既述の[]を中心に僅かにずらし響きの濃淡から音を遠達させる

 ことから、いずれの場合も、その音が最も響くポイントである[](つぼ ツボ

 について学ぶという点は必須で同一なものとなるのです

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そうしたこともあり

 私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように

 趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、

 指導者(ヴァイオリンの先生)までもが、ヴァイオリン本来の奏法に基づく

 単音の響くポイントの[]と、さらには重音の二音による[差音]を学びに来て

 います

特に指導者の方々ヴァイオリン先生方)の場合

 人はとかく自分の経験したことを当然だと思い込む傾向が強いうえに

 人はさらに自分の信奉することを絶対だと決め込む傾向が強いために

 自分が習い信じたことを生徒に教えてしまっていた指導の見直しや修正の機会に

 なってくれていることは、私としては望外の喜びです

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【パーツの探求】

ということで

 ヴァイオリンの響きを豊かにするほどに[壺]も[差音]もわかりやすくなるため

 ヴァイオリン響きを豊かにする目的でパーツの探求を続けていたところ

 ある新作の顎当てあご当て)に出会い、その使い勝手を検証していたのが、

 シクサージャパンが開発・発売した画期的な「バイオリン顎当て Sing-Rest

 です

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この顎当てが画期的である理由は

 【よく響く】

 【美しい音】

 【弾き難い】という三点によりますが

 これだけでは、単なるイメージとしての記述に終始するとともに

 何より、2つの長所と1つの欠点を有した顎当てのように思えてしまいますが

 そうではありません。


 

まず

【よく響く】理由としては

 シクサージャパンのSing-Rest のページに記載があるように

 「シクサージャパンオリジナルの、一本足で3点支点」であることと

 「左右のゴムは触れる程度でも大丈夫」ということにあります。

 http://www.sixar-japan.net/SING-REST.html

それは

 「一本足で3点支点」の顎当てであるSASの製品も響きを損ない難いですが

 SASの顎当ての場合、表板と接する側がアーチ状の金具であるのに対して

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 Sing-Rest では軽量なジュラルミンの台座の先で表板と接するのがゴムの球体で

 接地面が最少かつ「触れる程度でも大丈夫」な構造で更に響きを損なわず

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 表板と接するゴムの球体は、回転させることで若干の高さ調整が可能です。

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次に

【美しい音】という点については

 例えばCOMFO REST で楽器を構えると、赤い矢印側に楽器を引き寄せることになり

 奏者が楽器を圧迫するために響きが損なわれ、響きが多少濁ってしまう状況は

 他の顎当てにおいても多少なりとも奏者が楽器と接することで起こり得ますが

ヴァイオリン 顎当て あご当て おすすめ 最高 究極 構え方 レッスン 教室

   (画像は

    https://www.ilconforto.info/comforestのページのものです)

 Sing-Rest  ではあごを乗せるパットが楽器本体からやや突出して設置されるため

 青い矢印側に向かって楽器が引き離されることで、奏者が楽器を圧迫しないために

 響きが損なわれず、響きの濁りも生じません。

ヴァイオリン 顎当て あご当て おすすめ 最高 究極 構え方 レッスン 教室

  (画像は

   http://www.sixar-japan.net/SING-REST.htmlのページのものです)

そして何より

 ほとんどの顎当てでは、あごを乗せる部分が木などの硬質な素材であるのに対し

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 Sing-Rest のあごを乗せる部分は、素材が革のパッド(表面にスポンジ)のため

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 こうしたあごを乗せる部分の素材の違いがヴァイオリン音色に決定的な影響を与え

 ヴァイオリンを美しい音色で響かせます。

そうした

 【よく響く】

 【美しい音】ということからこの記事のタイトルを

 『おすすめ?最高?確認?のヴァイオリン顎当て Sing-Rest』として

 『おすすめ』『最高』という表記をしました。

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そして

【弾き難い】という点については

 単に「弾き難い」だけでは、既述の2つの長所に対する1つの欠点のようですが

 その「弾き難い」点については単純に欠点ということではなく

 [解決できた弾き難さ]

 確認できた弾き難さ]の2種類があることがわかりました。

まず[解決できた弾き難さ]については

 COMFO REST の場合、既掲のように構えた際に奏者側に楽器を引き寄せるため

 それにより左手が近づいて弾き易くなるものの、響きには濁りが生じ、

 他の顎当てにおいても多少なりとも奏者が楽器と接すること響きが濁りますが

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 Sing-Rest の場合は、既掲のように構えた際に奏者から楽器が引き離されるため

 奏者が楽器を圧迫しないことで響きは濁らない一方で、左手が奏者から遠ざかり

 弾き難く感じられました。

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   (画像は

    https://www.ilconforto.info/comforestのページのものです)

そこで

 そのように「Sing-Rest はよく響き美しい音色だが弾き難い」とは感じたものの

 あまりにも「Sing-Rest はよく響き美しい音色」であることが忘れられずに色々

 構え方を試し、Sing-Rest位置を工夫することでその問題を解決できました。

それは

 Sing-Rest を左のポジションでセットすると

 奏者から楽器が引き離されているうえに左手首が相当ねじり上げられ弾き難く

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 Sing-Rest を中央よりのポジションでセットしても

 奏者から楽器が引き離されているうえに左手首が多少ねじり上げられ弾き難いものの

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 Sing-Rest  を右のポジションでセットすると

 奏者から楽器が引き離されているものの左手首があまりねじり上げられず弾き易い

 ことがわかりました。

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次に確認できた弾き難さ]については

 Sing-Rest に対して

 私は既述のように「よく響き美しい音色だが弾き難い」と感じたことから

 右のポジションで「よく響き美しい音色だし弾き易い」となりましたが

 その状態において「よく響き美しい音色だが構え難い」と言う者が

 少なからず居たのです

これは

 例えばCOMFO REST の場合、あごを置く部分の奥行の無さから、あごを乗せきれず

 あごを乗せきれなかったことにより楽器表面への段差からあごが引っ掛かりますし

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 通常の顎当てでも、あごを置くカップの手前に段差があることから

 あごを乗せるのではなく、その段差にあごを引っ掛けて楽器を構えていた場合

 引っ掛かる、引っ掛けるといった大きな力が発生しているのに対して

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 Sing-Rest では、あごを乗せるパッドは平らに広がっていて、楽器への段差も

 カップ自体の段差も無く、引っ掛けるという状態が一切発生しないため

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 引っ掛けるという余計な力に頼って楽器を構えていた奏者では構え難く

 余計な力を生じさせずにヴァイオリンを構えていた奏者では構え難くない

 という差異を生じる製品なのです

このように

 [解決できた弾き難さ]の弾き難さは、右ポジションを取ることで解決でき

 確認できた弾き難さ]の構え難さは、余計な力み無く構えられれば解決できるため

 Sing-Rest楽器を構える際の余計な力の有無がわかる試金石となるだけでなく

 余計な力を生じさせることができない構造である点においても構え方の矯正となる

 従来にない画期的な顎当てであることから、この記事のタイトルに

 『おすすめ?最高?確認?のヴァイオリン顎当て Sing-Rest』として

 『確認?という表記を加えました。

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ここで

 Sing-Rest を実際に使用してみて

 【商品構成】

 【貼る素材】

 【固定ネジ】

 【演奏時の着脱】の四点について、気づいたことがありました。


 

まず

【商品構成】として

 Sing-Rest には

 楽器に取り付けるシャフトにおいて、市販品とジュラルミン製の2種類

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左:市販品取り付けシャフトと台座  右:ジュラルミン製取り付けシャフトと台座

 あごを乗せる革パッドでは、レザーと、レザー表面にスポンジを貼ったものの2種類

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左 レザータッチの革パット   右:ソフトタッチ(表面スポンジ)の革パット

 ということ

 シャフトが2種類とパッドが2種類で、全体で4種類の組み合わせになります。

特に

 Sing-Rest

 【よく響く】ことと

 【美しい音】であることについては既述のとおりですが

 取り付けシャフトがジュラルミン製の場合は

 ジュラルミン自体がチタンなみに硬質でありながら軽量であることに加えて

 【貼る素材】の項目で後述していますが

 市販のシャフトよりも安定して楽器に装着できる構造により楽器によく密着して

 楽器の振動でジュラルミンも振動することで加わる響きの増加も認められました。

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そこで

 Sing-Rest のそれぞれの組み合わせについて試してみたところ

 いずれもよく響き美しい音色の中に

 ある組み合わせでは、あたかもストラディバリウス   を思わせるような響き

 ある組み合わせでは、あたかもグァルネリ・デル・ジェスを思わせるような響き

 加わるように感じはしましたが

 それはあくまで「あたかも…を思わせるような響きが加わる」ということであって

 それは決して 「まさしく…としての楽器での響きが生じる」ということでは

 ありませんので念のため(笑)

そして

 Sing-Rest の全体で4種類の組み合わせについて

 より一層、あたかもストラディバリウス    を思わせるような響きが加わる

            

 取り付けシャフト:ジュラルミン  革パッド:レザータッチ

 取り付けシャフト:ジュラルミン  革パッド:ソフトタッチ(表面スポンジ)

 取り付けシャフト:市販品     革パッド:レザータッチ

 取り付けシャフト:市販品     革パッド:ソフトタッチ(表面スポンジ)

            

 より一層、あたかもグァルネリ・デル・ジェス を思わせるような響きが加わる

 という傾向があるように感じました。

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革パット:レザータッチ   革パット:ソフトタッチ(表面スポンジ)

取り付け台座

取り付けシャフト:ジュラルミン製    取り付けシャフト:市販品

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次に

【貼る素材】というのは

 表板でSing-Rest の革パッドと取り付けシャフトを留める台座が接する部分や

 裏板で取り付けシャフトが楽器と接する部分に貼る素材についてです。

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 Sing-Rest を楽器に取り付けるシャフトを固定し

 Sing-Rest であごを乗せる革パッドを固定する台座もジュラルミン製で

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 Sing-Rest の台座部分の緩衝材のシールを剥がしてコルクに貼り替えました。

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その際に

  台座に何も貼らずに表板に直接当てること

 『コンフォレスト COMFO REST Model-k

  ヴァイオリンのあご当てにおける響きの増加 ~その2~で書いたように

  傷防止のためのシート状の素材として探すと、ほぼ総ての素材において

 「圧力を吸収する」すなわち振動吸収の素材ばかりで、楽器の響きを増すための

 「圧力を拡散する」すなわち振動を吸収しない素材は一切見つけることができず

 「圧力を反発する」すなわち振動を跳ね返すような素材は、枕やマットレスなどの

 分厚い製品しか見つけられないでいたなかようやくみつけた

 高反発弾性と衝撃吸収性を兼ね備えた新素材の2mm厚の製品も試してみましたが

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 Sing-Rest  の台座ではコルクを貼った方が圧倒的によく響くとともに

 私が試した範囲では3mm厚のものが装着後に多少潰れても最もよく響き

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 コルクを貼る際に使用する接着剤として

 ゴム系の接着剤では振動を吸収するので、そうした心配がない下掲の接着剤が

 もっともよく響きました。

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そして

 Sing-Rest であごを乗せる革パッドを固定する台座では、下掲の写真のように

 台座全面ではなく、台座の左側の部分にはコルクを貼らずに段差を設けましたが

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 これは既掲のように右ポジションでSing-Rest をセットする場合には

 表板に接した台座の左に下駒(サドル)があり、そこでの接触回避のためです

同様に

 裏板で取り付けシャフトが楽器と接する部分についても、Sing-Rest では

 何も貼らずに裏板に直接当てた場合や、既出の新素材と比較しても

 私が試した範囲では3mm厚のコルクを既出の接着剤で貼った場合に、

 装着後にコルクが多少潰れたとしても最もよく響いたことから

 シャフトに貼られていた緩衝材のシールではなくコルクに貼り替えました。

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ここで

 Sing-Rest のサイトにも記載があるように、ジュラルミン製取り付けシャフトは

 標準的なバイオリンの厚さ39mm程度の楽器に合わせて製作されているので

 寸法が極端な楽器の場合は市販品の取り付けシャフト付きの製品を選択します。

 http://www.sixar-japan.net/SING-REST.html

また

 コルクを貼ったためにジュラルミンのシャフトの長さが僅かに足りず装着できない

 場合には、ジュラルミンの台座や脚部を傷めないように気を付けながらペンチ等で

 貼られたコルクを満遍なく潰すと装着できます。

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逆に

 横板の高さが標準寸法より少ない楽器にジュラルミン製取り付けシャフトを用いると

 青い矢印で示したシャフトを取り付ける長さが短くなり、長さの余ったシャフトが

 赤い枠囲みの部分で赤い矢印の革パッド側に突き出てしまうことがあるので、その

 場合は台座やシャフトに貼るコルクを厚くすることで、突き出る長さを減らせます。

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その上で

 取り付けシャフトを楽器に取り付ける際

 市販の取り付けシャフトでは、シャフトに開けられた穴に、市販(別売)されている

 チンレストスクリュードライバーなどの工具を差し込み締めますが

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 ジュラルミン製の取り付けシャフトの場合には、購入時に同梱されてくる付属の

 スパナ(7mmの側を使用)とドライバー(ヘキサの8番)を使って取り付けますが

 製品のサイトにわかりやすい取り付け手順の動画があります。

なお

 Sing-Rest を設置した際に

 パッド側の球体の何れか片方側がテールピースに接触してしまう場合は

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 Sing-Rest のあごを乗せる革パッドと取り付けシャフトを固定する台座を

 下駒(サドル)にできるだけ近づけて設置することで接触を回避できますが

 下駒(サドル)に必要なだけ近づけた際に台座が下駒(サドル)に乗り上げる場合は

 台座の向きを下掲のように少しだけ傾けることで下駒(サドル)に乗り上げないよう

 セットする必要もあります。

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そして

 コルクは圧着されると潰れて多少縮むため、装着してしばらくしたら

 取り付けシャフトを再度締め付け直す必要があります。

その際

 取り付けシャフトが市販品の場合には、シャフトの穴に市販(別売)のチンレスト

 スクリュードライバーを差し込み、シャフトを回転させて締め付け直すだけですが 

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 取り付けシャフトがジュラルミン製の場合

 市販のシャフトよりも安定して楽器に装着できる構造なためシャフトの回転ではなく

 シャフト上方の台座取り付けネジを付属のドライバーで青い矢印方向に少し緩めて

 シャフト先端の六角ナットを付属のスパナで赤い矢印方向に締め付け直した後に

 最初に少し緩めたシャフト上方の台座取り付けネジを赤い矢印方向に締め直します。

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また

【固定ネジ】として

 Sing-Rest の台座部分で革パッドや取り付けシャフトを固定するためのネジは総て

 『おすすめ?最高?究極!のヴァイオリン肩当て

  HAYATE☆47 Fantasiaで書いた

 HAYATE☆47 Fantasia に使用されている固定用ホーローネジと同一品です。

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固定用ホーローネジ

(Sing-Rest のネジを回すドライバーは購入時に同梱されていますが、 

 PIRASTRO KorfkerRestに附属のドライバーと同じヘキサの8番の規格です

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(ネジを緩めて外れたネジを紛失した事例も私の周囲で実際にあったため、

 ネジの予備はドライバーとともに常備・携行すると安心です

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(Sing-Rest の台座部分では

 楽器に取り付けるシャフトを固定するためのネジと

 あごを乗せる革パットを固定するためのネジが用いられており、このネジに対しても

 『おすすめ?最高?究極!のヴァイオリン肩当て HAYATE☆47 Fantasia』の

 記事中で紹介した下掲を塗布することもおすすめですが

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 そのままでは中身が出てこないので、付属のニードル入りの開栓キャップを被せて

 先端に穴を開けてから使います)

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そのほか

【演奏時の着脱】として

 Sing-Rest のあごを乗せる革パッドの部分は既述のように手前に突出していて

 そのままの状態では楽器をケースに収納できないため

 演奏後にドライバーを青い矢印方向に回してネジを少し緩めてパッドを外して収納し

 演奏時にドライバーを赤い矢印方向に回してネジを少し締めてパッドを固定して使う

 というひと手間が常に必要になりますが

 Sing-Rest響きの豊かさと音色の美しさは、その手間を補って余りあります。

ヴァイオリン 顎当て あご当て おすすめ 最高 究極 構え方 レッスン 教室

   (上掲はジュラルミン製の取り付けシャフトでの革パットの着脱ですが 

    市販品の取り付けシャフトの場合も同じように革パットの着脱が必要です)

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【おわりに】

このように

 Sing-Rest

 よく響き美しい音色顎当てというだけでも従来品と一線を画しますが

 ヴァイオリンの構え方が正しいかどうかの試金石となるうえ

 ヴァイオリンの構え方が適切ではなかった場合に矯正してくれる点でも

 従来にはない画期的な顎当てなのです

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そして

 Sing-Rest がそのようにヴァイオリンの構え方を正しくしてくれることはすなわち

 奏者に対して楽器が自由になり、楽器に対して奏者が自由になることを意味します。

加えて

 『おすすめ?最高?究極!のヴァイオリン肩当て

  HAYATE☆47 Fantasia』で詳しく書いたように

 パッドを支える支柱脚部が両側で分離しているため

 セッティングの自由度が極めて高いことから

 肩当てとしての機能や十分な高さを求めるユーザーの使用にも

 肩当ての使用を段階的にやめたいと考えるユーザーの使用にも対応するだけでなく

 肩当てを使うべきではないという考え方のユーザーにおいても

 圧倒的な響きの増幅装置として効果的に使用できる肩当てである

 HAYATE☆47 Fantasia との併用は、さらに効果的です

ヴァイオリン 顎当て あご当て おすすめ 最高 究極 構え方 レッスン 教室

(現在は、HAYATE☆47 Fantasia はジュラルミンロッドのみが販売されています)

そうしたことから既述のように

 私の教室には音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンというページもあるように

 趣味で習う一般の方から、音大生(音楽大学生)、演奏者(プロ奏者)、

 指導者(ヴァイオリンの先生)までもが、ヴァイオリン本来の奏法に基づく

 単音の響くポイントの[]と、さらには重音の二音による[差音]を学びに来て

 いますが、Sing-Rest によるさらなる豊かな響きの増加は、ヴァイオリン本来

 弾き方の[]と[差音]を一層認識し易くするのに大いに役立っています

とともに

 Sing-Rest を用いることヴァイオリンの構え方の確認と矯正にもなり

 ヴァイオリンの長時間の練習演奏が容易になっています

ヴァイオリン 顎当て あご当て おすすめ 最高 究極 構え方 レッスン 教室

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